2024年3月19日、青に白字で刻印されたプラスチックリングを装着したユリカモメを2個体見つけました。無事に番号が読めたので、標識者に報告を致しました。
<個体A> 2019年1月24日 千葉県にて標識装着
雌 成鳥(DNAによる性判定)
放鳥後、5年1ヶ月経過
2023-24シーズンは、今回の私の記録が4回目でした。
<個体B> 2015年1月7日 千葉県にて標識装着
釣り糸が絡み、足に針刺さっていたため、保護収容した個体を放鳥時に標識装着
雌・成鳥(DNAによる性判定)
放鳥後9年2ヶ月経過
2023-24シーズンの観察記録は、私の2024/3/19の記録が初で、保護放鳥後、9年も経過しての観察記録でした。標識時に成鳥であったため、10年以上生きていることは確実です。釣り糸が絡んでひょっとしたら生存が難しかったかもしれない個体が放鳥後も確実に生き続けていることが確認できることは、標識されていたからこそです。
*******
皆様の一つ一つの観察と報告が生態解明に大きく貢献しています。判明した番号が一部でも標識個体の確認ができる場合もあるとのことなので、標識された鳥類を発見されたら、お手数おかけしますが、その報告にご協力をよろしくお願いいたします。
以下がその報告方法です(山階の該当ページのテキストのコピペです)
■オンラインでの報告
↓標識報告フォームからご報告ください。
https://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwaform/
■郵送またはFAXによる報告
以下の情報をご記入のうえ、下記宛先へお送りください。
* 回収者:氏名
* 連絡先:電話番号・e-mailなど
* 足環の番号:記号や文字の全て(可能なら写真も)
* 回収年月日:発見・観察した日時
* 回収場所:市町村名・地名・地番などを詳しく
* 種名:判らない場合は写真をお送り下さい
* 性別:オス/メス/不明
* 年令:成鳥/幼鳥/不明
* 回収したときの状況:
・生きていた場合-足環をつけたまま放したかどうか。保護している場合は、その収容先。
・死んでしまっていた場合-死因や、死後どれくらい経っていたかもお知らせください。
宛先: 山階鳥類研究所
鳥類標識センター
〒270-1145 千葉県我孫子市高野山115
電話 04-7182-1107
FAX 04-7182-4342
E-mail: bmrc@yamashina.or.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿