2021年5月21日金曜日

15年ぶりの訪問

田植えの緑の中にいるシギチドリ類を見たくて、GW明けに関東の水田地帯へ出かけました。今回訪問したのは、約15年前同時期の私のフィールドノートにはたくさんのシギチドリが群れていた記録がある場所でしたが、今回は本当にごくわずかでした。

 キョウジョシギ

畔にいたキョウジョシギは1羽、キアシシギは2羽だけ。チュウシャクシギは、単独、あるいは片手で数えられる群れが点々としている程度。

 チュウシャクシギ

ちなみに、田んぼを回る前は渡り鳥を求めて林内を散策。エゾムシクイやコルリ、たくさんのアカハラのさえずりが聞かれ、クロジも林床で群れている様子を観察できました。サンショウクイも上空を3回ほど飛び回っていて、楽しい時間を過ごしました。

 コムクドリ

陽が高くなってアシ原へ移動すると、オオヨシキリやセッカの声が響いていました。そのほか期待した鳥の声を聞くことができなかったので、それは次回の楽しみにします。

 セッカ

田植えの真っ最中の田んぼにトウネン17羽を発見しました。田植機を運転をしている方に挨拶をし、そこにいる小さな鳥がトウネンという鳥の観察をしたい旨ので見てて良いかと聞くと笑顔で会釈してくださり、毎年来ているよとのこと。この場所で、長年見守られているトウネンたちは幸せです。

 トウネン

道路からじっと観察していると、時々トウネンが畔で休む時間があり、その際に様々な鳥がトウネンの群れのそばに舞い降りました。スズメやコチドリ、セグロセキレイ、カワラヒワが横に来て、人生で初めて具体的に大きさの比較をしました。こういう鳥たちとの比較ができるのが、田んぼのシギチドリの魅力のようにも感じました。

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