旅先などでお会いした人の中には、その笑顔の背景にある歩みについて楽しくお話してくださることがあります。
そのような方々は大変話上手なので時間が経つのがあっという間ですが、その話での共通の話題の一つに「言葉に関する視点」がというのがあります。それぞれの状況によって言葉は複数の意味が出てしまうもので、それが人を勇気付けるときもあれば、意図せず傷つけることがあり、だからこそ、意味がしっかりと伝わることを心がけてなくてはと思われるそうです。実はそんな話題が出ると私は自分の言葉にそのように思う節があったのかと毎回心配になり、恐る恐るお聞きすると「そうではないよ」と笑ってくださるのでひとまず安心します。しかしその片鱗があったのかもしれないという感覚は残り、帰り道では改めて言葉選びには注意していこうという気持ちになります。
私も歳を重ねてきたことで、自分の経験や視点を次の世代へ伝える機会も出てきて、言葉選びにこれまで以上の注意をしていかなくてはいけない局面に入ってきてしまいました。私自身がおしゃべり好きな分、こちらの意図しない意味をもってその言葉が伝わってしまう可能性は高いはずです。新しい世代の感覚と今の自分の意識を照らし合わせながら、伝える内容にふさわしい言葉を選んでいきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿