2014年10月29-31日に新潟県粟島へ行ってきました。私のとっては初の粟島です。
本当は28日に島に入る予定でしたが、悪天候で岩船港から粟島への船が欠航してしまい、一日遅れの入島となり、おかげで村上の宿でのんびり仕事ができました(笑)
島に入って、STさんとそのお仲間MAさんとSUさんにご挨拶。3人とも調査研究で島に入っているのですが、気合いの入った調査内容に驚きました。生物系調査研究をされている今の若い世代の皆さんは、本当に「すごい」の一言ですね。手についた無数の傷が、その調査のたいへんさを物語っていました。
STさんによると、船が欠航した嵐の後に鳥が入ってきたようで、特にベニヒワとミヤマホオジロが多いとのこと。島に入ったのは午後でしたが、鳥の姿が見られないという時間はほとんどありませんでした。
初日に見た一番大きな群れでは300-400羽くらいだったでしょうか。人生のうちに見るベニヒワのほとんどを見てしまったかもしれません。まさに、ベニヒワ祭り。
ベニヒワ Redpolls
島中、至る所ベニヒワがいるような状況で、初日は島の北側で多く群れを観察し、2日目は島の真ん中付近でも見られました。マヒワを見つける方が難しかったくらいです。3日目には群れがばらけたか、あるいは島を出てしまったかで、初日ほどの群れは見かけませんでした。2日目の夜に天の川を見に出かけた際、闇の中からヒワ類の声が聞こえてきましたので、移動を始めていたのもしれません。
この星空の中から鳥たちの声がたくさん聞こえました
Stars in the Sky
ミヤマホオジロは、公園の芝生の上にいる姿を何度も目にしました。
ミヤマホオジロ Yellow-throated bunting
時々すれ違うバードウォッチャーの方はヤマヒバリやチャキンチョウ(ズグロかもしれないとのこと)、オジロビタキなどもご覧になったようですが、我々はベニヒワやミヤマホオジロの群れに感激してしまい、あまり珍鳥探しには時間を注げませんでした(笑)。
2泊3日の滞在で、クロツグミやマミチャジナイの大きな群れが木々にいたり、初日は見られなかったメジロやルリビタキの群れ、ヒレンジャクが現れたり、鳥の移動を感じられたのは大きな収穫でした。
話は変わりますが、今回島でお会いした方を2名ほど、「バードウォッチャー化」できたかもしれません。双眼鏡や望遠鏡を使って鳥を観察する時間ができたので鳥を観る魅力を理解してもらえたようです。彼らを今後も続けてくれたら嬉しいです。
今回見つけられなくて気になっている鳥は、クロサギ。佐渡にはいるのに、なぜ粟島では見つからなかったのか?次回への課題です!
STさん、本当にすばらしい粟島をありがとうございました。滞在中に貴重なお話を聞かせていただいたMAさんとSUさんによろしくお伝えください。
Good Bye Awashima!
確認種(48種 注:あとで、追加があるかもしれません)
オオミズナギドリ、アオサギ、カワウ、ウミウ、コガモ、トビ、オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、セグロカモメ、ワシカモメ、ウミネコ、キジバト、アカゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ヒレンジャク、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、クロツグミ、シロハラ、マミチャジナイ、ツグミ、ウグイス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、オオジュリン、アトリ、カワラヒワ、ベニヒワ、マヒワ(ベニヒワの群れに少し混じる程度)、イスカ、ウソ、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
I visited Awashima Island in Niigata from 29th-31st Oct 2014. It was my first time to go there. I was very excited by the huge flocks of Redpoll and Yellow-throated buntings. According to a keen birder, Siberian Accentor is also there. We really enjoyed the migration bird flocks, especially.
Totally we could find 48 species.