神奈川県が特定外来生物「タイワンリス(クリハラリス)」の生息域拡大から、広域的な駆除を進めるという英断をしました。果樹への被害のほか、山地への拡大はニホンリスへの悪影響も考えられます。人間に連れてこられただけでタイワンリスに罪はないですが、日本のように遺存種の多い地域では、外来種対策は重要項目と捉えることが必要だと私は考えます。
生息状況によって、高密度区域(横須賀、鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)ではこれまでの取り組みを継続して個体数削減で被害低減を図り、県東部から県央部にかけての分布拡大区域(横浜、川崎、大和、藤沢、茅ケ崎市)では生息域の拡大を防ぎ、県西部の一部を含めた定着初期状態にある地域では完全排除を目指すとのこと。両区域以外を対象にした侵入警戒区域では、タイワンリスを定着させないことを目標に定めるそうです。
駆除は多くの方々の協力としっかりした予算が必要なプロジェクトです。案では防除期間を2024年度から5年間ですが、個人的には根絶に向けて最低でも10年継続できる体制になってほしいものです。
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神奈川県クリハラリス(タイワンリス)防除実施計画
外来生物法に基づく防除の公示に係る資料 素案
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/103779/09houkoku03-2.pdf
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↓約90年ぶり、国内2例目 !
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