2020年12月22日火曜日

The Importance of Rich Environment  群れる習性のある鳥

When I was  a student in U.K to study wildlife art, I had some opportunities to watch large number of waders and some colonies of seabirds, I could enjoy some different behaviors when bird was alone. I felt the importance of rich environment in which birds with a habit of flocking can live in a flock.

バードウォッチングを楽しむ方々で「たくさんの種を見たい」という人は多いと思います。私もその一人です。しかし2000-2003年のイギリス留学中に自然保護区へ連れて行ってもらったときに、おびただしい数のシギやチドリの大群と海鳥の集団繁殖地を観察する機会があり、単独でいるときとは比べものにならない行動の違いを目の当たりにして、「群れる習性のある鳥を群れで観察する重要性」も感じました。以来、日本に飛来する、いわゆる珍鳥で群れる習性がある鳥の場合は、可能な限り本来の生息地へ行って見ることを心がけるようにしています。

シロカツオドリ Gannets on the Cliff of Bass Rock in Scotland 

大沼のKさんにお願いして、函館湾に飛来するコクガンを見に連れて行っていただいたときもそうでした。谷津干潟に飛来した1羽のコクガンを観察したときには一声も鳴かなかったのに対し、函館湾に群れで飛来する彼等は非常に賑やかで、寒さを忘れてしまうほど楽しい行動観察ができました。

コクガン Brent Geese in Hakodate Bay, Hokkaido

12月に訪問した有明海沿岸でのバードウォッチングもそれを感じた旅でした。満ち潮で岸に寄ってくるハマシギたちのたくさんのおしゃべりに感激し、関東では1-2羽しか見られないダイシャクシギの群れの中のいざこざにはクスッとしてしまいました。新たな飛来地に集い始めたマナヅルとナベヅルたちの行動は、群れならではと思われる行動をたくさん観察できました。

Photos of the Birds of Ariake-Bay in Kyusyu (Saga, Nagasaki, Kumamoto)

ダイシャクシギ Curlews

ハマシギ Dunlins

ツクシガモ Shelducks

ナベヅル Hooded Cranes

 
アトリ Bramblings

複数の普通鳥が数多く生息できる環境が整って、その中をじっくり探すと珍しい鳥に出会えるような、そんな場所が日本に増えていくことを願っています。

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