2020年11月15日日曜日

モズがいる喜び

ある里山で野鳥観察していたとき、ご年配のカメラマンお二人が話しかけてきました。

話の内容は、今年はその里山の谷戸にモズが住み着いて小鳥がみんな逃げてしまい、撮影ができないので何とかならないか?とのこと。私はモズが生息していることは里山としての環境が良いことの指標にもなり得るので、それは素晴らしいことと返事をしましたが、お二人はその返答にはご不満で、モズがいることそのものが自分達の撮影には邪魔だから、追い払う良い方法が知りたいということでした。

私は、この里山にモズの生息できる環境が健全にある喜びを感じていたので、お二人の気持ちを満たす返答がもうありませんでした。

身近な環境と目の前に起きている野鳥たちの行動を考察し、それぞれの出会いの中で観察をする楽しさを理解できる人が増えるように私も少しずつですが活動を続けていきたいと思います。

人口減少の影響で全国的に里山環境が深刻な荒廃している状況ですので、改めてモズがいることの喜びを感じ、それを伝えてられる言葉を探していきたいと思います。

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