2019年5月1日水曜日

全国47都道府県鳥に出逢う旅を終えて

BIRDER誌の取材で全国47都道府県をまわりました。2019年6月号でその最終回(日本国鳥のキジを取り上げます)となります。日本という国の自然の豊かさとその自然の特性を理解するために献身的な活動をされる方々との出会いは感動の連続でした。


またそれぞれの地域の日本野鳥の会支部報や、野鳥観察グループの会報を拝見する機会がありましたが、一般種の詳細で正確な生息情報や貴重な野鳥観察記録やデータが掲載されており驚きの連続でした。ネット上などでは発信されないであろう情報が惜しみなく報告されていることにその地域の潜在能力の高さを感じずにはいられませんでした。

東京をはじめとする都市圏では、珍鳥の情報に躍起になるカメラマンのほうが目に付くのに対し、身近な鳥の動向や季節移動、毎年飛来する猛禽類の初認と終認の日を地道に調べている方がいらっしゃいます。こういうデータ収集が基礎となり、鳥の保護や環境の保全につながっています。


野鳥記録がきちんと残る仕組みがある地域で、私の行動圏と重なる地域もあり、微力ながらお役に立てそうな場所もありました。少しずつですが、地域の鳥類相の解明に貢献していかれたらと思っております。取材でお会いできたことを大切にした時間をこれからは過ごしていきたいと思っております。

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