2016年6月27日月曜日

アオサの有効利用ができるかも?

私の鳥仲間の古樹恵さんから情報をいただきました。

関東に限らず、多くの地域で干潟の大量なアオサの今後を検討していかなくてはいけないなか、県立津田沼高校生物部の学生がバイオ・エタノールを抽出したそうです。

千葉日報(yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00010001-chibatopi-l12

ほかの国みたいに、トウモロコシなど食料からエタノールを抽出しない方法を模索するのは、とても大事なことです。

若い力のこれからに、期待しています。

2016年6月25日土曜日

ヒクイナ

6月23日、オオヨシキリの追いかけっこを観察していたら、茂みの中からヒクイナの声が。姿は見られなくても、夏にちゃんとヒクイナの声が聞かれる湿地が駅から歩いて行かれる場所にあるなんて、関西地方はすてきなエリアです。

くいな橋という駅が京都府にありますが、以前は本当にクイナの仲間が多くいた場所なのでしょう。そんなことを考えた関西訪問でした。

2016年6月23日木曜日

我孫子市鳥の博物館〜夏休み大学生ボランティア募集

学生の皆さんへ

我孫子市鳥の博物館が夏休み大学生ボランティア募集をしております。
ご興味のある方、ぜひトライしてみてください。

我孫子市鳥の博物館 夏休み大学生ボランティア募集
http://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/gyoji/index.html

2016年6月21日火曜日

スズメバチは急に凶暴にはならないと思っています。

今回の里山調査の帰り道、大きなスズメバチに会いました。ガリガリと木の幹をかじる様子がおもしろかったので、もう少し近づいて撮影したかったのですが、立ち位置を変えると警戒をしたので、ズームレンズで撮影しました。

ハチの観察は、行動に注意しながらハチが攻撃に入らない距離を保てば怖いことはありません。触覚の動きや目の向きなどを見て、自分がハチの視野に入っているか、翅を広げ始めて警戒体勢になっていないか、などに気をつけることが大切です。


彼らの警戒行動や攻撃準備段階をきちんと捉えれば、夏に攻撃されることは、巣に近づかない限りまずないでしょう。ちなみに、過去に私もハチに何度も刺されたことがありますが、刺したハチたちはみんな私の不注意が原因でしたし、彼らの警戒の信号をキャッチできていなかったことが私の大きな失敗でした。

私の経験の話ではありますが、生きものが何の前ぶれもなく、急に凶暴になることはありません。だいたいいくつかのステップがあります。それをきちんと理解し、刺激をしないように退けば、何の問題も起きないことがほとんどです。

秋になると、スズメバチの巣の駆除を取り扱った番組をテレビなどでやっておりますが、攻撃的になるような状況になっているのですから人を襲うのは当たり前です。さらに、レポーターの過剰な反応や不要な効果音がついている状態で番組構成をされ、スズメバチが積極的に人を攻撃する生きもののように扱われると、私はとても悔しい気持ちになります。

ハチに限った話ではないのですが、野生生物が危険なのではなく、
“人間にとって野生生物が危険な存在に変わってしまう人間の振る舞い”
が前段階にはあるという感覚をもつことが重要で、その感覚があることで防げる事故があることを、野外を歩く方にはぜひ持ってほしいです。

スズメバチも大事な地球の一員です。非常に美しい生きものです。ハチへの近づき方を学んで、彼らのような生きものたちにもしっかり皆さんの眼差しを向けてほしいと思っています。

2016年6月20日月曜日

フィールドには宝がいっぱい!

自主的に行っている自宅近くの里山バードセンサス調査は今年で3年目。このエリアの鳥の一年のサイクルが見えてきて、そろそろこの地域の鳥たちの様子もわかってきたつもりでいましたが、まだまだ新しい発見があります。

溜池のやってくるカワセミは、いつも大きな水面のあるエリアで記録されていましたが、今回は初めて谷戸奥の小さな水たまりでも記録されました。

また、いつもは単独で飛び回る姿を確認するのみのホトトギスが、雄が2カ所で激しく追いかけっこをして争う姿が初めて確認でき、この時期としては初めてクロツグミのさえずりも午前午後の調査の両方で聞くことができました。


フィールドに出ることは、新しい出会いの機会を与えてくれます。これからも野外観察を重点に鳥の生活を知る時間を重ねていきたいと思います。

2016年6月18日土曜日

アカショウビン、ヨタカを楽しみました。

6月上旬(9-10日)に東海地方へ行ってきました。

宿に到着後、夜の鳥の声を聞こうと山間の暗い道をゆっくり進むと、すぐにホトトギス、ヨタカの声を聞かれました。

これに気を良くして、翌日夜明け前に宿を出て懐中電灯片手に稜線が見えるところまで足を運ぶと、ヨタカは03:50に2カ所から同時に声が聞こえました。空が少し白んでくると、アカショウビンが3カ所から鳴き始めました。このとき、ヨタカは空を飛ぶ様子も確認できました。


谷奥からキビタキやオオルリの声が聞こえてくると、少しずつほかの鳥も鳴き始め、ヒヨドリやセンダイムシクイ、メジロと続きました。6月に入ってからのコーラスですので、さえずり自体は音量も抑え気味のようではありましたが、種類も十分で個人的には充実した朝でした。

アカショウビンの姿を見ることはありませんでしたが、複数の番がいることで朝10時近くになっても鳴いていたのが、飛来数の少ない地域の行動の違いとして改めて勉強でき、幸福感でいっぱいになりました。

東海地方の自然にはこれまで触れる機会がほとんどなかったのですが、この地域の自然の奥深さに感激の二日間でした。

鳥ではないですが、最初の夜、宿に戻る道中で見たゲンジボタルの乱舞は、私の経験では人生で初めてといっていいほどの濃い密度で飛んでいました。光のリズムを合わせながらゆらゆらと舞うホタルの幻想的な光景を表す言葉が今でも見つけられません。

生き物を通して日本の豊かさを知る旅は新しい発見に包まれた時間でもあります。

2016年6月12日日曜日

いってらっしゃい!

このブログでもご協力をお願いしたコクガンの調査。クラウドファンディングは残念ながら不成立となりましたが、現地調査は実施されるようです。

現地に2時間で行かれるヘリではなく、水陸両用車とボートで2日をかけて現地入されるとのことです。現地では500番という数のコクガンがいるようですが、広大な湿地の500番ですから、きっと多くのご苦労が待っていることでしょう。

こちらからは応援をするしかないのですが、まずは無事に帰ってこられることをお祈りし、今年の秋に全国に飛来する足環装着個体の発見への努力と発見できたときの報告をすることで、雁の里親友の会の活動を微力ながらのお手伝いをしたいと思っています。


コクガンのコースターが届きました。現地のロシア研究者と日本からの調査隊の方々を、これを毎日使うことで身近に感じながら、調査の安全を祈りたいと思います。

2016年6月11日土曜日

新記録

私の車(1500cc、4WD、マニュアルシフト)で、これまで釧路〜根室で出た最高の燃費は18.0km/リットルでしたが、このたび中央高速道路上りルートの走行中に超えました。

駒ヶ岳PAで給油し、走り出して順調に17km/リットルを超えたので18を超えるのではと思い、シフトチェンジとアクセルワークに気をつけて走ったところ、境川PA手前になって18.1を記録したので、そのままPAに入り、撮ったものです。

この後、少し登りが続いたので数値は一度17km/リットル代になり、18.1を更新することはなかったのですが、帰宅時には道東タイ記録の18.0km/リットルになりました。

この車のカタログでの燃費値は15.8km/リットルだったと記憶しているのですが、走り方によってはカタログ値以上の数値が出ることを改めて実感。


18.1km/リットル。

たった100mではありますが、7年前に買い、約12万キロを走った車で、この数字更新は嬉しいです。エコカー減税非対象車ではありますが、丁寧に乗るという「エコ」があることを、この車は教えてくれます。

マニュアルシフトは 車を操っている感覚があって、やっぱりいいですね。日本車のほとんどATとなりましたが、4駆でマニュアル、5ナンバーサイズの車は、どこの会社でもいいので作り続けてほしいカテゴリーです。

NPO法人バードリサーチ(ツバメかんさつ全国ネットワーク)の活動 Drop Catcher

東名高速道路下り線・鮎沢パーキングで休憩をしたとき、認定NPO法人バードリサーチが配布しているツバメの巣のふん受けがありました。

Drop Catcher for nest of Barn Swallow, by BIRD RESEARCH(NPO)
http://www.bird-research.jp/

受けにも止まっていることから、警戒はまったくされていないことがわかります。

現物を見たのは初めてでしたが、かわいいイラストで「いいね!」を押したくなりました!

バードリサーチ
http://www.bird-research.jp/

ツバメかんさつ全国ネットワーク
http://www.tsubame-map.jp/1_michi/funuke_katuyo.html

このあと、新東名も途中まで使ったのですが、立ち寄ったいくつかのSAやPAにツバメそのものの姿がほとんどありませんでした。まだ新しくてツバメの目に止まっていないのでしょうか。それともツバメがもともと巣を作りにくい建物なのでしょうか?

設置にはいろいろな課題があるとは思いますが、壁に巣材がつきやすい部分をうまく作って、ツバメの雛の誕生を少しでもサポートできるように全国のNEXCOの方々にご協力いただけたら、1人の鳥好きとして嬉しいです。


ちなみに、光学機器メーカーのバンガードで連載していた野鳥の記事でも、バードリサーチのツバメ・プロジェクトを紹介しました。お時間があるときに、ご覧いただけましたら幸いです。

2016年6月9日木曜日

Googleロゴが!

6/9のGoogleのロゴが女性バードウォッチャー!
このロゴ、おそらく今日だけです。
いますぐGoogleトップページへ!
https://www.google.co.jp/

フィービ・スネツィンジャーさんについて
http://ddss-msv.hateblo.jp/entry/PhoebeSnetsinger

2016年6月7日火曜日

ミサゴ Ospley

今回の蕪島訪問中、滞在した場所の近くではミサゴも観察できました。上空にやや風があり、その向かい風を利用して停空飛翔をしていました。

そのミサゴの美しい姿に、しばし見とれていました。


An ospley, flying against wind

蕪島 the Best colony of Black-tailed gull to visit.

青森県蕪島を中心にした海鳥スケッチ旅行へ、鳥仲間3名と行ってきました。蕪島は日本有数のウミネコ繁殖地。昨秋、神社が火災で全焼してしまったのですが、ウミネコの繁殖期とは重複しなかったので、ウミネコの飛来に支障がなかったようです。

かわいい雛連れをたくさん観ることができました。


Kabushima in Aomori is one of the greatest place to watch the colony of Black-tailed gull. It takes about 15 minutes walk to the island from JR East Same station on Hachinohe line. About 3.5hours by Tohoku-Shinkansen from Tokyo to Same.

About Kabushima 



(Japanese narration only)

The nesting site has been protected by the fishermen as the gulls guide the best point of taking fish.

Why don't you visit the Kabushima? 

2016年6月1日水曜日

「人と人を繋げる」という人生の中での “仕事”

今回の道南訪問は自然を観ることももちろんですが、第一の目的は私の大切な友人を繋げることでした。

地域の自然環境を見つめる方と、若い力がつながれば、おもしろいことが起こる。

いろいろな場面でそれを体験してきたので、今回もきっとそうなるだろうと思っています。みなさんのお話を聞いていると、共通の知り合いもいるようですから、おそらくいずれ顔を合わせることになっていたかもしれませんが、このような場を提供できたことは私の人生の中で、とてもうれしいことです。私の人生での喜びの糧をなりました。

人と人を繋げることは、私がこれまで多くの方々にしていただいたこと。直接御礼をすることができないこともあるので、こういう形でその方への感謝を表していきたいと思っています。