北海道の旅行では、私は旅情を大切にしたくてフェリーや列車を選ぶことが多いのですが、2013年6月に寝台特急「北斗星」に乗った時の写真が携帯から出てきました(帰りの大宮で下車したときの画像です)。このときは往復北斗星でした。
B寝台個室切符手配にギリギリまでみどりの窓口で奮闘したのが、なつかしいです。北斗星に乗り始めたときは、もう常に満席の状況でしたから、このとき、まさか人気の北斗星がなくなってしまうとは想像もしていませんでした。
夜のレールが刻むジョイント音を時々聞きたくなります。各地で走り始めている豪華寝台列車では、あの旅情は難しいようにも思います。豪華列車では、乗り合わせた人たちの事情がそれほど多様でないところが、私の好みではありません。あの「旅情の差」は、定期運行が生んでいると感じます。
定期運行寝台列車は時刻を守りながら淡々と走り、時間をかけて乗客を目的地まで送り届けるという、その健気で純粋な雰囲気だからこそ、あの旅情が出るわけで、そういうなかでの車掌さんの配慮や、運転手の「職人的」な心意気が映えるのです。
豪華列車では決してできないサービスです。
豪華列車も新幹線もいいけれど、やはりオーソドックスな寝台車の存続や復活をJRにはお願いしたいところです。
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