2015年4月20日月曜日

市貝町へ Gray-faced Buzzard

文一総合出版の野鳥雑誌BIRDER2014年9月号で、オオタカ保護基金による地域交流を深めながらの繁殖地保全活動が紹介されていました。そのサシバの記事に大変興味をもち、サシバが飛来する時期に合わせて生息環境を確認したいと思っていました。

4月19日、行ってきました。

Car Parking Michi-no-eki ICHIKAI (Free of Charge)

車の駐車場は道の駅に。この道の駅は2014年にオープンしたばかりで、マスコットがサシバです。 


サシバの雛のキャラクター化が、イラストレーターの立場からすると、
ちょっとタヌキっぽくなりすぎかも?



心の和む里山の風景が広がっていました。
Beautiful View of Satoyama.

朝7時に現地に到着し、午後1時ころまでかなりのペースで歩きました。携帯電話の歩数計ですが、24000歩。18km歩いていました。そんなに歩いたかな?

途中シュレーゲルアオガエルの声や尾の先が曲がったエナガなどを楽しみました。今回同行した鳥仲間のYCさんとフィールドを一緒に歩く度に思うのですが、YCさんの生き物センサーの鋭さはさすがです。関東の里山はほぼ初めてというのに、次々といろいろな生き物を見つけていく姿に驚きました。

でも、かといって、自然を見つめる視線がギスギスしていない優しさを兼ね備えているのは、生き物の種類を多く見ることよりも、自然環境を“観る”ことに重点を置いたフィールドワークだからでしょう。サシバをほとんど見たことのないというYCさんが止まったサシバも発見してくれました。そういえば、乗鞍のライチョウのときも、先に見つけていましたねぇ。

サシバの雄 Gray-faced Buzzard

サシバは今回、声のみが1回、見られたのは2羽(うち、1羽は帰りの車の中から電線に止まる個体)。これから続々と飛来しそうです。キジやヒバリが非常に多い地域で、ツグミやタヒバリ、シメなどの冬鳥たちもまだ飛び回っていました。こういう普通の鳥が普通にいる場所は、お散歩しているだけでも楽しい場所です。

キジ Japanese Pheasant 

しかし、意外にもムクドリを見ませんでした。イカルの声もしても良さそうな雑木林が周囲に広がっていましたが、当日は確認できず。

時期を変えてまた訪問し、季節の変化の様子や、今回確認できなかった生き物たちとの出会いを楽しめればと思います。


秋の渡りが話題のメインになりやすいサシバですが、子育てがうまくいかなければ、その渡りもいずれなくなってしまいます。市貝町の繁殖地保全への理解、オオタカ保護基金への支援や協力をお願いできれば幸いです。


オオタカ保護基金

I went to Ichikai-cho city in TOCHIGI with Ms. Yossy to look for Gray-faced Buzzard. The Bird Magazine BIRDER 2014 September issue introduced the project of protecting breeding environment of this raptor in the City. 

Although a little bit earlier than good season to enjoy the birds of prey, we found 2 individuals and listened 1 call.

The Gray-faced Buzzard is dramatically decreasing now because of vanishing breeding environment. However, it is not easy to keep good breeding environment for gray-faced buzzard.

Please support the protecting project by the goshawk fund, if you are happy.

The Goshawk Protection Fund (Sorry Japanese only)

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