2016年9月29日木曜日

不作 Grey-streaked Flycatcher

毎年、自分のフィールド内の木の実の成りの様子を見て回るのですが、今年はミズキ類とエゴノキの実の成りが非常に悪いです。エゴノキは2年連続で不作。2014年に見られたようなヤマガラの木の実を見るのは今年も難しいかもしれません。
http://hiyokichibird.blogspot.jp/2014/11/collecting.html

クヌギやコナラのドングリもあまりいい状態ではないです。そのせいか、平地ですでにカケスが上空を移動する姿が見られます。

私の住む地域では、去年ドングリが豊作でカケスはほとんど山から下りてきませんでしたが、今年は来てくれるかもしれません。自然環境とのつながりを意識した野鳥観察は、とても楽しいです。

ちなみに、アカメガシワは豊作。エゾビタキが来ていました。

Grey-streaked Flycatcher

Grey-streaked Flycatcher came to Japanese Mallotus.

ハヤブサ Young Hunter

若いハヤブサのハンティング飛翔を観ることができました。やはり最後の最後で追い込めない状況が続き、そのまま獲物には逃げられてしまっていました。

狩りには『経験値』が必要なようです。狙われたコアオアシシギは,最初はサギの群れの合間に入るようにしていたのが興味深く、ハヤブサはまずはそこからコアオアシシギだけを離すようなアタックをかけていました。

Peregrine Falcon (probably first year)

Changing direction before diving into prey.

2016年9月27日火曜日

フクロウ

こんな研究発表がありました。

交通騒音がフクロウ類の採食効率へ及ぼす影響
https://www.ffpri.go.jp/press/2016/20160920/index.html

フクロウにとって車の音が邪魔ということでしょう。

北大や国立研究開発法人森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが解明した内容です。ノビタキやオオジシギの渡りなどについても今年はいろいろわかってきましたが、こういう研究内容を教えていただけることは野鳥を見つめる私にはたいへん興味深いです。

フクロウ類への出会い方を、もっともっと慎重にする必要が出てきました。公共交通機関で行くか、遠くのパーキングに止めてなるべく歩いて行くようにしなくてはいけないですね。


フクロウの写真をもっていないので、北海道のつながりでノビタキとノゴマを並べてみました。

SL修復の匠

たまたま見つけたのですが、すてきなボランティア活動です。ぜひこういう想いを若い世代へ継承してほしいです。再度走らせるようにするだけが修復だけではないと、つくづく感じました。

SL修復の匠がC12形蒸気機関車をレストア開始
https://www.youtube.com/watch?v=M2hxq27l3VE

2016年9月26日月曜日

ぜひ図鑑も持って

鳥を見に行くとき、双眼鏡は必須ですが、私は図鑑も持っていきます(たまには忘れてしまうこともありますが)。不明な鳥を見つけたときに、その場で新鮮な記憶のままで確認するのが大事だよと教わった経緯もありますが、やはり見た印象で照合できるのがいいです。先日見たギンムクドリも、図鑑を持ち歩いていたことでまずは観察に専念できました。


時々、気にかけていなかった部分が特徴(識別ポイント)だったりして、とても楽しく思っています。

最近、野鳥写真を撮るご年配の方々には図鑑を持たない人が多いように思います。フィールドに出るとそんな方が何人も会うことがあります。

ちょっと珍しい鳥が現れた場所に行くと、かなりしっかりとした機材やカモフラージュの服を着るカメラマンさんなどでも、到着直後に探すよりも先に望遠鏡で観察している私に聞いてくることがあります。教えて差し上げるのは問題ないのですが、まずはご自身でも探してみることをしてみたら楽しいですよとお伝えしたくなることがあります。また、そういう方はだいたい図鑑を持っていないことが多く、識別もご自身で挑戦したらいいのに…と思うこともしばしばです。

私が子供の頃の先輩方は、皆、図鑑を持っていました。私が図鑑を見ていても、ご自身の図鑑で教えてくださり、それがとても勉強になりました。


望遠レンズに比べれば、図鑑なんて安いものです。小型で手軽なものもたくさん出ています。重さもレンズに比べたらホントに軽いものです。ぜひ図鑑を持って、フィールドへ行って、ご自身でも見分けにチャレンジしてみてはいかがでしょう?きっと頭の体操にもいいはずです。


図鑑を持ち歩かない方からは、

「調べ方がわからない」

と言われることが多いのですが、まずは時間のあるときに眺めるだけもいいです。図鑑のどのページあたりに、どんな鳥が出ているかをなんとなくわかるようにしておくのがコツです。昆虫や植物に比べると、種類も少ないですし、最初は「どんな形の鳥がいるか」を見るだけでも構いません。


私は海外に行く前には、とにかくその地域の鳥の図鑑を眺めるようにし、あまりにも鳥の種類が多いときは、付箋に科の名前を書き込んでつけておいて、調べやすくします。

日本で記録のあるおよそ600種の記録がありますが、年間300種を見るのはかなり難しいと思います。まずは50〜100種類から名前と特徴が一致するように覚えていくのがいいでしょう。本州でかなり頑張っても、200〜250種程度です。

自分が見つけた鳥を自分で見分けられたら喜びも倍増して「お得」ですよ!若いバードウォッチャーにはそうやって楽しんでいる人、すごく多いです。


来月からは、フィールドへ図鑑を持って行きませんか? 持ち歩いてボロボロになった図鑑でいろいろ調べている方って、かっこいいと思います。

2016年9月24日土曜日

平成28年台風10号等災害義援金

平成28年台風10号等災害義援金を日本赤十字社が受付をしております。みなさんの暖かいご支援をお願い致します。郵貯銀行の窓口ならば、振込手数料は免除されるようです。

平成28年台風10号等災害義援金

※以下、コピペですので、実際のお振込の際はご確認をお願い致します。

+++++++++

1.郵便振替(ゆうちょ銀行・郵便局)
口座記号番号 00100-6-324140
口座加入者名 日赤平成28年台風10号等災害義援金

※ゆうちょ銀行の振込用紙の半券が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。(詳しくはこちら)
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。
(ATMによる通常払込みおよびゆうちょダイレクトをご利用の場合は、所定の振込手数料がかかります)
※その他の事情により、赤十字が発行する受領証をご希望の場合は、「受領証希望」の旨と下記①~⑧を日本赤十字社パートナーシップ推進部あてFAXにてご連絡をお願いいたします。なお、現在大変多くの協力をいただいていますので、受領証発行にはしばらく時間を要します。ご了承ください。
①義援金名 ②氏名(受領証の宛名) ③住所 ④電話番号
⑤寄付日 ⑥寄付額 ⑦振込人名 ⑧口座番号
+++++++++++

よろしくお願い致します。

2016年9月21日水曜日

ヤンバルクイナ 大宜味村で繁殖 Okinawa Rail

マングースの対策を進めてきたことで、大宜味村でも繁殖が確認されました。2005年ころには絶滅寸前となりましたが、マングースの捕獲や人工繁殖などを進めてきた結果、ここまで繁殖する地域が南下してきたことは嬉しいことです。

RBC THE NEWS「ヤンバルクイナが大宜味村で繁殖」2016/09/20
https://www.youtube.com/watch?v=YNNtYKW224s
(ヤンバルクイナがカエル?を追いかけるシーンは必見!)

しかし、マングースが根絶できたわけではないですし、今後もヤンバルクイナの存在が継続していくためには、猫の里親探しやマングース対策の継続のため、多くの方の協力が必要です。

NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄
http://yanbarukuina.jp/
あなたのできること
http://www.yanbarukuina.jp/support/

どうぞよろしくお願い致します。

This is very successful story of protection of Okinawa rail. The southernmost tip  of the fligtless bird breeding area is recovering by Ogimi village in Okinawa.

What a fantastic news for all birdwatchers,  isn't it ?



2016年9月19日月曜日

カイツブリ Little Grebe

カイツブリがアメリカザリガニを食べているところを観察していると、チュウシャクシギやキアシシギのように脚を取り除いて食べていました。

Little Grebe

2016年9月18日日曜日

なぜムナオビトサカゲリ?


東京湾の有名な探鳥地、葛西臨海公園の鳥類園にて。

ここの解説看板に、なぜかオーストラリアが主要な生息地であるBanded Lapwing(ムナオビトサカゲリ)の絵が入っていました。日本での記録は現在一つもないはずの鳥が描かれているのはなぜだろうと首を傾げてしまいました。

ハマシギはわかるように描かれているので、せめて文章に書いているメダイチドリかチュウシャクシギにしてほしかったです。バックに飛んでいる鳥の中には、オオミズナギドリもいるように見受けられます。おそらく台風後などには来るでしょうけれど、この地でよく見られる鳥ではないはずです。

来園者にとって、看板はその地域の自然を知る第一歩。大事なものなので、鳥に限らず、生き物の種類選定には注意をしてほしいと思った次第です。

シェアする喜び

伊佐沼に出ているサルハマシギを見に行きました。望遠鏡で観察していると、お散歩に来たというご近所にお住まいのご婦人2人が、

「たくさんいらして、みなさんは何をご覧になっているんですか」

と、声をかけてきました。ちょっと珍しい鳥が来ていて、それを見ていることを伝えて望遠鏡で見てもらったのですが、

「あら、こんなかわいい鳥がいるなら、早く見たかったわ。こんなふうに実物を見せてもらったのはあなたが初めて。どうもありがとう」

とのこと。お話を伺うと、8月にレンカクが来たときには、カメラマンは鳥のいることは教えてくれるし、写真も見せてくれるけれど、実際のものを見せてくれることはほとんどないそうです。

バードウォッチングには、「シェアする喜び」というエッセンスもあるように私は思います。英国で、たくさんの人がいる観察小屋内で一番後ろで見ていた私を一番前の人が呼んでくださって、見せてくださったことがあります。その御礼を言うと、

「ここにいるみんなが見ないと楽しくないでしょ」

といって、本当に、本当に素敵な笑顔をしてくれました。こういう経験をするといろんな人に親切をしたくなりますよね。

私の子供の頃を思い出すと、

「カメラの望遠レンズだと見えにくいけれど、見てみるかい?」

と、覗かせてくれるカメラマンによく会ったように思いますが、今は変わってしまったのでしょうか。ちょっと、いやいや、かなり残念です。

タシギ

シマアジいた場所の近くに、タシギもいました。

Common Snipe

秋のシマアジ

蓮の隙間に空いた水面にコガモの群れをいくつか発見。群れを確認していくと、やはりいました。シマアジ!

シマアジ(右)

2016年9月16日金曜日

ギンムクドリ〜 心躍る出会いは、こまめに確認すること 

西日本での取材の帰り道で、ムクドリの群れを見ていたときのこと。

電線に止まる群れの中には多くのコムクドリも混じり、その数の多さに “渡り” を感じていました。ふとその群れから私の目の前に舞い降りてきた1羽のムクドリは、白っぽい色合いだったので、てっきりそれもコムクドリだと思っていた鳥がよく見ると嘴と足がオレンジ色!嘴と足がオレンジであっても、全体的な雰囲気からしてムクドリではないという直感があり、頭の中でムクドリの図鑑ページをめくっていくと、ヒットしたものがあった。

ギンムクドリ!

本当にそれでいいのか?と不安になると、そのときにちょうど飛び立ち、上空を飛んでいくムクドリの大群に吸い込まれてしまいました。飛び立ったそのときに見えた翼の白斑の大きさや位置は見覚えのあるコムクドリのものとは違いやや “イカルチック” に見え、翼下面の下雨覆の白と風切羽の黒がはっきりと分かれており、コムクドリの印象とは大きく異なっていました。

ここでコムクドリは判定リストから外すことを最終的に決意。ギンムクドリとして手帳には書き込みました。普通種のムクドリの群れだといって、蔑ろにしてはいけないことを改めて切実に感じた出会いでした。

写真もないので証拠がないのですが、あのとき確かにギンムクドリは私の目の前にいたのでした。ワクワクする出会いはこまめに確認、そして、突然です。

2016年9月10日土曜日

谷津干潟でのフィールドスケッチ会

8月28日に谷津干潟で、tingさんと一緒に呼びかけて開催しているフィールドスケッチ会を行いました。

フィールドスケッチ会報告↓
http://fieldsketchbook.blogspot.jp/2016/09/828.html

今回はなんと小学生が来てくれました。子供の目線、視点
勉強になることが多かったです。

2016年9月7日水曜日

ビザ申請

8月の話ですが、ビザ申請のためにある大使館に行ってきました。こういう機会でもないと、堂々と大使館には入れないので、貴重な機会と思い、行ってきました。申請後のパスポートに張られているのは、入国許可と滞在期間が記入されたシール。

これでひとまず入国準備は完了です。あとは健康管理ですね。

2016年9月3日土曜日

地域の足を支える使命感

近畿圏へ取材旅行に行きました。2泊3日のあいだ、近鉄電車にお世話になりましたが、路線マップを見ると近鉄には多くの支線があり、宿から一番近い湯の山線に乗ってきました。


名古屋や大阪、奈良、京都、伊勢志摩などを快速で結ぶ本線のスピードとは程遠い、のんびりした雰囲気の線でしたが、地域の足を支える使命感のようなものが伝わってきました。本線のスピードではゆっくり確認できないケリの姿も、この線だとちゃんと確認できます。

速さだけではない近鉄電車の魅力を感じます。

終点の湯の山駅まで行き、菰野駅まで歩きましたが、途中でコシアカツバメの群れを観察できました。電線に止まる姿を見たのは、何年ぶりでしょうか。

盲腸線の楽しさを再認識したひとときでした。

Red-rumped swallow

2016年8月31日水曜日

イタリア地震義援金受付(日本赤十字社)

日本赤十字社による2016年イタリア中部地震救援金の受付が始まりましたのでお知らせ致します。

2016年イタリア中部地震救援金の受付
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2016_2/index.html
可能な範囲での皆さんのお心遣いを、よろしくお願い致します。

2016-0924追記:
わずかではありますが、送金をしてきました。

2016年8月27日土曜日

最近のお気に入り写真

私の場合、カメラは基本的に連写をしないので画像データの管理は比較的楽なのですが、たまに整理をしないとやはり外付けHDも次のものが必要になってしまいます。

写したことは覚えていたのですが、写真整理をしていて、やっと見つけた一枚です。撮影したのは今年の春で、ピントもやや甘いのですが、私にはシジュウカラの後ろ姿に惹かれるものがあり、ちょっと気に入っている写真です。

Great Tit

2016年8月25日木曜日

ミャンマーでも地震

イタリアで地震が起きたばかりですが、ミャンマーでも地震があったようです。

ミャンマー地震 バガンの仏教遺跡にも大きな被害(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010653931000.html

マグニチュードではイタリア地震よりも大きいので、今後の情報によっては海外への救助要請や支援などが必要になってくるかもしれません。

こちらも赤十字の募金の情報が出ましたら、またお知らせします。

イタリア地震

イタリアで大きな地震があり、亡くなった方も多数いるようです。甚大な被害が出ている模様で、BBCではドローンを使ったような画像を放送しています。

BBC : Italy earthquake: Death toll rises to at least 159
http://www.bbc.com/news/world-europe-37171953

赤十字などの寄付の受付が始まりましたら、このブログで紹介します。

応急的な復旧と、人々の生活と地域経済が安定する復興が重要な地域だと思います。多くの地震を経験する日本だからこそできる支援があると思います。

2016年8月24日水曜日

シマフクロウ Blakiston's fish owl

日本野鳥の会が恒久的なシマフクロウの保護区を設置したようです。シマフクロウが安心して子育てができる場所が少しでも増えることはうれしいことです。
http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/441272064.html

Project for Blakiston's fish owl
http://www7b.biglobe.ne.jp/~japan-birding/news.html
About Blakiston's fish owl
https://en.wikipedia.org/wiki/Blakiston%27s_fish_owl



本州の秋、北海道生まれのノビタキはいない!?

おもしろい記事がありましたので、お知らせします。

森林総研のページ
北海道の草地性鳥類(ノビタキ)は大陸経由で南下してインドシナ半島で越冬する ―小鳥の新たな渡り経路を発見―
http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2016/20160822-01/index.html

毎日新聞の記事
<渡り鳥ノビタキ>本州通らず中国へ 越冬地への経路解明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000107-mai-soci.view-000

秋、本州を通過するノビタキに北海道生まれの個体がいないか、非常に少ない可能性が出てきました。では、本州で秋に見られるノビタキはどこから来るの?という疑問がでてきます。自宅(本州です)の近くの通るノビタキに直接インタビューしたくなります。

聞き耳頭巾が欲しい!

2016年8月19日金曜日

ミゾゴイ繁殖!

横浜市繁殖センター(川井宿町/市川典良所長)がこのほど、昨年国内初となるミゾゴイの繁殖に成功したことに対して、繁殖賞を受賞したそうです。
http://www.townnews.co.jp/0105/2016/08/18/344531.html

傷病個体による飼育下での繁殖が軌道に乗ることと、野外での繁殖環境の保全を同時に進めていくことが、これからも多くの人の知恵によって進められていくことでしょう。

ひっそりと生きる生き物への理解が深まることを期待しています。

ひっそり生きる生き物の話題と言えば、もう一つ。自然を窃盗する人は許してはいけませんので、こういう動きは歓迎です。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-338630.html

Young探鳥会交流会

Young探鳥会交流会で、「野鳥のプロ」としてTさんと私で皆さんにお話をする機会をいただきました。Tさんは野鳥ガイドとしてのみならず、識別や海外の野鳥に詳しいことから図鑑の作成などにも関わっているので、深くてとてもいい話をされていました。私が、たいへん勉強になりました(笑)。パワポもずいぶんしっかりしたものを作っていて、「ああ、ずいぶんと差がでちゃったなぁ」と。若い世代の方々には、ぜひぜひTさんのような積み重ねをしていってもらいたいですね。

Tさん、お疲れさまでした。

2016年8月16日火曜日

かわいいけれど、やっぱり外来種なので。

お盆前に訪れた千葉県我孫子市手賀沼では、コブハクチョウの雛が育っていました。

かわいいけれど、やはり夏に大型のハクチョウがいると水草の生育に大きな影響がありますので、好ましいことではありません。2016年現在、特定外来生物にはなっていませんが、「かわいいから」 「のどかな光景だから」という理由で外来種の増加を許容してしまうのは、もう世界の時代の流れからは大きく外れた考え方でしょう。

環境省
我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/files/gairai_panf_a4.pdf


以前、水辺環境の保全に関わるプロの方にお聞きして興味深かったのは、在来種の水草は冬にオオハクチョウやコハクチョウに食べられても翌春には芽を出して繁茂できるけれど、夏に外来種のコブハクチョウに食べられると途端に姿を消すとのこと。もともとの自然のサイクルにはないプレッシャーがかかると、日本のように遺存種が多い地域の自然は影響を受けやすいようです。

しかし雛を殺すのは忍びないので、せめてこれ以上のコブハクチョウの繁殖を抑えることで数を減らしていく方法の確立や努力は、手賀沼のみならず日本全国で始めていってほしい取り組みの一つです。

シギチの季節到来

休耕田にシギチを観察しに行きました。種類は多くなくても、これから壮大な渡りをする鳥たちの姿を観察できる時間は、とても贅沢なものだと思います。

旅の安全を祈りつつ、30分ほど観察して帰りました。

Little Ringed Plovers

2016年8月15日月曜日

終戦の日

8月15日、終戦の日。私の義祖父は戦地で尊い命の最期を迎えました。

戦後71年。

戦後という言葉は、戦争を体験した人にどんなふうに感じられるのだろうかと、思うことがあります。私の実の両祖父は、戦地に行くことはなく、終戦の日を迎えました。そのため、戦争について、歴史の一つとして学んだだけの私と、自分の祖父のことは祖母から聞くだけになってしまった妻の捉え方は違いました。国に司る人たちには、目先のことにとらわれず、先見の明を持って政をしてほしいと、心から願うようになりました。

戦争で亡くなった人を数で表現してはいけないと思っています。それは沖縄の平和祈念公園で、改めて学びました。終戦の日には、亡くなった一人一人に名前があり、家族がいて、友達がいて、それが突然奪われたことを、思い出す日にしたいと思います。

それをしていれば、平和のために必要な行動は自ずと見えてくると信じています。

2016年8月11日木曜日

クマゼミ

埼玉ではほとんど聞くことがないクマゼミ。神奈川では現在は7月くらいから頻繁に聞かれるようになりましたが、私がまだ子供の頃は憧れのセミで、クマゼミの声を聞くのは、広島原爆慰霊の日を中継するNHKの画面から、というのが長く続きました。

8月10日、早朝の新幹線に乗って京都へ。
クマゼミの声が私を出迎えてくれました。

やはり、クマゼミの声は、関西でしっかり聞くのがいいですね。

2016年8月9日火曜日

サンカノゴイ

8月8日午後、カメラマンたちのピークの過ぎたこんな時期にもサンカノゴイに会えたら嬉しいな〜と思い、湿地へ。

Chinese little bittern

予想通り、残念ながら会えませんでした。しかしコアジサシやヨシゴイ、さえずりをせずに茂みに潜むオオヨシキリの姿を観察できました。特にコアジサシは台風の近づく強めの風の中を向かい風で飛ぶためにスピードが遅くなり、しきりに動かしている様子をきちんと観ることができ、楽しい時間となりました。

環境がしっかりしていれば、いろんな鳥がいます。目的だけが目的ではないという面白みが、バードウォッチングにはあります。

2016年8月7日日曜日

ポケモンGOで学ぶ「バードウォッチングの作法」

ポケモンGOが日本でも配信され、いろいろな意見が報道されていますが、このゲームに対する意見は、「目的の対象を探して歩き回る、見つかったら人が集まってくる」などの行動の基本パターンの似ているバードウォッチングや野鳥撮影が周囲の人に感じさせてしまう内容が含まれているように感じています。

ポケモンGOは配信元が出現などはコントロールできますが、野鳥の出現はそれができないので、ポケモンGOよりもさまざまなトラブルの可能性が高いはず。今のポケモンGOのプレーヤーに対する多くの意見は、バードウォッチングや野鳥撮影に当てはまるものとして、耳を傾けている日々です。

2016年8月4日木曜日

環境省 タンチョウの給餌終了

北海道のタンチョウがひとまず数が増加したとのことで、給餌を終了するようです。

タンチョウ、北海道東部の給餌事業を将来的に終了する方針
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160728/dly1607280034-n1.html

体の大きな鳥で移動能力も高いと思いますので、これを機にこれまで以上に多くの個体が道東域からの分散を始め、各地でタンチョウが見られるようになるでしょうか。

これからの行動変化が楽しみです。

2016年8月2日火曜日

ヒメアマツバメ

イヤーリストを初めてつけている今年。自宅近くで今年初のヒメアマツバメを確認しました。毎年観察できている鳥ではありますが、今年に限って(?)、今日まで見られていませんでした。

ヒメアマツバメが去った後に黒い雲がジワジワと接近。やはり雨が近いのかな?

2016年7月31日日曜日

ネパール復興が遅れないように…

ネパールが大地震の復興で一番大事な時期です。こんな時期に辞任なんて…。

ネパール首相が辞任 地震からの復興に遅れ懸念
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160725/k10010608051000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001

いろんな理由があるのかもしれませんが、政治は、つらい現状のネパールの人たちがこれ以上つらくなることがないようにしてほしいものです。

2016年7月28日木曜日

Official Report of leg flag waders

I am very happy to be listed my record on 24th April 2016 in Ibaraki pref about the pacific golden plover, on the Official Report of leg flag waders!

http://waders.org.au/wp-content/uploads/2014/03/WADER-WATCH-Section-Newsletter-No.96.pdf

About the bird on my blog.
http://hiyokichibird.blogspot.jp/2016/04/golden-time.html

世界初!カンムリウミスズメの人工巣繁殖 Japanese murrelet

既にご存知の方も多いかと存じますが、日本野鳥の会保護研究部が人工巣でのカンムリウミスズメの繁殖を確認しました。地道な改良を加えての成功のようです。日本野鳥の会、頑張っています!

http://kanmuriumisuzume.seesaa.net/article/440310342.html

世界中で日本近海にしかいないカンムリウミスズメ。このような取り組みで絶滅の心配から少しでも遠のいてくれることを祈っています。

海鳥の保護は、野生化での繁殖を維持することがとても重要なので、どうぞ皆さんのご支援をよろしくお願い致します。

The wild bird society of Japan announced that the 5 chicks of Japanese murrelet has been hatched in artificial nests. Please check the website below.
http://www7b.biglobe.ne.jp/~japan-birding/news.html

Japanese murrelet


2016年7月26日火曜日

イワヒバリ

秋の高地トレッキングに備え、トレーニングへ行ってきました。
イワヒバリが思いのほかすぐそばまで来て、なかなか前に進めないことも多く、思っていたより歩く距離が短くなってしまいました。


2016年7月25日月曜日

アイドリング・ストップを

私も車の利用者ですが、アイドリングストップには、お財布の面も含め、かなり厳しく取り組んでいます。

高速道路のパーキングに停車中のトラック、駅のロータリーで客待ちのタクシー、公園でくつろぐ人生の先輩方の自家用車などでもエンジンのかけっぱなしをよく目にします。

限りある資源、大切にしてほしいと思います。

2016年7月23日土曜日

ルノーって、すばらしい!

先日このブログで紹介した、ルノー・トゥインゴのマニュアル車。即日完売だったそうですが、今後も導入を前向きに検討してくれている模様です。

http://response.jp/article/2016/07/23/278904.html

日本車のマニュアル車がどんどんなくなっているので(スバル・次期インプレッサでマニュアル車はなくなるとのこと!)、欧州のマニュアル車が日本にオフィシャルルートで入ってくるのは本当にうれしい話です。しかも、エントリーモデルで、というのがニクいです。

ルノージャポン・マーケティング部マネージャーのフレデリック・ブレンさんに拍手!

2016年7月22日金曜日

九州ふっこう割

熊本地震の影響で観光に影響があったため、九州の旅に役立ててもらおうと九州ふっこう割が設定され、人気のようです。

こういう割引はきっかけを作る上ではよいのですが、継続して九州を訪問して応援をしていきたいという人を支援する割引にするというプランで設定することが必要だと強く感じています。

先日、飲みながらの話ではありましたが、例えば3回分の割引が設定されて、回数を重ねるうちに割引率が上がっていくようなシステムにするなど、とにかく長い期間応援することが本当の支援だろうという話題になりました。

支援はイベントではありませんし、復興は継続した支えで成り立つものです。

今回九州のふっこう割を得た方々には、ぜひ九州に足を何度も運び、ふっこう割でお財布に余裕ができた分を現地でのお買い物に使っていただきたいものです。

2016年7月20日水曜日

ポケモンGOの配信について

ついに日本でも配信か?というニュースを今朝見ました。そこで一つ思いついたこと。

日本では、全国各地で大型の野生動物の被害に遭っているエリアを重点的かつ継続的にポケモンを出してくれると、たくさんの若者が楽しみながらイノシシやサル、シカの追い払いに一役買ってくれるようにも感じていますが、そういう策はできないものでしょうか。農家の方々にとっては、イノシシやサルが、シカは本当に『モンスター』です。

もちろん、実際の田畑などの私有地には入らないように設定した上での話ですが。。。

それにしても時代ですね。ゲームがこんな形になるとは想像もしませんでした。特に、交通事故が起きないことをまずは祈るばかりです。自動車や自転車の運転中の方々、どうぞポケモン歩行者に気をつけてください。ポケモンGOをやっていて事故に遭った人は、相手に損害賠償請求できないようにしてほしいものです。

2016年7月16日土曜日

245種 BIRDER Diary 2016

今年に入ってからバーダーで付録についていた手帳を使って、イヤーリスト(その年に見た鳥の種類数を記録する)を付けています。

http://hiyokichibird.blogspot.jp/2016/04/blog-post_6.html

7月16日に改めて何種類観察したのかを確認したところ、245種になっていました。5月に山形県飛島と知床に行ったのがやはり大きかったです。その後はやはりゆっくりと確認数を増やしています。開始当初は250種で十分と思っておりましたが、ここまでくると、できれば 300種を狙いたくなります。九州や沖縄に行けば、狙える数字でしょうか。

先日こちらのブログにも書いたヨシゴイやササゴイは地元での確認が最初で、地元だけでの種類数のチェックもおもしろいと思い始めています。来年の課題でしょうか。

My year list of bird on my diary from January to 16th July, I have seen 245 species by 16th July. I hope to watch more birds, wishing 300species !!!

A king fisher at the Isanuma, Saitama pref.

2016年7月15日金曜日

5ナンバー、マニュアル車! New Twingo

ちょっと鳥以外の話題。こんな車が日本で発売されます。

ルノー・トゥインゴ
http://www.renault.jp/car_lineup/twingo/5s_and_packsport/index.html

今の車を変えるつもりは全くないのですが、日本車はどんどんサイズが大きくなってマニュアル設定がなくなっていますので、外国の車でもこういう車が日本で発売されるのは、嬉しいニュースです。いまやどんどん大きくなっているBMWのNew Miniですが、元祖英国Mini開発当初の基本軸 『極めて経済的な4人乗りの小型車』を感じさせるだけではなく、どことなく2代目日産マーチやBe-1を彷彿とさせる外観は、「新しいのに、懐かしい」です。しかもRRなんて、ルパンのフィアット・NUOVA500のようです。

おしゃれなことをしますね。

マニュアルは2つ。5Sは169万円〜、Packsportは199万円〜。限定50台ずつ。あっという間に売れてしまいそうです。(17:55追記 もう予約が台数には達しているそうです)

荷室は小さいでしょうけれど、小さい車ではいかに持っていく荷物を減せるかという調整が楽しみとしてついてきます。大きな車にたくさん荷物が載るのは「当然」ですから。

街の中で会える日を楽しみにしたいと思います。

Renault Japon will release a new small car, twingo. Especially I am looking forward to seeing  the manual shift model "5S" or "packsport", as Japanese car companies are reducing to sell the manual shift model, and size is bigger and bigger... I love any small and manual car, it makes me having a good thinking time to reduce the luggage weight, and to think the best gear by myself for saving energy. It also gives me another opportunity to consider the best choice for eco-life style further, not only for cost.

2016年7月13日水曜日

ヨシゴイ

前回のササゴイのように地元で探していて、今回初めて観察できました。しかし、今日は出ることを予想しておらず、記録用の機材が中途半端。無理矢理のデジスコで。


自分の住んでいる地域の自然のことを知るというのは、やはり楽しいです。

2016年7月12日火曜日

雲の上へ Smaller snow patch.

7月9日、暑さを避けてというわけではないのですがちょっと高山帯へ行ってきました。連日の都会の暑さを忘れるほど涼しかったのですが、陽射しがあると汗ばむくらいの気温まで上がることもありました。

今年は雪が格段に少なく、下の写真に写るこの雪の量は、だいたい8月くらいの量だそうです。雪が少なかったことが周辺の生態系にトラブルを起こしていなければいいのですが。


当日はもう少し天気が崩れてもいいと思うくらいの、いいお天気。数年前は雨男だったのですが、今年は晴れ男です。

ホシガラスやカヤクグリ、イワヒバリなどが元気に飛び回っていました。

We did not have much snow last winter. The patch of snow on the mountain in the photo is smaller than regular summer, according to a ranger. 

I am afraid of water shortage for plants around there.

2016年7月11日月曜日

カブトムシ


近くにアオバズクのいる森がありますが、このカブトムシの残骸はこの公園に多いカラスの仕業でしょう。


2016年7月8日金曜日

初ササゴイ Green-backed heron

家の近所でずーっと探していたササゴイを初めて見つけることができました。人に聞けば生息エリアもすぐにわかるのかもしれないですが、地図を見ながらウロウロしたほうが楽しいケースもあります。

私は、ササゴイの、あの “フワフワしたゆっくりのはばたきの割にスイスイと飛翔スピードが速い”のが好きです。気のせいか羽ばたきの度に体が上下する印象があるのは、体が軽くて一回のはばたきのストロークで捉える風が大きいからなのでしょうか。

河原でじっとしていると、川を往復する姿を何度か観察できました。

楽しい時間でした。


Green-backed heron in Saitama (6th July)

Green-backed heron is one of my favorite birds in Japan, because of elegant wing beat the bird has.

携帯電話やネットの普及で、現在は野鳥情報を得るとカーナビゲーションなどに場所を入れてピンポイントで出かける方々がかなり多くなりました。とにかく見る、あるいは何はともあれ撮影することに目的があるときは、それは有効な手段ですが、なんというか、それ以上の喜びは得にくいものです。

私がこれまで続けてきたバードウォッチングは、かなり非効率的なものであり、Watchingよりも “Searching” がほとんどです。しかし、これがこれまで私が長年バードウォッチングを続けてこられた理由のようにも思います。

もちろん私にも鳥を見始めて間もない頃があり、鳥がいる場所を教えていただくことがほとんどの時期もありました。

しかし「鳥が好きな環境」というものは、その鳥がいるその場にボンと行くだけではしっかりとは見えてこないことが多いです。いない場所、いそうな場所、目的以外の鳥がいる場所などを経て、ようやくその鳥に出会えそうな条件が見えてきます。そうしているうちに目的の鳥に会えると、すべての観察経験が「つながり」をもちます。

このように、すべての経験が一本の道になるその瞬間がたまらなく楽しいと思えることが、探鳥プロセスを面倒とは感じないバードウォッチャーにしてくれたように感じています。

地図を見たり、現場の周辺環境を確認しながら歩き回ることで、かなりのハズレを繰り返していくけれど結果として “経験値” は少しずつ上がっていて、一人の観察のときであっても発見の機会を逃さないバードウォッチャーになっていること。これが私の理想です。

小学生のとき、初めて参加した探鳥会で幹事だった故・浜口哲一先生が
「鳥は鳥だけで生きているのではなく、周りの環境と深いつながりをもって生きているんだよ」
と話してくださったこと。

中学生のときに出会った若いカップルの英国人バードウォッチャーが
「身近な鳥が自分の会いたい鳥のすべてのヒントをくれているんだよ」
と教えてくれたこと。

このほかにも、野鳥観察の極意を惜しみなく伝えてくださった多くの方々がいて、そのお一人お一人に心からの感謝です。

「見るだけではない野鳥観察の楽しさ」を教えてくださった方々への恩返しを念頭に、これからの活動を構築していきたいと思います。

2016年6月27日月曜日

アオサの有効利用ができるかも?

私の鳥仲間の古樹恵さんから情報をいただきました。

関東に限らず、多くの地域で干潟の大量なアオサの今後を検討していかなくてはいけないなか、県立津田沼高校生物部の学生がバイオ・エタノールを抽出したそうです。

千葉日報(yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00010001-chibatopi-l12

ほかの国みたいに、トウモロコシなど食料からエタノールを抽出しない方法を模索するのは、とても大事なことです。

若い力のこれからに、期待しています。

2016年6月25日土曜日

ヒクイナ

6月23日、オオヨシキリの追いかけっこを観察していたら、茂みの中からヒクイナの声が。姿は見られなくても、夏にちゃんとヒクイナの声が聞かれる湿地が駅から歩いて行かれる場所にあるなんて、関西地方はすてきなエリアです。

くいな橋という駅が京都府にありますが、以前は本当にクイナの仲間が多くいた場所なのでしょう。そんなことを考えた関西訪問でした。

2016年6月23日木曜日

我孫子市鳥の博物館〜夏休み大学生ボランティア募集

学生の皆さんへ

我孫子市鳥の博物館が夏休み大学生ボランティア募集をしております。
ご興味のある方、ぜひトライしてみてください。

我孫子市鳥の博物館 夏休み大学生ボランティア募集
http://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/gyoji/index.html

2016年6月21日火曜日

スズメバチは急に凶暴にはならないと思っています。

今回の里山調査の帰り道、大きなスズメバチに会いました。ガリガリと木の幹をかじる様子がおもしろかったので、もう少し近づいて撮影したかったのですが、立ち位置を変えると警戒をしたので、ズームレンズで撮影しました。

ハチの観察は、行動に注意しながらハチが攻撃に入らない距離を保てば怖いことはありません。触覚の動きや目の向きなどを見て、自分がハチの視野に入っているか、翅を広げ始めて警戒体勢になっていないか、などに気をつけることが大切です。


彼らの警戒行動や攻撃準備段階をきちんと捉えれば、夏に攻撃されることは、巣に近づかない限りまずないでしょう。ちなみに、過去に私もハチに何度も刺されたことがありますが、刺したハチたちはみんな私の不注意が原因でしたし、彼らの警戒の信号をキャッチできていなかったことが私の大きな失敗でした。

私の経験の話ではありますが、生きものが何の前ぶれもなく、急に凶暴になることはありません。だいたいいくつかのステップがあります。それをきちんと理解し、刺激をしないように退けば、何の問題も起きないことがほとんどです。

秋になると、スズメバチの巣の駆除を取り扱った番組をテレビなどでやっておりますが、攻撃的になるような状況になっているのですから人を襲うのは当たり前です。さらに、レポーターの過剰な反応や不要な効果音がついている状態で番組構成をされ、スズメバチが積極的に人を攻撃する生きもののように扱われると、私はとても悔しい気持ちになります。

ハチに限った話ではないのですが、野生生物が危険なのではなく、
“人間にとって野生生物が危険な存在に変わってしまう人間の振る舞い”
が前段階にはあるという感覚をもつことが重要で、その感覚があることで防げる事故があることを、野外を歩く方にはぜひ持ってほしいです。

スズメバチも大事な地球の一員です。非常に美しい生きものです。ハチへの近づき方を学んで、彼らのような生きものたちにもしっかり皆さんの眼差しを向けてほしいと思っています。

2016年6月20日月曜日

フィールドには宝がいっぱい!

自主的に行っている自宅近くの里山バードセンサス調査は今年で3年目。このエリアの鳥の一年のサイクルが見えてきて、そろそろこの地域の鳥たちの様子もわかってきたつもりでいましたが、まだまだ新しい発見があります。

溜池のやってくるカワセミは、いつも大きな水面のあるエリアで記録されていましたが、今回は初めて谷戸奥の小さな水たまりでも記録されました。

また、いつもは単独で飛び回る姿を確認するのみのホトトギスが、雄が2カ所で激しく追いかけっこをして争う姿が初めて確認でき、この時期としては初めてクロツグミのさえずりも午前午後の調査の両方で聞くことができました。


フィールドに出ることは、新しい出会いの機会を与えてくれます。これからも野外観察を重点に鳥の生活を知る時間を重ねていきたいと思います。

2016年6月18日土曜日

アカショウビン、ヨタカを楽しみました。

6月上旬(9-10日)に東海地方へ行ってきました。

宿に到着後、夜の鳥の声を聞こうと山間の暗い道をゆっくり進むと、すぐにホトトギス、ヨタカの声を聞かれました。

これに気を良くして、翌日夜明け前に宿を出て懐中電灯片手に稜線が見えるところまで足を運ぶと、ヨタカは03:50に2カ所から同時に声が聞こえました。空が少し白んでくると、アカショウビンが3カ所から鳴き始めました。このとき、ヨタカは空を飛ぶ様子も確認できました。


谷奥からキビタキやオオルリの声が聞こえてくると、少しずつほかの鳥も鳴き始め、ヒヨドリやセンダイムシクイ、メジロと続きました。6月に入ってからのコーラスですので、さえずり自体は音量も抑え気味のようではありましたが、種類も十分で個人的には充実した朝でした。

アカショウビンの姿を見ることはありませんでしたが、複数の番がいることで朝10時近くになっても鳴いていたのが、飛来数の少ない地域の行動の違いとして改めて勉強でき、幸福感でいっぱいになりました。

東海地方の自然にはこれまで触れる機会がほとんどなかったのですが、この地域の自然の奥深さに感激の二日間でした。

鳥ではないですが、最初の夜、宿に戻る道中で見たゲンジボタルの乱舞は、私の経験では人生で初めてといっていいほどの濃い密度で飛んでいました。光のリズムを合わせながらゆらゆらと舞うホタルの幻想的な光景を表す言葉が今でも見つけられません。

生き物を通して日本の豊かさを知る旅は新しい発見に包まれた時間でもあります。

2016年6月12日日曜日

いってらっしゃい!

このブログでもご協力をお願いしたコクガンの調査。クラウドファンディングは残念ながら不成立となりましたが、現地調査は実施されるようです。

現地に2時間で行かれるヘリではなく、水陸両用車とボートで2日をかけて現地入されるとのことです。現地では500番という数のコクガンがいるようですが、広大な湿地の500番ですから、きっと多くのご苦労が待っていることでしょう。

こちらからは応援をするしかないのですが、まずは無事に帰ってこられることをお祈りし、今年の秋に全国に飛来する足環装着個体の発見への努力と発見できたときの報告をすることで、雁の里親友の会の活動を微力ながらのお手伝いをしたいと思っています。


コクガンのコースターが届きました。現地のロシア研究者と日本からの調査隊の方々を、これを毎日使うことで身近に感じながら、調査の安全を祈りたいと思います。

2016年6月11日土曜日

新記録

私の車(1500cc、4WD、マニュアルシフト)で、これまで釧路〜根室で出た最高の燃費は18.0km/リットルでしたが、このたび中央高速道路上りルートの走行中に超えました。

駒ヶ岳PAで給油し、走り出して順調に17km/リットルを超えたので18を超えるのではと思い、シフトチェンジとアクセルワークに気をつけて走ったところ、境川PA手前になって18.1を記録したので、そのままPAに入り、撮ったものです。

この後、少し登りが続いたので数値は一度17km/リットル代になり、18.1を更新することはなかったのですが、帰宅時には道東タイ記録の18.0km/リットルになりました。

この車のカタログでの燃費値は15.8km/リットルだったと記憶しているのですが、走り方によってはカタログ値以上の数値が出ることを改めて実感。


18.1km/リットル。

たった100mではありますが、7年前に買い、約12万キロを走った車で、この数字更新は嬉しいです。エコカー減税非対象車ではありますが、丁寧に乗るという「エコ」があることを、この車は教えてくれます。

マニュアルシフトは 車を操っている感覚があって、やっぱりいいですね。日本車のほとんどATとなりましたが、4駆でマニュアル、5ナンバーサイズの車は、どこの会社でもいいので作り続けてほしいカテゴリーです。

NPO法人バードリサーチ(ツバメかんさつ全国ネットワーク)の活動 Drop Catcher

東名高速道路下り線・鮎沢パーキングで休憩をしたとき、認定NPO法人バードリサーチが配布しているツバメの巣のふん受けがありました。

Drop Catcher for nest of Barn Swallow, by BIRD RESEARCH(NPO)
http://www.bird-research.jp/

受けにも止まっていることから、警戒はまったくされていないことがわかります。

現物を見たのは初めてでしたが、かわいいイラストで「いいね!」を押したくなりました!

バードリサーチ
http://www.bird-research.jp/

ツバメかんさつ全国ネットワーク
http://www.tsubame-map.jp/1_michi/funuke_katuyo.html

このあと、新東名も途中まで使ったのですが、立ち寄ったいくつかのSAやPAにツバメそのものの姿がほとんどありませんでした。まだ新しくてツバメの目に止まっていないのでしょうか。それともツバメがもともと巣を作りにくい建物なのでしょうか?

設置にはいろいろな課題があるとは思いますが、壁に巣材がつきやすい部分をうまく作って、ツバメの雛の誕生を少しでもサポートできるように全国のNEXCOの方々にご協力いただけたら、1人の鳥好きとして嬉しいです。


ちなみに、光学機器メーカーのバンガードで連載していた野鳥の記事でも、バードリサーチのツバメ・プロジェクトを紹介しました。お時間があるときに、ご覧いただけましたら幸いです。

2016年6月9日木曜日

Googleロゴが!

6/9のGoogleのロゴが女性バードウォッチャー!
このロゴ、おそらく今日だけです。
いますぐGoogleトップページへ!
https://www.google.co.jp/

フィービ・スネツィンジャーさんについて
http://ddss-msv.hateblo.jp/entry/PhoebeSnetsinger

2016年6月7日火曜日

ミサゴ Ospley

今回の蕪島訪問中、滞在した場所の近くではミサゴも観察できました。上空にやや風があり、その向かい風を利用して停空飛翔をしていました。

そのミサゴの美しい姿に、しばし見とれていました。


An ospley, flying against wind

蕪島 the Best colony of Black-tailed gull to visit.

青森県蕪島を中心にした海鳥スケッチ旅行へ、鳥仲間3名と行ってきました。蕪島は日本有数のウミネコ繁殖地。昨秋、神社が火災で全焼してしまったのですが、ウミネコの繁殖期とは重複しなかったので、ウミネコの飛来に支障がなかったようです。

かわいい雛連れをたくさん観ることができました。


Kabushima in Aomori is one of the greatest place to watch the colony of Black-tailed gull. It takes about 15 minutes walk to the island from JR East Same station on Hachinohe line. About 3.5hours by Tohoku-Shinkansen from Tokyo to Same.

About Kabushima 



(Japanese narration only)

The nesting site has been protected by the fishermen as the gulls guide the best point of taking fish.

Why don't you visit the Kabushima? 

2016年6月1日水曜日

「人と人を繋げる」という人生の中での “仕事”

今回の道南訪問は自然を観ることももちろんですが、第一の目的は私の大切な友人を繋げることでした。

地域の自然環境を見つめる方と、若い力がつながれば、おもしろいことが起こる。

いろいろな場面でそれを体験してきたので、今回もきっとそうなるだろうと思っています。みなさんのお話を聞いていると、共通の知り合いもいるようですから、おそらくいずれ顔を合わせることになっていたかもしれませんが、このような場を提供できたことは私の人生の中で、とてもうれしいことです。私の人生での喜びの糧をなりました。

人と人を繋げることは、私がこれまで多くの方々にしていただいたこと。直接御礼をすることができないこともあるので、こういう形でその方への感謝を表していきたいと思っています。

2016年5月31日火曜日

早く見つかって…

今回の道南訪問中、男の子が山中で行方不明になるというニュースが流れ、山の上から捜索をするヘリを見かけました。

燃料補給のためだと思いますが、何度も函館方面を往復しておりました。

31日現在、まだ見つかっていない男の子。早く見つかってほしいです。


6月7日追記:見つかってよかったです。ほっとしました。

ツツドリ

道南では、ツツドリを2回見ることができました。


2016年5月30日月曜日

ヒグマの爪痕 Brown Bear

5月26-29日に道南へ行ってきました。案内してくださったのが現地の自然に詳しい方でしたので不安はありませんでしたが、木に真新しいヒグマの爪痕があちこちにあるエリアに入ったときは、さすがに気が引き締まりました。

New claw marks of Brown Bear in Hokkaido

コクガン

バードウォッチャーの皆さんへ

何度もすみません。でも、お願いせずにはいられませんので。

BIRDER取材で訪問した「雁の里親友の会」の池内俊雄さんが、日本では希少な冬鳥として飛来するコクガンの繁殖地、レナ川河口部の広大な湿地へ入るため調査費用支援を呼びかけておられます。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

毎年コクガンがやってくるということが、これからも日本で続くためには、やはり繁殖地での調査が重要です。あと、100万円ほどで成立です。

ぜひ皆さんのお力を!

2016年5月25日水曜日

オジロワシ White-tailed Eagle

今回の北海道訪問では、オジロワシに何度も会いました。昔は夏に見ることは非常に少なかったオジロワシが、5月でも苦労せずに見られるようになって、なんだか不思議な気持ちです。

White-tailed Eagle in Hokkaido in summer

ケイマフリ Spectacled Guillemot

BIRDER2016年6月号では、寺沢さんのすてきなケイマフリの写真が掲載されていますが、今回私が撮影できたのはこんな画像。研究者でも、カメラマンでもないので私はこれで満足です。大きく写っている写真は、寺沢さんのようなちゃんとしたプロ・カメラマンさんにお任せです。

月刊BIRDER(文一総合出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B01D531BVU/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01D531BVU&linkCode=as2&tag=b0c53-22

Spectacled Guillemot

以下の報告を見ると、天売島ではケイマフリは2004年以降は増加傾向にあるようで、うれしいニュースです。
http://www.seabird-center.jp/keimafuri_2015.pdf

1985年の調査では800羽もいたようですので、まだまだ増加の道半ばです。個体数が回復するように、継続して彼らの生息環境が守られるように、人間が自然との付き合い方のルールを尊守していくことが大事です。

ノゴマとノビタキ Ruby and Stone

北海道ならではの風景だと思いながら観察・撮影しました。

Siberian rubythroat  and African Stonechat


ウミアイサ Red-breasted Merganser

宿の近くを流れる川で、ウミアイサを見ることができました。

Red-breasted Merganser

海岸にもたくさんのウミアイサ。


夏にカモ類を多く見るのは関東在住の人間にはとても不思議な感覚ですが、これが南北に長い日本のおもしろさです。よく観察すると、ウミアイサだけではなく、海岸にはアビも群れでいました。

ヤツガシラを観察しました Hoopoe

5月18日、北海道の海岸線でヤツガシラを観察しました。遭遇を想定していなかったので、目の前にフワッと舞い降りたときは本当にヤツガシラかと始めは目を疑いました。

このような偶然の出会いでは、鳥そのものの印象や周囲の自然環境の様子の記憶の残り方は、情報を得てから行くのとではまったく違います。鳥との出会いを自分の “経験値” として蓄積できるので、次回同じような環境に赴いたときに、「ヤツガシラが来るかも」という予測につなげることができるからです。この醍醐味は一度味わうとクセになります。

私一人しか観察していなかったので、地域の野鳥情報を管理する方への送付用に写真を10枚ほど撮って、あとはじっくり静かに観察。



虫を捕えると、まず頭を叩いて動きを止めてから飲み込む行動を何度もしっかり観察できました。

5月にヤツガシラに会えたという偶然、餌を食べる一連の行動を観察できたこと、そして私にとって初めて「潮騒を聞きながらのヤツガシラ」を経験できたこと。このような多様な充実感を得られる観察ができたことすべてが、“rich” なこと。

記録を最寄りのビジターセンターにお伝えしたところ、5月の観察例は珍しいのではないか、とのことでした。貴重な記録に貢献できてこと、光栄に思います。

I met a Hoopoe in Hokkaido in May. It was unexpected for me to watch the bird in the area. Generally the hoopoe comes there in April in Hokkaido, according to a  birder in this patch. It might be one of the irregular record.

2016年5月24日火曜日

しつこくてすみません!でも、皆さんのお力を!(コクガン調査支援のお願い)

前回のブログでもお伝えした「コクガン調査のクラウドファンディング」ですが、5/24現在で59%の達成率です。期日が迫っておりますので、改めてお願いをします。

成立まで、あともう少し、皆さんのお力が必要です。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

どうぞよろしくお願い致します!

2016年5月16日月曜日

コクガン調査支援のお願い 

BIRDER連載取材先で伺った「雁の里親友の会」の池内俊雄さんが、コクガンの捕獲・調査のためレナ川河口部の広大な湿地へ入るための調査費用支援を呼びかけておられます。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

この夏に計画しているコクガン調査で、現地へ入るために不可欠なヘリコプターのチャーター代金確保のためのクラウドファンディングです。

皆様のあたたかいご理解とご支援をよろしくお願い致します。


5/11現在、36%の達成です。
5/17現在、53%の達成です。

これまで、日本に飛来するマガンやヒシクイなどの繁殖地が正確に解明でき、日露双方で同時に保護策を講じた結果、個体数の増加に繋がりました。また、ハクガンやシジュウカラガンの飛来数復活プレジェクトでは着実に成果を上げた方々による、コクガンの新たな調査プロジェクトです。

何卒、よろしくお願い致します。


5/17追記
1人の鳥好きとして、協力させていただきました。
謎の多いコクガンです。ぜひとも皆さんのお力をお願い致します。

2016年5月15日日曜日

2016春・飛島 枝かぶりのキビタキ

2016年の飛島訪問で撮影したキビタキ雄。オリーブ色の羽がほとんどない個体でした。

私の場合、鳥との出会いはだいたい枝かぶりの状態。遠くにいってしまうのは困るので、まずはじっとして、いいところに出てくるまで待ちします。

もちろん、見えないままに去ってしまうことも多々ありますが、その場合でも隙間から見えた部分の印象は、何ものにも代え難い、大切な“思い出”になります。

2016年5月9日月曜日

録音機の成果 Song of White's Thrush

5/9早朝、里山に設置した録音機にトラツグミのさえずりが記録されていました。これまで3年のセンサスでは冬から早春にのみ記録されていたトラツグミが5月にもいることがわかり、新しい発見となりました。地域の野鳥を記録するということは、いろいろな手法を用いてようやく入り口が見えてくることなのだと、つくづく感じました。

It was the first record for me to record the song of  White's Thrush on 9th May, set up recorder in the forest near my house. I did not find any White's Thrush in May there on my own route census of bird researching.

It shows that we need to do a lot of way as many as possible to know the avifauna in my patch.