2016年6月18日土曜日

アカショウビン、ヨタカを楽しみました。

6月上旬(9-10日)に東海地方へ行ってきました。

宿に到着後、夜の鳥の声を聞こうと山間の暗い道をゆっくり進むと、すぐにホトトギス、ヨタカの声を聞かれました。

これに気を良くして、翌日夜明け前に宿を出て懐中電灯片手に稜線が見えるところまで足を運ぶと、ヨタカは03:50に2カ所から同時に声が聞こえました。空が少し白んでくると、アカショウビンが3カ所から鳴き始めました。このとき、ヨタカは空を飛ぶ様子も確認できました。


谷奥からキビタキやオオルリの声が聞こえてくると、少しずつほかの鳥も鳴き始め、ヒヨドリやセンダイムシクイ、メジロと続きました。6月に入ってからのコーラスですので、さえずり自体は音量も抑え気味のようではありましたが、種類も十分で個人的には充実した朝でした。

アカショウビンの姿を見ることはありませんでしたが、複数の番がいることで朝10時近くになっても鳴いていたのが、飛来数の少ない地域の行動の違いとして改めて勉強でき、幸福感でいっぱいになりました。

東海地方の自然にはこれまで触れる機会がほとんどなかったのですが、この地域の自然の奥深さに感激の二日間でした。

鳥ではないですが、最初の夜、宿に戻る道中で見たゲンジボタルの乱舞は、私の経験では人生で初めてといっていいほどの濃い密度で飛んでいました。光のリズムを合わせながらゆらゆらと舞うホタルの幻想的な光景を表す言葉が今でも見つけられません。

生き物を通して日本の豊かさを知る旅は新しい発見に包まれた時間でもあります。

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