2019年10月30日水曜日

大雨で現れた湿地

10/30、台風19号とその後の大雨でできた湿地にムナグロ33羽、タゲリ1羽、ハマシギ20羽、アオアシシギ8羽(5羽+3羽)が来ていました。10月下旬に当地でこれだけのシギ・チドリ類がこの場所に集まっている様子は、初めての経験です。

しかしすぐ側では刈り取りが間に合わなかった水田がそのままになっており、この飛来状況を素直に喜べない自分がいます。農家の方々のお気持ちを思うと、本当に心が痛みます。

ハマシギ

タゲリ

アオアシシギ

ムナグロ

2019年10月27日日曜日

歩き慣れた自分のフィールドの中で。メスアカケバエも久しぶりに確認!

10/27、野鳥観察に興味を持った方々と一緒にフィールドを歩きました。アトリの大群との出会いやタゲリ初認をしたり、鳥の観察でも収穫がありましたが、ビギナーの視点は、長年バードウォッチングをしている私が “慣れてしまった” 大事な感覚をたくさん思い出させてくれました。

オナガガモ

歩いたのはよく訪問するフィールドですが、鳥を観察する上で、また一つ新しい視点を持つことができました。お二人に感謝です。

今秋、久しぶりにメスアカケバエが多く発生中。2014年以降も見ていない訳ではないですが、今年は道端で塊で見られています。

2019年10月26日土曜日

ジョウビタキ初認

台風19号と10/25の大雨の影響で、いつも見て回る環境は普段の様子とは全く変わってしまいました。いつもは水のない場所では、カモが泳ぎまわるほどの水位になっていました。しばらくはいつも通りのバードウォッチングではなくなってしまいそうですが、いつもように歩いて、野鳥たちを探したいと思います。

今日、ジョウビタキを初認し、姿は見られませんでしたが、ビンズイの声も空から降ってきました。これから冬鳥たちの到着が楽しみです。

2019年10月24日木曜日

Pine Grosbeak ギンザンマシコ

I saw many migrating birds, Snow Buntings, Asian Rosy Finch for example, in Eastern Hokkaido. Especially it was the first time in my life that I saw 55  Pine Grosbeaks of the scenery of migrating.

3泊4日で北海道へ行ってきました。海岸沿いでは2時間に12種396羽もの鳥が目の前を渡っていく光景に遭遇しました。ユキホオジロも通過し、渡りという大きな流れの中に自分がいることがとても嬉しかったです。その中には55羽のギンザンマシコも含まれ、感激でした。私は初めて一日にギンザンマシコを55羽も見ましたが、これは人生で最初で最後のような気がしています。

砂州では、一日ゆっくり寝転んでいたらハギマシコがそばにやってきたり、甲高い声の方に目を向けるとシジュウカラガンの群れが通過していきました。北海道へ行くと、ついついあちこちへ行ってしまうのですが、じっとして鳥のほうからやってくるのを待つのも楽しいことを教わった旅でした。

Pine Grosbeak

Brent Goose

Bean Goose

2019年10月18日金曜日

日本赤十字社 令和元年台風第19号災害義援金受付のお知らせ

日本赤十字社が令和元年台風第19号災害義援金の受付を開始しております。皆様の温かいご支援をお願いいたします。

受付期間
2019年10月16日(水)から2020年3月31日(火)まで

お手続きの際は、必ず以下の該当サイトをご覧ください。

令和元年台風第19号災害義援金
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/19/

以下、義援金情報です。
+*+*+*+*+*

日本赤十字社では、令和元年台風第19 号に伴う災害により、各地に甚大な被害が生じております。この災害で被災された方々を支援するため、下記のとおり義援金を受け付けております。

1.ゆうちょ銀行・郵便局
口座記号番号 00190-8-515005
口座加入者名 日赤令和元年台風第19号災害義援金

※ゆうちょ銀行の振込用紙の半券が受領証の代わりとして税制上の措置が受けられます。
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。(ATMによる通常払込みおよびゆうちょダイレクトをご利用の場合は、所定の振込手数料がかかります)

2.銀行振込
三井住友銀行 すずらん支店 普通 2787555
三菱UFJ銀行 やまびこ支店 普通 2105553
みずほ銀行 クヌギ支店 普通 0620464
口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」

※お振込先のお間違いが多くなっておりますので、お振込前に必ず銀行名や口座番号等をご確認の上、お振込ください。
※銀行振込の際の利用明細票が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。

お寄せいただいた義援金は、全額を被災地に設置された義援金配分委員会にお届けいたします。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

2019年10月17日木曜日

JAL「令和元年台風15号被害」被災者支援マイルのお知らせ

日本航空が「令和元年台風15号被害」被災者支援マイルを行なっています。
皆様の温かいご支援をお願いいたします。

お手続きの際は、以下のサイトをご確認ください。

JAL「令和元年台風15号被害」被災者支援マイル

https://www.jal.co.jp/jalmile/use/charity/2019/typhoon15/

お申込期間
2019年9月24日(火) 17:00(日本時間)~2019年10月31日(木)23:59(日本時間)

必要マイル数
1口500マイル~(500マイル単位)

1マイル=1円相当として、ご協力いただいたマイル相当額を寄付いたします。
チャリティ寄付先 社会福祉法人 千葉県共同募金会

2019年10月16日水曜日

シメとマヒワの初認

16日午前中の観察で、近所の大きな池のある公園上空をシメが通過し、丘陵地のメジロの群れにマヒワが混じっていました。これから冬鳥が到着するシーズンに入りました。シメは例年よりも、ちょっと早めでした。

ヒヨドリも群も随分と大きくなってきました。鳥たちの移動が本格的になってきました。

それにしても、台風19号の嵐をどうやって彼らはやり過ごしたのでしょうか?野鳥たちには、いつも脱帽です。

2019年10月14日月曜日

日本赤十字社 令和元年台風第15号東京都(島しょ地域)義援金受付のお知らせ

日本赤十字社では、令和元年台風第15号東京都義援金の受付がされています。東京都島しょ地域の甚大な被害への義援金となります。

皆様の温かいご支援をお願いいたします。

受付期間
令和元年9月30日(月)から令和元年11年30日(土)まで

詳細は以下のサイトをご確認の上、お手続きをお願いいたします。

令和元年台風第15号東京都義援金の受付について
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/151/index.html

今回の台風19号の義援金受付情報も後日出されると思いますので、その際はまた、皆さんの温かな気持ちを、どうぞよろしくお願いいたします。

2019年10月13日日曜日

ANA 令和元年台風第15号千葉県災害へのマイル寄付を開始

全日空が令和元年台風第15号千葉県災害へのマイル寄付を開始しています。

以下のサイトをご覧いただき、可能な範囲で構いませんので、皆さんの優しさをお願いいたします。

令和元年台風第15号千葉県災害へのマイル寄付を承ります
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/news/info/2019/190926_donation.html

お詫び:
受付のサイトチェックが遅くなりました。お知らせが遅くなってすみません。

2019年10月7日月曜日

また行きたくなるお店とは

増税直前の9/29、珍しく街に出かけて40年近く続くフランス料理屋さんに行ってきました。食事中にちょっと会話した店員さんも、お支払いの時にお話ししたコックの方も、とても気持ち良いご対応で雰囲気が良く、また何かの機会に伺えたらと思いました。

増税直後には、ちょっと奥まった路地に最近できたばかりという、和食屋さんへ。とても雰囲気の良いお店で、また来たいと思っています。

また行きたくなるお店というのは、やはり「雰囲気がいい」ということなのでしょうね。それは、老舗でも新しいお店でも一緒だと改めて感じた時間でした。

日本赤十字社 令和元年台風第15号千葉県災害義援金受付開始のお知らせ

令和元年台風第15号千葉県災害義援金の受付を開始いたしましたので、お知らせいたします。皆様の温かいご支援をお願いいたします。また、振り込みをされる際は、事前に必ず以下のサイトをご確認ください

令和元年台風第15号千葉県災害義援金について
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/15/

+*+*+*+*
1.ゆうちょ銀行・郵便局
口座記号番号 00100-8-451648
口座加入者名 日赤令和元年台風第15号千葉県災害義援金
※ゆうちょ銀行の振込用紙の半券が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。
(ATMによる通常払込みおよびゆうちょダイレクトをご利用の場合は、所定の振込手数料がかかります)

2.銀行振込
三菱UFJ銀行 やまびこ支店 普通 2105547
三井住友銀行 すずらん支店 普通 2787549
みずほ銀行 クヌギ支店 普通 0620448

口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」

※お振込先のお間違いが多くなっておりますので、お振込前に必ず銀行名や口座番号等をご確認の上、お振込ください。
※銀行振込の際の利用明細票が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。

3.千葉県支部での受付
千葉銀行 本店営業部 普通 4098126
口座名義は「日本赤十字社千葉県支部 支部長 森田健作(モリタ ケンサク)」
※ご利用の金融機関によっては、振込手数料が別途かかる場合があります。

ゆうちょ銀行の振込用紙の半券や金融機関の振込時の利用明細票は、受領証の代わりとなり、「免税証明書」として寄附金控除申請の際にご利用いただけます。この場合における確定申告手続きの際は、義援金専用口座への振込みであることが確認できる書類(下記に掲載の義援金募集要綱など)の添付などが必要になります。

<受領証の代用となるもの>
【郵便局から】  振込用紙の半券
【銀行から】  (窓口・ATM)ご利用明細票
(インターネットバンキング)確認画面を印刷したもの

ただし、受領証として代用できる利用明細書は、その明細書に ①寄付者、②寄付した日、③寄付金額、④寄付先の口座番号(義援金専用口座番号)が明らかにされているものに限られます。

2019年10月5日土曜日

衝撃的な質問

まだ風が涼しくなる前の話です。それは私にとって、衝撃的な質問でした。

「鳥に関連した仕事をしているヒヨ吉さんのような方は別にして、撮影した野鳥の画像って、ブログやコンテスト応募以外に何の役に立つの?」


ある場所で初めて出会った若者が、私の撮影機材がそれほど高価でない様子を見て、ご年配の方々が野鳥撮影のために揃えている超高額撮影セットの意義についての意見です。


「写真でデータとして持っていても、その記録をどこかにレポートするわけでもないから、HD内にあるデータは無価値でしょ? 仮に撮った人が亡くなって、遺族がそれを見てもただ鳥の写真が延々と続くファイルを見てどう思うのか。最終的にはそのまま捨てられてしまうだけ。だったら、ちゃんと後世に役立つ観察記録を残して欲しいです」

さらにその人は続けました。

「年配者の野鳥ブログって、“ピントが合っている”とか “飛び出しの瞬間” という機械任せの結果のものがほとんどで、第三者にははっきり言ってどうでもいいものです。それに、同じような写真を何枚も意味なく載せてて、ことごとくつまらない。綺麗に撮れたというだけの、無意味な写真ばかり。識別点がちゃんと写っているとか、こういう行動を見たとか、ちょっと変わった個体の詳細が判断できるような写真や、新たな識別点にはなり得ないかという提案や解説のためとか、そういう何か情報のある写真なら掲載する意味があると思いますけど」


そしてスイッチが入ったのでしょうか。こんなことも言っていました。

「アクセス数を気にして、その数を増やそうと大事な野鳥のいる場所を書き込んで、多くの人が来たことで自分だけが満足。でも、その生息地を公表したことで人がたくさん来てダメにする…許せないです。“野鳥生息環境破壊罪”って作れないかって思う時があります」


こんなことを感じている若者がいることを私も含めて認識し、後世に役立つものを残すことを意識して行動することが大切だと思うようになりました。正直、ハッとさせられました。

私ができる『後世に役立つ仕事』について、この言葉を聞いた後からフィールドを歩きながら考えています。

(お断り:今回の内容について、ブログ掲載許可を本人からもらいましたが、個人特定に繋がるような記述は控えました。ご了承ください)

2019年10月1日火曜日

“観察を楽しむ”バードウォッチング

鳥を見に行って、野鳥撮影を楽しむ方々にお会いすることが多くなりました。

私が子供の頃(30年前ほど)にもそういう方はいましたが、デジタルカメラの普及とリタイアされて余裕のできた方々の趣味という要素が加わって野鳥撮影人口は飛躍的に多くなり、シャッター音を途切れなく聞き続けることも珍しくなくなりました。

それと同時に、近くにいない鳥は撮影対象になりにくいことで、存在に値しないような言動が聞かれる頻度も増えてきました。


自然観察が趣味のご夫婦とバードウォッチングしていた時に、奥様が旦那様が撮影に夢中になっている後ろ姿を見ながら、

「本当はもっと観察をしてほしいのだけれど…」

と、ちょっと寂しそうに言っていたのが印象的でした。


撮影がいけないとは思っておられないようです。その旦那さんも無駄なシャッターは押していないので、シャッター音が嵐のようになることはありません。でも、まずはカメラを構えることが多いことへの疑問と、やはり自然を楽しむには観察がベースだと思っている奥様の気持ちも理解できます。

私も仕事で野鳥の撮影をしますので、撮影自体に否定的はないのですが、野鳥撮影をするならば、多くの方々にまずは「観察による基礎の蓄積」を大切にしてほしいという気持ちがあります。


最近、珍しい鳥が出た場所では純粋に観察を楽しまれる方よりもカメラマンが集まっていることがほとんどで、シャッター音の嵐になることが多くなっているので、私もやや敬遠気味になってしまっています。

カメラマンの方々の会話の中で、よく「眠ってて全然ダメだ」とか、「今日は動かないから、全然写真にならない。つまらない」と言いますが、休んでいる鳥には、休んでいる理由があります。音を立てたりして、目をむりやり開けさせようとする人も時折見かけますが、ご自身が眠いときに起こされたらどう思うかを想いを巡らせてほしいと思います。

それにじっと観察やスケッチをしていると、鳥は意外と動いています。その微妙な変化や動きを捉える粘る強さを、自然が相手のことだけに、持ってほしいと思います。

遠くから飛来して大変な状態の鳥たちの様子に配慮することなく追いかけ回して撮影し、「撮れて良かった」とか「遊んでくれた」などと言っている姿は、渡りや生きていくための必死に餌探しをする野鳥の大変さを知ると、うまく自分の気持ちを沈めることが難しくなってしまいます。


嵐のようにシャッター音がしないバードウォッチングがしたい。

撮影のために鳥を追いかけ回すカメラマンのいない場所で鳥をゆっくり観たい。

鳥がいない時は、いない理由に想いを巡らせるバードウォッチャーに会いたい。

そんなことを希望すると、カメラマンの多くいる場所を敬遠したり、気の知れた仲間と出かけることや、一人でゆっくり探すバードウォッチングが増えていきますが、野鳥という生き物の素晴らしさを知ってもらいたいと思っている一人としては、それではいけませんよね。

自分なりの解決策を見つけていきたいと思います。