私の尊敬する野生生物カメラマン・秋山知伸氏がユキヒョウと人との共存の道を探るボランティアツアーを企画しましたので、お知らせいたします。標高の高い場所での作業となりますので、全ての方がご参加できない場合もあります。ご了承ください。
【秋山知伸氏同行・ボランティアツアー】
ラダックでユキヒョウと人との共存の道を探る
↓
https://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/HDIN01/index.html
サスポーチ村でホームステイをしながら家畜小屋作りなどのボランディア活動をします。
ユキヒョウの生息地と“似たような環境”ということでお許しください。
(ネパールの山々の写真です)
以下、秋山知伸氏同行・ボランティアツアーの詳細HPのテキストです
+*+*+*+*
野生動物写真家 秋山知伸氏
(あきやまとものぶ プロフィール)
1973年生まれ。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。翻訳書に「生態学 京大出版」。
企画者・秋山知伸氏より ご参加者の皆様へ
ユキヒョウはヒマラヤに生息するとても美しい動物です。IUCNのレッドリストでは絶滅危惧種にも指定されている、幻とも呼ばれたユキヒョウを探して、何度もヒマラヤを訪れる中で教わったことがいくつもあります。
ヒマラヤの奥地の厳しい環境に昔から暮らしている人々は家畜と共に、自給自足の生活を送っています。その、暮らしを支える家畜がユキヒョウやオオカミに襲われ、年間10%もの家畜が肉食動物による被害にあっているというのです。それと同時にラダックには絶滅危惧種のユキヒョウを守る為の道を探している人たちもいます。ユキヒョウを保全しつつそこに住む人も豊かに暮らせるように努力している人たちもいるのです。
また、夏には多くの観光客が押し寄せ、ゴミが散乱してしまうことも問題の一つです。
村人や保全に取り組む人々に助けられながら、ユキヒョウを求めて撮影を続けるうちに、ただ撮影するだけではいけないと思うようになりました。これまで、クラウド・ファンディングを利用して、ユキヒョウが侵入できないしっかりとした屋根のある家畜小屋の建設の手助けをしてきました。
家畜小屋を作ることによって家畜が野生動物に殺される率が30%減るという試算もあります。
美しいラダックのヒマラヤの中で、村人とふれあいながら一緒に石を運び、家畜小屋を作るというのは動物観察や観光とはまた違った楽しみと充実感があります。同時に野生動物と人が生きるという意味を考えさせられる体験でもありました。
現在、多くの国で野生動物を保全するために多額の費用を必要としていますが、活動を行うための費用の半分は観光客によってもたらされています。しかし、その観光から一歩進んで、美しい観光地、自然を守る為の活動を意識しながら、動物と暮らすことを体験してほしいとも思います。山に囲まれた大自然のなかでヒマラヤのアイベックスやユキヒョウの痕跡、オオカミなどを探しつつ、ホームステイを通じて村人と触れ合い、彼らの生活を手助けすることはとても貴重な体験になるのではないでしょうか。
+*+*+*+*
ここまで
0 件のコメント:
コメントを投稿