2017年6月27日火曜日

季節を変えて

6/24、急用で出かけた先の帰り道、とある有名探鳥地へ立ち寄りました。シーズンオフ?なのか、現地には誰もいませんでしたが、夕方にムクドリやツバメのねぐら入りで、壮大なドラマがありました。

Large flock of Grey Starling

ムクドリのねぐらは街路樹などが多いのでヨーロッパや英国のホシムクドリのねぐら入りのように “上空をうねって” 飛ぶシーンは見られないと思っていました。

しかし、上空が開けているこの場所では何度か “上空をうねって” 飛ぶ場面が見られました。英国留学時代に、街の外れにある大きな橋をねぐらにしていたホシムクドリのねぐら入りが壮大で何度も見に行っていたので、日本でも同じように見られる場所があることを知り、何だかとても嬉しかったです。

ムクドリのねぐら入りが落ち着いて、だいぶ暗くなってから本格的に集まり始めたツバメ。上空にものすごい数のツバメが鳴きながら乱舞していました。私がいたらねぐら入りに影響があるかもしれないので、車中でしばらく待機して群れがヨシに止まった頃を見計らってそーっと見に行くとヨシに止まって休む姿が観察できました。

Roosting Barn Swallows in Reed bed.

時期をほんの少し変えただけで、こんなドラマがあることは全く知りませんでした。今まで自分の見ていた風景は、この環境のほんの一部分でしかなかったことを感じ、いろいろな環境を季節を変えて、できるだけ訪問していきたいと思うようになりました。

6/27は、近所の川でササゴイを再び確認。イカルチドリも観察できました。身近な場所と遠い場所の両方での観察を大切にしていきたいと考えています。

Green-backed Heron

2017年6月23日金曜日

映画「生きとし生けるもの」

KさんとYさんからお勧めをいただいた、野生生物の映画を観てきました。

映画「生きとし生けるもの」
http://1dream.jp/alifeline/

東京では今日で終わってしまうのですが、余計なことを語らない素敵な映画で、北海道の生き物たちの息吹が感じられました。

Youtubeでの予告(おそらくオフィシャル)
https://www.youtube.com/watch?v=-eVxnLLPVCo

2017年6月20日火曜日

シマフクロウ A Chick of Blakiston's Fish Owl

シマフクロウの雛が釧路動物園で育つのは7年ぶりだそうです。動物園の中で増えることは、野生復帰プログラムもプランに幅が持たせられますので、とても重要なことだと私は思っています。

動物園の弛まぬ努力と飼育員さんのご尽力に心から敬意を表します。

毎日新聞:2017年6月20日付 <釧路市動物園>7年ぶり シマフクロウにひな
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170620-00000010-mai-soci

One Chick of Blakiston's Fish Owl is growing up successfully at Kushiro Zoo in Hokkaido. The chick is since 7years the last one hatched, according to the Mai-nichi Shimbun newspaper.

about Blakston's Fish Owl
https://en.wikipedia.org/wiki/Blakiston%27s_fish_owl

2017年6月18日日曜日

Symplocarpus nipponicus Makino

I went to the forest of Saitama Midori-no-mori Museum, to see the flowers of Symplocarpus. nipponicus Makino, a kind of Eastern Skunk Cabbage Family.

I usually go to forest for birding, but sometimes I change the target, plants, frogs, or insects for example, for enjoying forest from different point of view.

Symplocarpus. nipponicus Makino

6月18日、仕事の合間にさいたま緑の森博物館へヒメザゼンソウを見に行きました。目線を変えたことで、久しぶりにカメノコハムシの仲間も発見。ヒメカメノコハムシかな? 私の場合、こういう虫とは期待して探しても出会えるわけではなくだいたい偶然。うれしかったです。


おもしろい動きをするハエの仲間?を観察。
種類を調べていたら、海野和男さんのサイトに当たりました。

普段は鳥を観察するので目線は上ですが、地面のそばに向けてみるのもいいものです。別の場所ですが、数日前にはモリアオガエルの卵塊を見つけました。

Beet Tortoise Beetle

Egg Sack of Forest Green Tree Frog

2017年6月14日水曜日

The Little Tern Art Project 2017

I joined the Little Tern Art Project 2017(LTAP) on 11th June near Tokyo Bay. The project is planned by Little Tern Project(LTP) and Japan Wildlife Art Society(JWAS). I was very happy to participate in this art project with 9 artists, and I will make an effort to work for the exhibition in autumn to introduce the LTP.

LTP(Japanese text only)
http://www.littletern.net/index.html

JWAS(Japanese text only)
http://www.jawlas.jp/

The LTP is NPO and established to save little tern colony on the rooftop of Morigasaki sewage factory building.

Attraction of Little Terns to artificial roof-top breeding sites and their breeding success
https://www.wbsj.org/nature/public/strix/23/strix23_15.pdf



Some sketches on the day below.




東京湾岸の貴重なコアジサシの繁殖地である森ヶ崎水再生センター屋上。そこを野生生物を描く画家たちが取材して作品を作り展示するという企画の仲間に入れていただいた。個体数をたくさん見られ、しかも同じ動きを何度も観察できるのは、スケッチをする上でとても貴重な機会でした。

私が参加した日は9名のアーティストが参加。他のアーティストがどんな作品を作るのかというのも楽しみの一つです。

企画してくださった大田黒さん、全面的な取材サポートをしてくださったリトルターン・プロジェクトのスタッフの方々に御礼を申し上げます。

2017年6月12日月曜日

Birds of Wetlands

6/10、鳥仲間たちと湿地の鳥を見に行きました。

Chinese Little Bittern

Great Reed Warbler

Great Bittern
サンカノゴイは声も聞くことができました。

Japanese Reed Bunting

The areas of Inba-numa and Kasumi-ga-ura, where round border between Ibaraki and Chiba, are one of the nice place to enjoy the birds of wetland, Japanese Reed Bunting, Chinese Little Bittern, for example. However you need to rent a car or a friend who knows the way for good birding with a car if you make a plan to visit all efficiency.

2017年6月11日日曜日

今年も来ていました

6/8、今年初のササゴイ飛来確認へ。確認に来るのが遅かっただけで、だいぶ前から来ていたようです。釣り人も多いエリアですが、気にしていないようでよかったです。

Green-backed Heron

そのあとに広い水面のあるところへ移動して、コアジサシを観察。滞在中に近くに来ることは2回しかありませんでしたが、私の近くを飛んだ時に余裕があり、ピントを合わせることができました。風が強かったのですが翼の動きが優雅で素敵でした。


Little Tern

2017年6月6日火曜日

ブッポウソウほか

カメラマンが撮影対象に選ぶことが増え、以前よりも人気の高くなったブッポウソウ。そのため、観察時間がしっかり確保できないことが多くなってきたので、有名な飛来地以外のブッポウソウをいつか自力で見つけたいと思っていました。

ブッポウソウ用巣箱設置活動をしている方に教えていただいた “彼らが好む環境” に当てはまりそうな場所を地図で見当をつけて訪問時に確認していたのですが、6月2日に訪れた場所では、遠くに止まる個体を一羽見つけることができました。

予想が当たると嬉しいです。

Broad-billed Roller

帰宅後に確認をすると、よく知られている一番近いブッポウソウ生息エリアまでは約50km離れていました。ここが定期的に飛来している生息地かを確認するためには来年も現地を訪れる必要があると思っています。


飛び立ったときの淡青白色がきれいでした。

風が強かった当日にもう一つ立ち寄った水辺ではこんなものもいました。距離が遠く、望遠鏡での観察はハードでしたが、ハジロクロハラアジサシの冬羽のように見えました。


Probably White-winged Black Tern

別の場所ではイヌワシを観察できました。このところイヌワシは、ネパールの山中などの海外で見ることが続いていたので、日本のイヌワシの特殊なサイズを改めて実感。でも、飛び方や風の捉え方はそんなに変わらないですね。

Golden Eagle(Aquila chrysaetos japonica

日本でのイヌワシの繁殖成功率は、日本イヌワシ研究会の最新報告によると11%まで落ち込んでいるそうです。長生きをする鳥ですが、さすがに10%代の繁殖成功率だと次世代数が心配です。樹木を伐採して狩場を増やすなど、積極的に “手を入れる保護策” が必要な段階にきていると感じます。

日本イヌワシ研究会 生息・繁殖状況調査報告

途中第二東名を使用。カーブや勾配がゆるやかで運転しやすかったです。サービスエリアではツバメを撮影。4日間での車での走行距離は1350km。久しぶりにしっかり運転しました。それにしても、日本は環境が多彩で楽しいです。

Barn Swallow

今回見聞した鳥のリスト
キジ、ヨシガモ、カルガモ、アオサギ、ダイサギ、アマサギ、コサギ、ミゾゴイ、カワウ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、イヌワシ、ノスリ、バン、コチドリ、ケリ、ハジロクロハラアジサシ、キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、ブッポウソウ、ヒメアマツバメ、アオゲラ、コゲラ、モズ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カケス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、オオヨシキリ、ウグイス、センダイムシクイ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、サンショウクイ、キバシリ、ムクドリ、コムクドリ、イソヒヨドリ、キビタキ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワガラス、イカル、ホオジロ、ホオアカ

2017年6月1日木曜日

上半期確認種

BIRDERの付録、BIRDER DIARYでその年に見た鳥の種類をチェックする “イヤーリスト” をつけるようになって、2年目になりました。2017年、5/31までに見た種類は246種でした。先日、九州でセグロカッコウの声を久しぶりに聞けたのは、嬉しい出来事でした。

Peregrine Falcon