少し前になりますが、城ヶ島海鳥観察グループの海鳥勉強会へ行ってきました。識別のポイントを写真でたくさん解説をしてくださったので、とてもわかりやすかったです。
そのなかでも印象的だったのが、写真の使い方。
ただ撮影された中には、識別に役立つポイントが写っていないこともあり、さらにはそれが誤った識別につながることが多いとのこと。それを防ぐために、自分の見ている鳥が何であるか、ということを知った上で撮ることが重要なのだそうです。
つまり、写真から得られる情報と観察から得られる情報では、観察のほうから得た情報の方が識別には役立つということ。
「とりあえず撮っとけ」が多い風潮の中、目的意識を持ってカメラのシャッターを押すのが海鳥を楽しむキーポイントであるのは、非常に興味深いと思いました。
まずは観察し、飛び方や体形、はばたきのストロークなどを確認し、識別ができてから撮影することの重要性に若い世代は気づいています。
海鳥に限らず、どの撮影でも役立つ感覚だと考えています。
鳥の識別に「まずは観察が大事」ということを実践している若い世代の感性。これからの風を感じました。
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