2014年5月25日日曜日

臨機応変 Nice Idea

男鹿半島滞在の際、お金を節約するために、昼食はお弁当を作ることにしましたが、私がうっかりして、おにぎりの具を自宅から持ってくるのを忘れてしまったのです。

私の持って来た箱の中から塩が見つかったので、何とか「無味」は免れましたが、しかし、ちょっと物足りない状況までは改善できず。

失敗したなと思っていたのですが、いい匂いのするサンショウの葉を皆さんが散策路脇に見つけ、わずかな時間だけれど入れておいたらどうだろう?ということで、入れておきました。

すると、おにぎりにふわっとやわらかい香りが移り、何とも贅沢なおにぎりに大変身。

仲間の臨機応変な対応で、見栄えも味も素敵なおにぎりになりました。

春香握り Spring Aroma Rice bolls

We made rice bolls (Japanese Name : Onigiri) for lunch to save money while Oga trip.
Though I prepared salmon flake for rice bolls, I have forgotten to take it from my house.

My birdwatching friends put the reef of Japanese prickly ash, which is wild plant along the trail and has good and gentle smell, on rice bolls. Aroma was transferred from reef to rice boll in short time. We enjoyed nice flavor, too.

My friend's idea helped me and simple rice bolls had been changed to spring special lunch. 




2014年5月24日土曜日

おまけ Not for dinner

今回の男鹿半島旅行で、雨の日に行った男鹿水族館のハタハタ。
いつも食べるばかりで、生きている姿を見たのは初めて。

ハタハタ
Sailfin sandfish

While Oga Trip, we went to Oga aquarium in a rainy day.
This is Sailfin sandfish. Grilled fish is tasty and my favorite.

Unfortunately, not for dinner in this time.

男鹿半島 Expected and Unexpected

私のイラストレーター仲間のTingさんと鳥見仲間YさんNさん2名の計4名で、5/19-22日に春の渡り鳥観察を目的に男鹿半島へ行ってきました。

舳倉島や飛島などの日本海側の離島を渡る鳥がいるならば、本土でも移動している鳥がいるのではと思い、地図を広げていろいろ候補を考えているうちに男鹿に目がいったのが最初の訪問計画のきっかけでした。

出会える鳥の種類に何の保証もできないこの旅行に賛同し、参加表明をしてくださった皆さんを各場所でピックアップしていくことになりました。

Nさんとは、戸隠で合流。せっかくなので戸隠でもバードウォッチング。芽吹きのやや遅い森の中でキバシリやミソサザイ、ノジコなどの姿を楽しみました。

ノジコ Japanese yellow bunting 

ミソサザイ Wren

キバシリ Treecreeper


Tingさんの戸隠での楽しいスケッチを、ぜひご覧下さい
http://narisatogo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_23.html

戸隠から男鹿までは片道7時間以上のドライブ。私の小さい車で皆さんに窮屈な思いをさせてしまいましたが、多岐にわたる話題の連続で道中もとても楽しかったです。

男鹿半島の付け根で、もう1人の友達Yさんをピックアップ。

男鹿半島は日本海側の離島での渡り観察に比べるとエリアが広いことや情報の少なさから観察ポイントの絞り込みがかなり難しかったのですが、地図や周辺環境を見ながら経験を頼りに何カ所かを選び、観察を開始。

男鹿半島 Oga peninsula


もちろん鳥が少ない “ハズレ” な場所もあったのですが、そういうことを楽しめる人たちでもあり、鳥がいなければ植物観察や「こんな鳥も出そうだね談義」で盛り上がりました。

密かに期待していたいわゆる珍鳥は出なかったのですが、キレンジャクやマヒワが現れて冬鳥の渡りがまだ続いていることや、夏鳥のコサメビタキやノゴマが通過していることが確認できました。

キレンジャク 5月下旬に会ったのは初めて。
Bohemian Waxwing. This is the first time to see the bird in the last 10days of May.


森の中では、コゲラの巣作りを観察。男鹿半島は離島に比べれば大きいため、通過する鳥ばかりではないという違いもたいへんおもしろいです。半島の草地ではホオアカも元気にさえずっていました。

巣作り中のコゲラ Japanese Pygmy Woodpecker

また、秋の渡りが目立つヒヨドリやカケスも、岬から沖合へ向かって飛び出してはまた岬へ戻ってくる光景を観察できました。ハヤブサの番がいたからかもしれません。

カケスの春の渡りの群れ A migration flock of Jay 


今回の男鹿半島で予測していなかった海鳥たちとの出会いもありました。オオミズナギドリやハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリが飛び交っていました。それに何より驚いたのは、オオハムやシロエリオオハムの大群、そしてウトウの群れ。


オオハム類の大群
Big flock of Divers(Pacific Diver and Black-throated Diver)

佐渡航路ではほとんど見なかった黒色ミズナギドリが多いのは、津軽海峡が近いという理由もあるかもしれません。

城ヶ島で “陸からの海鳥観察” を経験している1人として、みんなで海鳥を観察できる場所がここにもあったことに感激でした。また、城ヶ島では通過していく鳥たちが多いのに対し、この場所ではのんびりと“滞在”をしているような様子が観察されたことは、違いとしてとても興味深いものでした。

私にとってのバードウォッチングに良い場所の基準は、鳥の存在が実感できる場所ということが大きいからかもしれませんが、男鹿半島は本当に楽しい場所でした。

鳥の気持ちになって地図を見て、ここはいるかなとか、自分ならこの林で休息してみたいなと想像してから行ったことが大きいですね。現地に行ってみたらハズレもあってそれが楽しかったり。

今回一緒に行ったメンバーは、そういうゆとりのある方々ばかりで、本当によかったです。ありがとうございました。

自分の予想が当たったり、思わぬ出会いがあったりすることを、これからも楽しんでいきたいと思います。

とにかく、いい旅でした。

スケッチは後ほど!

I went to Oga peninsula in Akita prefecture with my birdwatching friends to look for migration birds. Though we didn' have much information about birds there in advance. We made full of "bird sensor".

I drove my small car to Oga about 10 hours totally! It was hard, but we enjoyed chatting.

We visited Togakushi Forest Park, too. The park in Nagano prefecture is one of the famous summer birding spot in Japan. Japanese Yellow Bunting, Treecreeper and  Wren were busy to sing a song or collect spiders for chicks.

Unfortunately we could not find any rare migration bird. However we had good opportunities to enjoy the birds we expected, and unexpected species like a waxwing because the time is a little bit late to leave. Also big flock of diver, it was the first time for me to watch the big flock like it. We could watched them while we were visiting. 

Oga  peninsula was so huge that we were not easy to find good bird spots. When we went into forest, I could see a male Japanese Pygmy Woodpecker. He was making a nest on dead branch of tree. This is one of the different condition of avifauna in forest between peninsula and isle, and we were interested in it.

Oga peninsula is NOT good place if you want to meet a lot of birds efficiently. I recommend you Oga peninsula if you can enjoy birding all, something like an atmosphere of bird migration or seasonal difference. I believe that birds in Oga gives you special time that nobody experience, if you love nature!

I will show my sketches later.

 Please visit the website below, my bird illustrator friend. (TOGO Narisa), 

2014年5月17日土曜日

会津へ The readiness

ローカル線に揺られながら、福島へ行ってきました。

Local Train in Fukushima


会津で、学生時代の同期と後輩が獣害対策に取り組んでいます。

美しい風景の中にはさまざまな生き物たちが住んでいて、
その命との出会いを喜んでいる私がいます。

Mt.Bandai-san


しかし、その一方で実質的な作物への被害に悩んでいる農家もいます。
彼らは野生生物の命と被害にあっている方々に寄り添い、真摯に向き合っていました。

ちょっと気をつけて歩けば、素人の私にもクマの痕跡が見つかるほど、
野生生物がいる会津。

Field sign of Asian black bear

まだまだ学びが足りないと感じながら帰ってきました。



人がいて、生き物もいる。そんなすてきな環境が残るように、
できることを探っていきたいと思います。

I went to Fukushima to meet my friends who work for wildlife management, Japanese Macaque and Japanese Black Bear, mainly. My friends make an effort to share the environment of Satoyama, not to kill them.

They ask farmers when animals appear their farm, they go there to counter.
It is not easy to get the understanding from farmers as killing is one of the easiest way to avoid crop damage.

However many farmers have pure eye for lives and the work of my friends.
I think that they have had the readiness to face each other.

I was very impressed by their work.



2014年5月12日月曜日

ヤンバルクイナ Recovering

ヤンバルクイナの生息数が、調査によって2年連続1500羽を越えたそうです。

ヤンバルクイナの生息数「回復」
the website is Japanese only

http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030801001986.html

現地でマングース捕獲や猫の管理を献身的に行なっている人を知っているので、
こういうニュースは、誌面以上の喜びを個人的に感じてしまいます。


The population of Okinawa rail is recovered over 1500 birds by the project of mongoose capturing.
The Okinawa rail is one of the endemic bird in Japan, and the bird lives in Okinawa only on the earth. In 2000, nearly extinct by the introduced mongoose and stray cats.

I know the key persons who make a big effort to save the bird very much.

The good news gives me happy!

2014年5月11日日曜日

佐渡訪問 Thinking deeply

5月8-10日、取材で佐渡島へ行ってきました。

この船は、佐渡への渡航としてはマイナールートの直江津〜小木に使用されている「こがね丸」。来春に新造船が就航予定なので、こがね丸の勇姿を目に焼き付けておきました。

こがね丸 Kogane Maru

私は佐渡に何度か来ていますが、その理由の一つにこの町並みがあります。
渋い。とにかく、渋い。昭和が残っている、そんな雰囲気の中を散歩するのが好きです。

小木の町並み Old town in SADO. I like there!


町並みを見るのも好きですが、今回の佐渡訪問の大きな目的は、春の渡り鳥を見ることにもありました。

昨年たくさん見られた場所では数が少なかったのですが、奥に入った尾根沿いの林道で北を目指す鳥、ここで子育てをするであろう鳥たちの姿を楽しみました。

コムクドリ雌 female of Chestnut-cheeked Starling


コサメビタキAsian Brown Flycatcher



去秋は冬鳥の飛来が少なかったせいか、今年の春の渡り鳥の姿もまばらのようです。しかし何回か来ているこの佐渡で、春の気配を鳥以外で満喫する感覚がしっかり働いたように感じています。

オドリコソウ White dead-nettle Lamium album 


他地域の例に漏れず、人口が減少している佐渡ですが、山間の小さな谷にも田んぼや畑があり、人の気配があるのはいいなと思います。



しかし、人口減少している事実は変えられず、写真のような田んぼは、30年後に存在していないかもしれません。

三世が誕生し、野生化個体増加の兆しも出てきたトキ。その生息地としても重要な谷間の田んぼをどのように維持させていくのか、佐渡の人だけではなく、都会に人間も深く考えていく必要があると感じています。

トキ 2012年撮影 Japanese Crested Ibis


I went to SADO Isle, where is in Sea of Japan, to collect materials for writing essay. Kogane Maru will be retired next spring because the new ferry enters service from April 2015.

I have been to SADO several time not only wildlife watching, but also enjoying old town atmosphere.
Of course I looked for birds! It was not easy to find migrant birds in this time as wintering birds did not choose Japan last winter.  Probably the bird route for North is also different, this spring. I could see some summer birds, such as photos.

However I was happy to be able to feel spring flowers, like a White dead-nettle. It is not easy to find the plant in main land in Japan recently as increasing Sika deer and Japanese wild boar. (No big mammals in Sado)

SADO is very famous as the place to see Japanese Crested Ibis. The bird was extinct 1980's in wild. The ministry of the Environment in Japan reintroduced Japanese Crested Ibis in SADO in 2008. Now increasing in wild.

Small rice terraces is one of the important feeding place for the bird.

As is usual with, the population in Sado is also decreasing. It is not easy to keep small rice terraces if no farming. Normally the land owner is elder person, young people prefer to work in town or urban place. Therefore we need to think deeply to keep there seriously if we wish to see Japanese Crested Ibis forever.

2014年5月7日水曜日

埼玉県立川の博物館 for Scientific eye

埼玉県立川の博物館へ行ってきました。
私は絵の展示を見に行くのが目的でした。

絵の展示にもとても満足したのですが、
それ以上に、川や水の科学について
子供達が遊びながら学んでいる光景が
さまざまな場所で見受けられたことが
嬉しかったです。

科学に興味をもつ子供達が、これからも
もっともっと増えますように。

I went to the Saitama Museum of rivers to see the exhibition of
wildlife paintings.

Saitama Museum of rivers
http://www.river-museum.jp/english/index.html

I was glad to see that children were interested in science through the museum.
I think that it is very important for children to have experiences like this
to improve for science eye.

I hope that great scientists will appear from children in the future!

2014年5月5日月曜日

群馬自然史博物館 The world of spiders

5月4日、初めて群馬自然史博物館へ行ってきました。

以前から、友人より「クモのすごい映像を撮影している人がいるので紹介したい」と聞いていたのですが、午後からその方の講演会があると聞き、出かけることにしました。

高崎に行くので、せっかくならノンビリ行きたいと、JR八高線を使って行きました。いいですね。車窓をゆっくり眺めながらの旅は。車で行くと、こうは行かないです。

クモの画像を撮影しているのは、腰高直樹さん。
http://ameblo.jp/koshy/

ご本人は「クモの専門家ではないんです。。。すみません」
なんて仰っていましたが、そんなことはないですね。

講演後、友人を介してちょっとお話する時間をいただきましたが、
ディープな内容ですごかったです。

私が

「クモは、ハエトリグモをジャム瓶で飼ったことぐらいしかない素人です」

というと、

「クモを飼ったことがあるならば、クモの世界の人ですよ」

と笑われてしまいました。。。

映像機材のお話、取材撮影のたいへんさ、クモへの想い、フィールドワークの重要性。

どのお話も本当に楽しそうにお話されるその表情に、なんだかとっても明るい未来を感じました。

若い世代の新しい風が、多くの人に生物観察の興味に導いてくれることは、本当に嬉しいですね。

いつものことですが、ワクワクしながらの帰宅でした。

I went to the Gunma Natural History Museum for listening to the lecture of spider watching. The lecturer was Mr. Koshidaka Naoki, he is a young video cameraman.

He has keen knowledge for small creatures, especially spiders.
Please have a look of his work.

https://www.youtube.com/watch?v=GyMN2FseAlA
https://www.youtube.com/watch?v=pkTMMD0gt3Q

He has studied film making in Tohoku Art University, also he has work experiences  as a professional camera assistant in the Unno photo office, Mr. Unno Kazuo, he is a worldwide Japanese photographer for insects.

His smile about talking about small creatures in field was so nice that I increased in rate from emotional excitement for young generation, like him.

 Mr. Koshidaka will be one of the best natural history film maker, I hope! 


2014年5月3日土曜日

セグロセキレイ Endemic species

今日、いつものバードセンサス調査に行き、セグロセキレイを見てきましたが、
典型的な配色ではない個体がいました。それが以下の個体です。

The Japanese Wagtail that I watched 3rd May 2014

顔の模様だけをみれば、ハクセキレイと見間違えそうです。
しかし、声は明らかにセグロセキレイで、飛んだ時の
翼の白黒の比率もハクセキレイのものではありませんでした。

セグロセキレイと記録しました。

以下、典型的なセグロセキレイです

typical face of Japanese Wagtail


I went to the river near my house to research birds.
I found a wagtail, it was looks like white wagtail.

However I recorded as Japanese Wagtail, an endemic bird in Japan.
Because the voice of the bird was raspy, and pattern on wing colour showed
the identification of Japanese Wagtail.

You can watch Japanese Wagtail easily when you come to Japan if you know
about the habitat of wagtails. 

The bird is one of the friendly bird for for foreign birders .
I wish you will meet them when you visit Japan.

2014年5月2日金曜日

新機種、導入! New Camera

今日、新しいカメラを買いました。
いわゆるミラーレス一眼と呼ばれる機種で、
防塵防滴と光学50倍という倍率に魅力を感じています。

それまで持っていた30倍のコンパクトさと軽量にも魅力はあったのですが、
鳥を撮影する際に、50倍との違いが大きいと思うことが最近増えたことと、
不意に天候が悪くなったときにカメラへの水滴が気になっていいチャンスを
逃すことも多くなったこと、この夏から高山帯へ行くようになることで、
道から離れた場所にある対象にもストレスなく撮影したいと希望が高まったことが
購入の決め手でした。

これから活躍してくれることを期待しています。


I bought a new mirrorless system camera today, FUJIFILM FINE PIX S1.
The camera has weather resistant and 50zoom lens, these are good function for field.

I decide to buy it as will go to high mountain for my work from this year.
High mountain has changeable weather and sometimes I found good flowers and birds what want to take picture, far from footpath.

It is very important to follow footpath strictly for keeping good ecosystem in high mountain .
The alpine flora is easy to be damaged by one step.

2014年5月1日木曜日

春の昆虫たち Spring small wings

某雑誌の編集員の方と一緒に里山を歩きました。
鳥の姿はキビタキをしっかり観察できたくらいでしたが、
昆虫類がたくさん見られました。

昆虫観察に集中すると、鳥を探す目線ではなくなって、
鳥がますます探せなくなりますね。

でも、せっかく命のあふれる里山ですから、
欲張っていろいろ観察したいです。


クロスジギンヤンマ
Anax nigrofasciatus 



クロイトトンボ
Cercion calamorum calamorum



コミスジ
Neptis sappho

I walked SATOYAMA with an editorial staff of  magazine on 1st May.
Now is the best season to watch insects there.

It is not easy to look for birds and insects both because I need to have
 the difference of point of view for finding target.

Field work in spring is very busy, busy, busy!!!!


スケッチ Sketches in Tama Forest Science Garden

多摩森林科学園でのスケッチです。

今回は植物メイン。
苦手克服のために、まずは知っている種類から練習。。。




アカメガシワ
Japanese Mallotus



ヤマブキ
Japanese Kerria


ツタ
Japanese Ivy 

I am not familiar to plants.
I sketched them I know, it was my first step to get over painting plants!!!