ブログに来てくださった全ての皆様へ
今年も私のブログをご覧下さって、ありがとうございました。
Dear All
Thank you very much indeed for your visiting my blog in 2023.
Have a good New Year's Eve
野鳥画家ヒヨ吉の日記です。英国滞在経験があるのでUKとありますが、今は日本在住です。テキスト、画像ともに不許複製・禁無断転載です。フリーランスの権利にご理解と協力をお願い致します。 I am a bird illustrator in Japan. I was a student in U.K to study natural history illustration. All Rights Reserved
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Have a good New Year's Eve
神奈川県が特定外来生物「タイワンリス(クリハラリス)」の生息域拡大から、広域的な駆除を進めるという英断をしました。果樹への被害のほか、山地への拡大はニホンリスへの悪影響も考えられます。人間に連れてこられただけでタイワンリスに罪はないですが、日本のように遺存種の多い地域では、外来種対策は重要項目と捉えることが必要だと私は考えます。
生息状況によって、高密度区域(横須賀、鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)ではこれまでの取り組みを継続して個体数削減で被害低減を図り、県東部から県央部にかけての分布拡大区域(横浜、川崎、大和、藤沢、茅ケ崎市)では生息域の拡大を防ぎ、県西部の一部を含めた定着初期状態にある地域では完全排除を目指すとのこと。両区域以外を対象にした侵入警戒区域では、タイワンリスを定着させないことを目標に定めるそうです。
駆除は多くの方々の協力としっかりした予算が必要なプロジェクトです。案では防除期間を2024年度から5年間ですが、個人的には根絶に向けて最低でも10年継続できる体制になってほしいものです。
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神奈川県クリハラリス(タイワンリス)防除実施計画
外来生物法に基づく防除の公示に係る資料 素案
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/103779/09houkoku03-2.pdf
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↓約90年ぶり、国内2例目 !
日本野鳥の会 神奈川支部研究年報 BINOS 第30集に、2018年から調査した谷戸環境のヤマシギについて発表しました。その内容が神奈川支部サイトにアップされましたので、お知らせいたします。身近な場所で以下の画像ような場所があれば、皆さんのお近くでもヤマシギの生息確認ができるのではと思っております。
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日本野鳥の会神奈川支部研究年報 BINOS 第30集 (2023)
里山環境に越冬するヤマシギ Scolopax rusticola の調査の試み
https://drive.google.com/file/d/1HomMCo24_JkqCEuXGuEYJOJRFHInaozO/view
↓BINOS 第30集 (2023)全体の発表内容も以下のサイトでご覧いただけます。
https://kanagawashibu002.blogspot.com/2023/12/binos-30.html
他にも興味深い内容がたくさんありますので、ぜひそちらもご覧ください。
A young Goshawk tried to hunt shovelers, but was unsuccessful. I hope (s)he will become a good hunter.
1933年11月の八丈島での記録以降、確実な日本国内としては2例目になる貴重な記録が発表されました。私にとっては衝撃の事実です。コブハクチョウの生態についても詳しく書かれており、その意味でとても参考になる論文です。
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日本鳥学会 2023
モンゴル国で標識された野生のコブハクチョウCygnus olor の石川県における観察記録
富沢直浩, 中村正男, Nyambayar BATBAYAR, Tseveenmyadag NATSAGDORJ, Otgonbayar TSEND, Park JIN-YOUNG, Kang SEUNG-GU
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjo/72/2/72_261/_article/-char/ja
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日本での記録の前に別の国で越冬が確認されていて、越冬地を日本へ変えたのも興味深いことです。
私がこれまで観察したことのあるコブハクチョウで移入個体(あるいは移入個体が繁殖した個体)と思っていた個体も、場所や状況によっては野生個体が0ではなかった可能性もあることになります。今後は行動などをしっかり観察して、野生個体の可能性について検証していく必要が出てきましたし、現在日本で繁殖する外来種扱いになっているコブハクチョウの個体数管理や野生化対策もしっかり進めていかなくてはなりません。
バードリサーチ 国内と東アジアの分布
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/kobuhaku/bunpu.html
標識個体の報告と標識調査の重要性を教えてくれる貴重な記録だと感じました。
今冬もツグミがやってきました。
The first day of Dusky Thrush in 2023 Autumn for me was on October 25th. Also the first time this winter to my garden was on November 15th early morning.
今年、野鳥画展をさせていただいた富山ファミリーパークから、ヨウムについての講演会が開催されるという連絡が届きましたので、お知らせいたします。ペットとして人気が高く、日本に限らず世界各国で数多く飼育されていますが、単独飼育が多いために個人がペット下では繁殖することは難しいうえに、人気で乱獲や密猟で野生下の個体数が激減しているのが現状です。
富山ファミリーパークはヨウムを同一禽舎で複数飼育して繁殖を目指している動物園で、今回、岐阜大学の楠田先生と中部大学の牛田先生による、大変貴重な講演となります。ぜひお誘い合せの上、ご参加ください。
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講演会「絶滅危惧種ヨウムの将来を考える」
12月3日(日)、2月11日(日)開催!参加申込受付中!
詳細は以下をご覧ください。
https://www.toyama-familypark.jp/8324
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10月も終わりなので、今年のセミとアオマツムシの終認日を確定することにしました。
<2023 終認日>
8/30 ヒグラシ
9/10 ニイニイゼミ
9/14 ミンミンゼミ
9/18 アブラゼミ
9/25 ツクツクボウシ
10/28 アオマツムシ
追記:アオマツムシはその後記録更新して2023/11/12確認
10月14日から始まっているのですが、富山県にある富山市ファミリーパーク 自然体験センターにて私の絵が10/29まで展示されています。こちらの事情でお知らせが遅れてしまい、すみません。
↓野鳥画家 神戸宇孝 原画展 10/14~10/29開催!
https://www.toyama-familypark.jp/8230
2023年猛禽類の渡りの観察地2カ所目では、これまでにない多数のタカの渡る光景を観察できました。9:10頃に現地到着して私が観察道具の準備中に同行者のNgさんがすぐにハチクマを発見、その後はタカ柱がいくつもできました。
My second location where the point I have been observing since 2017, was inland. I was very surprised watching more hawks than ever before. Several large flocks of hawk were formed using updrafts. After watching the migration with friends, we talked about the total number of hawks, roughly over 2000. We hope to have another opportunity like this in the future.