2025年12月5日金曜日

戸隠 Eyebrowed Thrush

11月上旬、夜中に高速道路を使って目的地へ向かっている途中で気象変化ポイントがあり、この時期に戸隠を通過しているというオオミズナギドリの飛翔を見られそうな気がして、目的地へ直行する予定を急遽変更して戸隠の鏡池に立ち寄りました。気象条件は以前に見た状況と非常によく似ていたのですが、今回も巡り合わせはありませんでした。簡単には会えないものです。来秋もなんとか時間を作って、再チャレンジしたいことの一つです。

2019年11月8日 山の中で出会った海鳥

I went to Togakushi in Nagano in late autumn in the hope of encountering Streaked Shearwaters migrating through the inland areas. The weather conditions were remarkably similar to those I had previously observed, yet I did not see any Streaked Shearwater this time. I will try next autumn again!


戸隠の山々が雪化粧。前日に降ったようで、とても綺麗でした。

However, I was happy to see many Eyebrowed Thrushes!

Eyebrowed Thrush

地面に落ちた木の実をついばむマミチャジナイの群れを見られました。

Eyebrowed Thrush

目的地までに休憩した複数の緑地でも、マミチャジナイやマヒワ、アトリ、ツグミの群れ、そして薄暗い森ではトラツグミを見つけることができました。平地林でここ数年は秋の鳥が少なかったので本当に嬉しいです。

White's Thrush behind the bush

冬鳥が多い年になることを願っています。

05/Nov/2025  Roosting Greater White-fronted Goose

日本列島で古から続く鳥のいる風景に会えることが何よりの幸せです。

2025年12月3日水曜日

The Skylarks, All over the Ground ヒバリ

I scanned at the area 80-100 meters away in the fields after clopped to look for any birds without my binoculars, seemed completely nothing...

25/Oct/2025

However, my thermal scope pointed me out skylarks at least 15!

Eurasian Skylark(White dots)

肉眼で見た感じでは鳥の姿が見えなかったのですが、実際は多くのヒバリが採餌していました。

In another location, I also spotted a Grey-headed Bunting hiding in the bushes. It was also very difficult for me to find the bird with the naked eye. I hope to avoid missing bird by using it whenever possible by using new equipment. 

<Unfortunately Lynx pro LH25 is no longer available for sale>

以下、参考までにご紹介です。

↓HIKMICRO サーマル単眼スコープ

↓ホビーズワールドサーマルスコープで野鳥観察を更に楽しもう

2025年12月2日火曜日

Garganey & Jungle Nightjar

This is a topic from a little while back in October, a Garganey came to the small pond in the forest near my house. It was the first time for me to see at this spot.

08/Oct/2025 Garganey

After observing various birds around my house on the same day, I saw a flying Jungle Nightjar at 17:48. I was unable to take any photograph because of 30 minutes after sunset.

2025年12月1日月曜日

2025年 虫の鳴き声初認日と終認日

セミとアオマツムシの声を聞くことがなくなったので、2025年の初認日と終認日を確定しました。※( )は、個人的な記録管理のための確認コードです。

2025年初認日は以下の通りです。

6/12 ニイニイゼミ(S-I)

7/09 アブラゼミ(S-I)

7/19 ミンミンゼミ(S-I)

7/22 ヒグラシ(T-ok)

7/24 クマゼミ(T2-nz)

8/20 アオマツムシ(S-I)

以下、2025年の終認日です。

09/22 ニイニイゼミ(S-Kw)→(S-I)では08/23終認

09/22 ヒグラシ(S-I)→(SI-MF)では09/03終認

09/14 ミンミンゼミ(S-I)、9/23(Kw-Chko)、9/24(S-MF)、10/09(T-ShM)

10/08 ツクツクボウシ(S-I)、10/10(T-ShM)

10/08 アブラゼミ(S-I)、9/23(Kw-aChi)

10/02 アオマツムシ(K-e)、ちなみに雌の姿終認は11月02日(S-I)

クマゼミ初認日に1回聞いたのみでしたので、終認日は記録なしとしました。

2025年11月27日木曜日

「かいつぶり もぐった!」絵本原画展 ECOM 駿河台 2025年11月25日から

 2025年11月25日より、東京都御茶ノ水にあるECOM駿河台にて、2025年春に福音館より上梓をした「かいつぶり もぐった!」(ちいさなかがくのとも)の絵本原画展を行います。


2026年1月16日まで開催しておりますので、ご都合の良い日に足を運んでいただけましたら幸いです。期間中の在廊日は、現在調整中です。

ECOM駿河台について

https://www.ms-ins.com/company/csr/ecom/

展示期間:2026.11.25-2026.1.16

開館時間:12:00-18:00 (休:土日祝日)

ECOMイベント日や会場貸切日は入場不可の場合有

年末年始の休館日は、ECOM駿河台へ確認をお願いします


ECOM駿河台へのアクセス

https://www.ms-ins.com/company/csr/ecom/access.html

もしよろしければ、皆様のSNSなどでの宣伝・告知などにも、お力添えをよろしくお願いします。

2025年11月26日水曜日

スワロフスキー防振フィールドスコープ

スワロフスキーが、“防振フィールドスコープ ” を発表しました!

左端がATC、中央と右が新製品の防振フィールドスコープ  AT/ST BALANCE

初めて製品概要をお聞きした際には「フィールドスコープに防振?」と思いましたが、実機に触れると双眼フィールドスコープ  BTXのとき同様の《観察する感動》がありました。フィールドスコープ に防振機能搭載への懐疑的な考えは、ガラガラと音を立てて崩れていきました。スワロフスキーの作る光学製品には、いつも驚かされ、そして納得させられます。

右端がATC、中央と左が新製品の AT/ST BALANCE

直視型と傾斜型があり、傾斜型のほうが対物レンズが大きいです。


スタビライザー機能は本体下側のボタンを押すと起動し、電源を切るときには再度少し長めに押します。バッテリーは付属のリチウムイオン充電池となります。

矢印の部分を押すと緑色のランプが点灯します

直視型は肩から下げて、手で持ちながら使っても、飛んでいる鳥を追うことができることに感動しました。これならばタカの渡りで翼先分離をフィールドスコープ で確認できると思います(雲台に載せる部分を人差し指と親指で掴む、銃を構えるような感じで持つと安定しました)。


水面から腹部を少し出して羽繕いするカンムリカイツブリを傾斜型で観察すると、水平移動する姿を追っても像が安定しており、足指に黄色い縁取りがあるのが手の取るようにわかりました。

当日に会ったカンムリカイツブリ

防振起動時の見え方は、普通の雲台に載せていても手持ちでも、

『画面の動きのなめらかさが、まるでジンバル雲台で観ているかのよう』

そんな雰囲気と言えば伝わりますでしょうか。直視型・傾斜型を問わず、フィールドスコープ を手持ちで観察できるのが、とてもおもしろく、そしてすごいです。

試用日は穏やかな天候でしたが、スワロフスキーの防振の真価は風の強い日のシギチドリ観察や陸からの海鳥観察で、画面が全くぶれることなく鳥を追うときに発揮するのではと思います。また、船上からの海鳥観察で、手持ちや三脚に据えた時にどのくらい像が安定するのかは、ぜひ一度試してみたいです。


スワロフスキーの作る光学製品からは「一つ一つの野鳥との出会いは、人生の思い出。それを大切にしてほしい」という技術者の想いが伝わってきます。

↓SWAROVSKI OPTIK AT/ST バランススポッティングスコープの動画https://www.youtube.com/watch?v=WR4oMTQv3Dw

AT/ST BALANCEのみならず、スワロフスキーの光学製品が気になる方は、ぜひスワロフスキーオプティック製品展示コーナーへ足をお運びください(要予約)。

↓スワロフスキーオプティック製品展示コーナー

当日の様子は、ハクバのスワロフスキーサイトでアップ予定とのことです。

2025年11月16日日曜日

See next spring again and Welcome back! 雄化カモと冬鳥の初認、11月のキビタキ

The Pintail x Eurasian Wigeon Hybrid Duck(also masculinization)has come back to my patch. Welcome back! And my last day of Barn Swallow 2025 was on October 26.

オナガガモxヒドリガモの雄化個体(通称:オドリガモ)を、2025年10月05日に今冬も確認しました。お帰りなさい!

05/Oct/2025 オナガガモxヒドリガモの雄化個体

2015年11月04日から飛来を確認しているので、満10年です。

飛来前には、2025年9月12、18、21、22日、10月01日に確認に行きましたが、これらの日には確認できなかったので、10月2-5日の期間に飛来したと思われます。2024年秋は9月28日に初認で、それよりも今年はやや遅い記録となりました。これだけ長期間に飛来を継続的に確認できているのは、私が見失っていた期間の観察記録の情報提供をいただきましたS.Aさんのおかげです。改めて御礼を申し上げます。

I have high hopes to see a large number of migratory birds in this winter, as the arrival of winter birds in recent years has been delayed and the number of birds arriving has been very small. I hope that this winter will be a wonderful time not only experienced birders, but also beginners, can enjoy birdwatching and have good opportunities to see many birds.

下画像は10月01日に飛来を確認したヒドリガモ雄化個体で、これもS.Aさんが継続観察されていたものです。その後一時的に観察できなくなりましたが、この場所で11月11日にS.Aさんによって滞在が確認されました。

01/Oct/2025 

A female Narcissus Flycatcher and Red-rumped Swallow were still present as late as November 2nd. In the past, Japanese Thrushes have even been observed in the forest until December 31st. It seems summer birds may be departing for warmer place later, or perhaps their wintering areas are shifting to higher latitudes around the globe.

9月18日にモズの高鳴初認、自宅周辺でのジョウビタキ初認は10月5日、ツグミは10月26日初認でした。2025年ツバメの終認は10月26日の1羽(複数羽同時確認は10月3日)と、例年よりも随分と遅くまで確認できたのが意外でした。10月31日に雑木林ポイントskでシメ、カシラダカ、11月1日にルリビタキ、11月2日にベニマシコ(声)やマヒワ、ツグミ初認し、追加でふらっと午後に出かけた観察ポイントのKでハイタカを2回確認できたので、冬の小鳥の移動と共に猛禽類もやって来ている印象を受けました。みなさん、本当にお帰りなさい!

ちなみに11月2日は、夏鳥のコシアカツバメとキビタキ雌(11月8日訪問時には確認できず)もいました。しばし季節交差の時間を楽しみたいと思います。

2025年11月15日土曜日

10月の確認種 My Bird List in Octber

Every year, I record the birds I observe in the Japanese Bird Checklist (8th edition). My bird year list 2025 as of October 31st reached 232.

毎年、見聞した鳥を日本産鳥類目録(今年から第8版)で記録しています。渡り途中と思われるサメビタキ、ツルシギ、オオコノハズクやアオバズクなどを観察できたので、10月31日の種数チェックでは232種(外来種5種 ガビチョウ、カオグロガビチョウ、コジュケイ、コブハクチョウ、ホンセイインコを含む)となりました。

11/Oct/2025 Greater White-fronted Goose

2025年の初見種ではないですが、日本海側の海岸林でクロツグミのほか、シロハラやツグミなども見られました。

09/Oct/2025 Brambling

アトリの群れがミズキの実に飛来している様子を初めて見たり、シマアジが観察機会が多かった上に一群の個体数も多かったりして、私にとって興味深い出会いが続きました。

I had a big opportunity to watch an Amur Falcon in Japan, guided by local birders.

18/Oct/2025 My first Amur Falcon in Japan
※A similar falcon was observed in Fukuoka after we had seen it !

14/Oct/2025 Ruff

鳥の移動を実感した良い観察ができ、楽しい10月でした。

2025年11月10日月曜日

Hawk Migration 2025 vol.4

2025年最後のタカの渡りを観察できた場所は離島でした。

My final hawk migration watching of 2025 was an island in late October.

19/Oct/2025 Grey-faced Buzzard

東風が強かった日の早朝、その風を使って高度を上昇できても向かい風の影響なのか、高空から滑翔を始めても押し戻されてしまう様子を何度も観察しました。

On early mornings with strong wind, I saw Grey-faced Buzzards repeatedly that even when able to gain altitude using the air currents, the effect of the headwind seemed to push us back, despite starting to glide southwards. I understood the difficulty of the hawk migrating on its own wings. Also we successfully watched an Amur falcon and a Hobby.

17/Oct/2025 Hobby

狙っても見つけるのが難しいヒメカマキリを見つけてくださった方がいて、久しぶりに観察することができました。これは本当に嬉しかったです!関東ではほとんど見ることができない種で、木漏れ日のあるような水場の樹上を好むと言われているですが、発見場所はそのような条件ではなく、どこかへ移動の途中だったのかもしれません。

17/Oct/2025 Japanese Boxer Mantis

猛禽類以外では、田畑でノビタキを数多く確認しました。

19/Oct/2025 Siberian Stonechat

これまでとは少し時期が後ろにずれた訪問でしたが、とても興味深い観察ができた楽しい旅でした。Sdさんご夫妻には、貴重なお話に加えて島の新たな魅力を教えていただきました。本当にありがとうございました。また、車内で楽しくお話をしてくださったTnさんには厚く御礼を申し上げます。

2025年のタカの渡り観察は、この島の訪問で終了となりました。

2025年11月7日金曜日

Hawk Migration 2025 vol.3

タカ渡りの観察へポイントのメッカ、白樺峠へ行きました。

I went to Shirakaba-Touge Pass in Nagano, one of the renowned hawk watching sites, on the morning of 3rd October. 

03/Oct/2025 Grey-faced Buzzard

I observed a flock of up to 16 Grey-faced Buzzards, the total to 39 birds by noon. Additionally, 4 Oriental Honey Buzzards and 15 Japanese Sparrowhawks passed through. According to the official record for that day, approximately 250 Grey-faced Buzzards migrated, most passed during the afternoon.

当日の公式記録を見ると250羽ほどのサシバが渡ったようですので、多くは午後に渡ったようです。私は午前中のみの観察で、サシバの群れが最大16羽のタカ柱が見られ、最終的には39羽を見送りました。そのほかにハチクマ4羽、ツミ15羽を観察しました。今秋初のジョウビタキにも出会えて、夜の長時間運転の疲れも吹っ飛びました。

早朝に現地へ行く前に立ち寄ったコンビニの電線では小鳥が群れていましたが、よく見ると全部ニュウナイスズメで驚きました。帰りにも同じ場所で探しましたが、1羽もいなかったので、渡りの途中の休息と私の休憩が偶然にも同じ場所だったようです。

Russet Sparrow

At a rest stop before reaching my destination on a long drive, I spotted a flock of small birds on the power lines in the early morning and observed them through my binoculars. Upon closer inspection, I was surprised to find they were all Russet Sparrow. Elsewhere, when I saw the slightest movement of grass in the undergrowth, the bird was a male Siberian Rubythroat!

鳥の動きのある時期は、一つ一つの鳥の気配を大切にして確認していく大切さを改めて感じた旅でした。

2025年11月5日水曜日

Hawk Migration 2025 vol.2

友人Nmさんのお誘いを受けて、東北地方での渡りの観察に挑戦しました。

At my birding friend's suggestion, we challenged observing migratory hawks in Tōhoku. Unfortunately, we were unable to observe any birds of prey actually migrating, but thanks to his researching locations with high environmental potential on maps and taking me around various spots, we met 79 species of bird  over the 4 days.

27/Sep/2025 Bull-headed shrike 

猛禽類の渡りの様子を見ることはできなかったのですが、Nmさんが鳥のいそうな場所を丁寧に巡ってくださったおかげで、合計79種の鳥たちに会うことができました。

27/Sep/2025 Sanderling

砂浜をずっと探して見つからなかったミユビシギは、テトラポッドの上で休む姿を発見。

28/Sep/2025

秋の気配が滞在中にも増していきました。

30/Sep/2025 Bull-headed shrike 

29/Sep/2025 Copper Pheasant

Nmさん、本当にありがとうございました。次回は時期をしっかり合わせて訪問しようと二人で話しながら帰りました。

2025年11月1日土曜日

Hawk Migration 2025 vol.1

2025年のタカ渡り観察を9月下旬から始めました。観察初日は晴天・北寄りの風で、前日までの2日間は天気がよくなかったので、タカが渡るのでは?と期待して出発しましたがこの日はほとんど飛びませんでした。

21/Sep/2025 Jay

I started watching the raptor migration in late September 2025. The first day around my house was good sunny with a northerly wind (and the weather had been bad two days before! ), so I set off in the hope that the hawks would migrate. However only a few Buzzards were seen.

Grey-faced Buzzards 3
Honey Buzzards        2
Eastern Buzzard        1

Jay              2
Barn Swallow                     5
Grey-streaked Flycatcher   8
Japanese White-eye         40
White-throated Needletail   2

午後に帰り道の水辺に立ち寄ったところ、シマアジ1群で8羽(後でもう一羽確認し、最終的には合計9羽)と、タカブシギ、エリマキシギ、オグロシギなどを観察。楽しい一日でした。翌日も同所を訪問したところ、サシバ174羽とハチクマは17羽の群れに遭遇できました。自宅からそれほど遠くない観察場所で、この数字の渡りに巡り会えたのは嬉しかったです。

 21/Sep/2025 Garganey

私の観察ポイントで多くのタカが飛んだその日は白樺峠で3,000羽以上のサシバの渡りがあったとJさんから連絡が来ました。この日は日本の多くのポイントで動きがあったようなので、日本タカ渡りdayだったようです。現地に行かれた皆さんは、さぞ楽しまれたことでしょう。

The next day, on the 22nd, I was excited to see several Grey-faced Buzzards fly by immediately after my arrival. At 10:22, there were 174 Grey-faced (1st : 84, 2nd : 35, 3rd : 55), including 17 Honey Buzzards!

22/Sep/2025 The largest flock of Grey-faced

I will take good care of my health so that I can enjoy such wonderful observations again next year.

2025年10月25日土曜日

県立自然の博物館特別展「群れる鳥」

 私がボランティアをしている埼玉県立自然の博物館で、「群れる鳥」をテーマにした特別展が10月25日から始まります。

埼玉県立自然の博物館 特別展「群れる鳥」開催!

https://shizen.spec.ed.jp/2025murerutori

https://x.com/saitama_shizen/status/1978657159366983866


展示の準備のお手伝いをしてきました。コンテンツが充実しており、今後のフィールドワークで、目の前の「群れ」の意味を考えながら観察できるようになる楽しさがあると思います。

学芸員による展示解説に加え、上田恵介先生による観察・講演会もあります。詳しくは博物館ウェブサイトか以下にお問い合わせを。

埼玉県立自然の博物館

〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417-1
電話:0494-66-0404(代表) 
▼開館時間
9:00~16:30 (入館は16:00まで)
▼休館日
月曜日(祝日・7、8月は開館)
12/29~1/3、他臨時休館あり

2月23日までの長期展示です。ぜひご来館ください。

2025年10月15日水曜日

9月の確認種 My Bird List in September

毎年、見聞した鳥を日本産鳥類目録(今年から第8版)で記録しています。湿地でオジロトウネン、渡りのポイントでエゾビタキ、サシバ、ハチクマ、ヤマドリを観察できたので、9月30日の種数チェックでは225種(外来種5種 ガビチョウ、カオグロガビチョウ、コジュケイ、コブハクチョウ、ホンセイインコを含む)となりました。

27/Sep/2025

2025年10月13日月曜日

富山市ファミリーパークで絵本原画展

11月3日まで、今春出版した「かいつぶり もぐった!」原画展を富山市ファミリーパークで開催しています。ぜひご来場ください。

神戸宇孝 絵本原画展「かいつぶり もぐった!」10/11~11/3開催!

https://www.toyama-familypark.jp/10335


よろしくお願いいたします。

2025年10月10日金曜日

ツバメとコシアカツバメ Neighbors

高速道路SAを使った際、コシアカツバメの巣がツバメの巣の隣に作られた様子を見ることができました。

The nests of Red-rumped Swallow and Barn Swallow's were built neighbouring.

24/Jul/2025

2025年10月9日木曜日

夏の味 2025

我家の地域では手に入りにくい夏の味が叔父から届きました。

01/Aug/2025

子供の頃からの私の大好物で、祖父母と実母は、幼い子供の私が焼き茄子とこれを里帰りの度に美味しそうに食べる様子を見て、「あなたは年寄りみたいものが本当に好きだねぇ」と笑いながら言っていたのが、懐かしい思い出です。

2025年10月1日水曜日

Living with Snow Leopards 2025

動物写真家 秋山知伸さんが引率する2018年より始まったツアーに参加しました。8月の陽射しは強く厳しいものでしたが、今回もキャンプ地では夜に霜が降りたり、早朝に山々に雪が積もっていたりと寒さにも震える日もありました。

I participated again this year in the volunteer tour “Living with Snow Leopards”, led by wildlife photographer Tomonobu Akiyama, which began in 2018.

↓秋山知伸 AkiyamaTomonobu 野生動物写真家 トラベルライター

https://noth.jp/instructor/akiyama/

↓ボランティアツアー ユキヒョウと現地の生活を守る環境保全ツアー(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=lamk9cmeTQY

私は今回で4回目の参加で、現地の方々の財産である家畜(主にヤギやヒツジ)をユキヒョウやオオカミなどの肉食獣襲撃から守るための家畜小屋を頑丈にする作業をします。作業場所付近でテント泊、トイレは周囲を覆って穴を掘っただけのものを作ります。参加者は臨機応変に全てを楽しんでいます。


作業は、地元の方々と石運びをしたり、セメントをこねたり、屋根に使う金属パイプをとても重い金網を設置したりと多岐にわたりました。空気の薄い標高4200-4700m(訪問した最高地点は、なんと5360m!)での活動は高山病になりやすく、それぞれに大変でしたが、若者を基軸とした10-50代という幅広い年齢で構成されたメンバーは、自分のできることをその場で判断し、率先して行動をしていきました。

It was challenging for us all at altitudes of 4200-4700m, working alongside local residents – carrying stones, mixing cement, and installing extremely heavy wire mesh. All members, a wide age range from teens to fifties with young people, assessed what they could do on the spot and took the initiative to act.

teri

仕上がった小屋にヤギとヒツジを入ったことを確認できたら、完成です。


標高4300mほどなので、高山病による頭痛や慣れない環境での疲れの蓄積もありましたが、完成後に小屋のオーナーとなる方のお宅へお邪魔して美味しいお茶をご馳走になったり、感謝の言葉をいただいたことで、全てが気持ちの良い思い出に変化していくのを感じました。


木が一本も生えていない風景が続く山々ですが、ブルーシープなどの草食獣が生息し、ユキヒョウやオオカミといった肉食獣がこの風景の中にいるのです。実際には見られなくても、

「そこには、どこかに、確実に、いる」

と感じられ、

「“会える” という希望を持って探せること」

そのものが、私には嬉しく、そして楽しいです。


こんなふうに思えるのは、私が子供の頃から自然の楽しみ方を教えてくださった多くの方々のおかげだと思っています。「写真に撮れない」ことや、「小さくしか写らない」ということは、私には関係ありません。

Lammergeier

もちろん、移動やハイキングの途中で休憩すると、山々の上空にはヒマラヤハゲワシやヒゲワシ、イヌワシが舞う姿に感激し、

Black-necked Cranes

湿原では世界に16,000羽と言われるオグロヅル(のうちの6-7ペア)に会い、

Horned Lark

キャンプの周辺ではハマヒバリやヤツガシラが採餌をし、

6 Eurasian Hoopoes in one photo!

Hume's Ground-tit in Tiso kar

見たいと思っていたヒメサバクガラスもヤクの糞に潜む虫を探す様子を観察でき、感激でした。言葉と写真だけでは伝えきれない、素晴しい風景と生き物たちが棲んでいるラダックにいられる、そのことが私にとってはかけがえのないことです。

約2週間は、私を含め参加者は男女11名にとって、あっという間でした。


最後になりましたが、リーダーの秋山氏と現地のラダック・スタッフの献身的なサポートに、心から感謝をいたします。