2019年3月25日月曜日

倉敷市立自然史博物館友の会・会報誌「しぜんしくらしき」

倉敷市立自然史博物館友の会が発行する「しぜんしくらしき」の108号に、内陸で確認されたシロチドリの産卵の記録が掲載されています。

「しぜんくらしき」108号

このシロチドリの産卵行動の報告は、私がBIRDERで連載している「都道府県の鳥」を訪ねる旅で岡山県を訪問してキジを探していた際にシロチドリの繁殖に繋がりそうな行動を偶然に観察し、取材先の野生動物画家の越山洋三さんに内陸部でのシロチドリの繁殖確認されれば大変貴重なことだと思い、地元の方に見守っていただきたいとお願いをしたところ、この報告のご執筆をされている青野孝昭さんが観察を続けてくださったことで産卵まで至ったことがわかったというものです。ありがたいことに、この報告の謝辞の中で私にも触れてくださっています。青野様のお心遣いに感謝です。

雑誌取材訪問で、しかもこのシロチドリの行動確認は私にとって本当に偶然のことでしたが、地域の生態系解明にお役に立てたことが嬉しかったです。

このシロチドリの繁殖行動が確認された場所は2018年の西日本豪雨で被災された地域でもあり、2019年以降にどのような状況になるかは今後の防災対策との兼ね合いになりますが、生き物たちが命をつなげていく環境がこの地に残ることを期待しています。

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