毎年、自分のフィールド内の木の実の成りの様子を見て回るのですが、今年はミズキ類とエゴノキの実の成りが非常に悪いです。エゴノキは2年連続で不作。2014年に見られたようなヤマガラの木の実を見るのは今年も難しいかもしれません。
http://hiyokichibird.blogspot.jp/2014/11/collecting.html
クヌギやコナラのドングリもあまりいい状態ではないです。そのせいか、平地ですでにカケスが上空を移動する姿が見られます。
私の住む地域では、去年ドングリが豊作でカケスはほとんど山から下りてきませんでしたが、今年は来てくれるかもしれません。自然環境とのつながりを意識した野鳥観察は、とても楽しいです。
ちなみに、アカメガシワは豊作。エゾビタキが来ていました。
Grey-streaked Flycatcher
Grey-streaked Flycatcher came to Japanese Mallotus.
野鳥画家ヒヨ吉の日記です。英国滞在経験があるのでUKとありますが、今は日本在住です。テキスト、画像ともに不許複製・禁無断転載です。フリーランスの権利にご理解と協力をお願い致します。 I am a bird illustrator in Japan. I was a student in U.K to study natural history illustration. All Rights Reserved
2016年9月29日木曜日
ハヤブサ Young Hunter
若いハヤブサのハンティング飛翔を観ることができました。やはり最後の最後で追い込めない状況が続き、そのまま獲物には逃げられてしまっていました。
狩りには『経験値』が必要なようです。狙われたコアオアシシギは,最初はサギの群れの合間に入るようにしていたのが興味深く、ハヤブサはまずはそこからコアオアシシギだけを離すようなアタックをかけていました。
Peregrine Falcon (probably first year)
Changing direction before diving into prey.
2016年9月27日火曜日
フクロウ
北海道新聞HPにこんな記事がありました。
「餌はどこ?」嘆くフクロウ 自動車騒音で狩りの能力低下
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0319206.html
能力が低下というより、フクロウにとって車の音が邪魔ということでしょう。
北大や国立研究開発法人森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが解明したそうです。ノビタキやオオジシギの渡りなどについても今年はいろいろわかってきましたが、こういう研究内容を教えていただけることは野鳥を見つめる私にはたいへん興味深いです。
フクロウ類への出会い方を、もっともっと慎重にする必要が出てきました。公共交通機関で行くか、遠くのパーキングに止めてなるべく歩いて行くようにしなくてはいけないですね。
「餌はどこ?」嘆くフクロウ 自動車騒音で狩りの能力低下
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0319206.html
能力が低下というより、フクロウにとって車の音が邪魔ということでしょう。
北大や国立研究開発法人森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが解明したそうです。ノビタキやオオジシギの渡りなどについても今年はいろいろわかってきましたが、こういう研究内容を教えていただけることは野鳥を見つめる私にはたいへん興味深いです。
フクロウ類への出会い方を、もっともっと慎重にする必要が出てきました。公共交通機関で行くか、遠くのパーキングに止めてなるべく歩いて行くようにしなくてはいけないですね。
フクロウの写真をもっていないので、北海道のつながりでノビタキとノゴマを並べてみました。
SL修復の匠
たまたま見つけたのですが、すてきなボランティア活動です。ぜひこういう想いを若い世代へ継承してほしいです。再度走らせるようにするだけが修復だけではないと、つくづく感じました。
SL修復の匠がC12形蒸気機関車をレストア開始
https://www.youtube.com/watch?v=M2hxq27l3VE
SL修復の匠がC12形蒸気機関車をレストア開始
https://www.youtube.com/watch?v=M2hxq27l3VE
2016年9月26日月曜日
ぜひ図鑑も持って
鳥を見に行くとき、双眼鏡は必須ですが、私は図鑑も持っていきます(たまには忘れてしまうこともありますが)。不明な鳥を見つけたときに、その場で新鮮な記憶のままで確認するのが大事だよと教わった経緯もありますが、やはり見た印象で照合できるのがいいです。先日見たギンムクドリも、図鑑を持ち歩いていたことでまずは観察に専念できました。
時々、気にかけていなかった部分が特徴(識別ポイント)だったりして、とても楽しく思っています。
最近、野鳥写真を撮るご年配の方々には図鑑を持たない人が多いように思います。フィールドに出るとそんな方が何人も会うことがあります。
ちょっと珍しい鳥が現れた場所に行くと、かなりしっかりとした機材やカモフラージュの服を着るカメラマンさんなどでも、到着直後に探すよりも先に望遠鏡で観察している私に聞いてくることがあります。教えて差し上げるのは問題ないのですが、まずはご自身でも探してみることをしてみたら楽しいですよとお伝えしたくなることがあります。また、そういう方はだいたい図鑑を持っていないことが多く、識別もご自身で挑戦したらいいのに…と思うこともしばしばです。
私が子供の頃の先輩方は、皆、図鑑を持っていました。私が図鑑を見ていても、ご自身の図鑑で教えてくださり、それがとても勉強になりました。
望遠レンズに比べれば、図鑑なんて安いものです。小型で手軽なものもたくさん出ています。重さもレンズに比べたらホントに軽いものです。ぜひ図鑑を持って、フィールドへ行って、ご自身でも見分けにチャレンジしてみてはいかがでしょう?きっと頭の体操にもいいはずです。
図鑑を持ち歩かない方からは、
「調べ方がわからない」
と言われることが多いのですが、まずは時間のあるときに眺めるだけもいいです。図鑑のどのページあたりに、どんな鳥が出ているかをなんとなくわかるようにしておくのがコツです。昆虫や植物に比べると、種類も少ないですし、最初は「どんな形の鳥がいるか」を見るだけでも構いません。
私は海外に行く前には、とにかくその地域の鳥の図鑑を眺めるようにし、あまりにも鳥の種類が多いときは、付箋に科の名前を書き込んでつけておいて、調べやすくします。
日本で記録のあるおよそ600種の記録がありますが、年間300種を見るのはかなり難しいと思います。まずは50〜100種類から名前と特徴が一致するように覚えていくのがいいでしょう。本州でかなり頑張っても、200〜250種程度です。
自分が見つけた鳥を自分で見分けられたら喜びも倍増して「お得」ですよ!若いバードウォッチャーにはそうやって楽しんでいる人、すごく多いです。
来月からは、フィールドへ図鑑を持って行きませんか? 持ち歩いてボロボロになった図鑑でいろいろ調べている方って、かっこいいと思います。
時々、気にかけていなかった部分が特徴(識別ポイント)だったりして、とても楽しく思っています。
最近、野鳥写真を撮るご年配の方々には図鑑を持たない人が多いように思います。フィールドに出るとそんな方が何人も会うことがあります。
ちょっと珍しい鳥が現れた場所に行くと、かなりしっかりとした機材やカモフラージュの服を着るカメラマンさんなどでも、到着直後に探すよりも先に望遠鏡で観察している私に聞いてくることがあります。教えて差し上げるのは問題ないのですが、まずはご自身でも探してみることをしてみたら楽しいですよとお伝えしたくなることがあります。また、そういう方はだいたい図鑑を持っていないことが多く、識別もご自身で挑戦したらいいのに…と思うこともしばしばです。
私が子供の頃の先輩方は、皆、図鑑を持っていました。私が図鑑を見ていても、ご自身の図鑑で教えてくださり、それがとても勉強になりました。
望遠レンズに比べれば、図鑑なんて安いものです。小型で手軽なものもたくさん出ています。重さもレンズに比べたらホントに軽いものです。ぜひ図鑑を持って、フィールドへ行って、ご自身でも見分けにチャレンジしてみてはいかがでしょう?きっと頭の体操にもいいはずです。
図鑑を持ち歩かない方からは、
「調べ方がわからない」
と言われることが多いのですが、まずは時間のあるときに眺めるだけもいいです。図鑑のどのページあたりに、どんな鳥が出ているかをなんとなくわかるようにしておくのがコツです。昆虫や植物に比べると、種類も少ないですし、最初は「どんな形の鳥がいるか」を見るだけでも構いません。
私は海外に行く前には、とにかくその地域の鳥の図鑑を眺めるようにし、あまりにも鳥の種類が多いときは、付箋に科の名前を書き込んでつけておいて、調べやすくします。
日本で記録のあるおよそ600種の記録がありますが、年間300種を見るのはかなり難しいと思います。まずは50〜100種類から名前と特徴が一致するように覚えていくのがいいでしょう。本州でかなり頑張っても、200〜250種程度です。
自分が見つけた鳥を自分で見分けられたら喜びも倍増して「お得」ですよ!若いバードウォッチャーにはそうやって楽しんでいる人、すごく多いです。
来月からは、フィールドへ図鑑を持って行きませんか? 持ち歩いてボロボロになった図鑑でいろいろ調べている方って、かっこいいと思います。
2016年9月24日土曜日
平成28年台風10号等災害義援金
平成28年台風10号等災害義援金を日本赤十字社が受付をしております。みなさんの暖かいご支援をお願い致します。郵貯銀行の窓口ならば、振込手数料は免除されるようです。
平成28年台風10号等災害義援金
※以下、コピペですので、実際のお振込の際はご確認をお願い致します。
+++++++++
1.郵便振替(ゆうちょ銀行・郵便局)
口座記号番号 00100-6-324140
口座加入者名 日赤平成28年台風10号等災害義援金
※ゆうちょ銀行の振込用紙の半券が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。(詳しくはこちら)
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。
(ATMによる通常払込みおよびゆうちょダイレクトをご利用の場合は、所定の振込手数料がかかります)
※その他の事情により、赤十字が発行する受領証をご希望の場合は、「受領証希望」の旨と下記①~⑧を日本赤十字社パートナーシップ推進部あてFAXにてご連絡をお願いいたします。なお、現在大変多くの協力をいただいていますので、受領証発行にはしばらく時間を要します。ご了承ください。
①義援金名 ②氏名(受領証の宛名) ③住所 ④電話番号
⑤寄付日 ⑥寄付額 ⑦振込人名 ⑧口座番号
+++++++++++
よろしくお願い致します。
1.郵便振替(ゆうちょ銀行・郵便局)
口座記号番号 00100-6-324140
口座加入者名 日赤平成28年台風10号等災害義援金
※ゆうちょ銀行の振込用紙の半券が、受領証の代わりとして、税制上の措置が受けられます。(詳しくはこちら)
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。
(ATMによる通常払込みおよびゆうちょダイレクトをご利用の場合は、所定の振込手数料がかかります)
※その他の事情により、赤十字が発行する受領証をご希望の場合は、「受領証希望」の旨と下記①~⑧を日本赤十字社パートナーシップ推進部あてFAXにてご連絡をお願いいたします。なお、現在大変多くの協力をいただいていますので、受領証発行にはしばらく時間を要します。ご了承ください。
①義援金名 ②氏名(受領証の宛名) ③住所 ④電話番号
⑤寄付日 ⑥寄付額 ⑦振込人名 ⑧口座番号
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よろしくお願い致します。
2016年9月21日水曜日
ヤンバルクイナ 大宜味村で繁殖 Okinawa Rail
マングースの対策を進めてきたことで、大宜味村でも繁殖が確認されました。2005年ころには絶滅寸前となりましたが、マングースの捕獲や人工繁殖などを進めてきた結果、ここまで繁殖する地域が南下してきたことは嬉しいことです。
RBC THE NEWS「ヤンバルクイナが大宜味村で繁殖」2016/09/20
https://www.youtube.com/watch?v=YNNtYKW224s
(ヤンバルクイナがカエル?を追いかけるシーンは必見!)
しかし、マングースが根絶できたわけではないですし、今後もヤンバルクイナの存在が継続していくためには、猫の里親探しやマングース対策の継続のため、多くの方の協力が必要です。
NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄
http://yanbarukuina.jp/
あなたのできること
→http://www.yanbarukuina.jp/support/
どうぞよろしくお願い致します。
This is very successful story of protection of Okinawa rail. The southernmost tip of the fligtless bird breeding area is recovering by Ogimi village in Okinawa.
What a fantastic news for all birdwatchers, isn't it ?
RBC THE NEWS「ヤンバルクイナが大宜味村で繁殖」2016/09/20
https://www.youtube.com/watch?v=YNNtYKW224s
(ヤンバルクイナがカエル?を追いかけるシーンは必見!)
しかし、マングースが根絶できたわけではないですし、今後もヤンバルクイナの存在が継続していくためには、猫の里親探しやマングース対策の継続のため、多くの方の協力が必要です。
NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄
http://yanbarukuina.jp/
あなたのできること
→http://www.yanbarukuina.jp/support/
どうぞよろしくお願い致します。
This is very successful story of protection of Okinawa rail. The southernmost tip of the fligtless bird breeding area is recovering by Ogimi village in Okinawa.
What a fantastic news for all birdwatchers, isn't it ?
2016年9月19日月曜日
2016年9月18日日曜日
なぜムナオビトサカゲリ?
東京湾の有名な探鳥地、葛西臨海公園の鳥類園にて。
ここの解説看板に、なぜかオーストラリアが主要な生息地であるBanded Lapwing(ムナオビトサカゲリ)の絵が入っていました。日本での記録は現在一つもないはずの鳥が描かれているのはなぜだろうと首を傾げてしまいました。
ハマシギはわかるように描かれているので、せめて文章に書いているメダイチドリかチュウシャクシギにしてほしかったです。バックに飛んでいる鳥の中には、オオミズナギドリもいるように見受けられます。おそらく台風後などには来るでしょうけれど、この地でよく見られる鳥ではないはずです。
来園者にとって、看板はその地域の自然を知る第一歩。大事なものなので、鳥に限らず、生き物の種類選定には注意をしてほしいと思った次第です。
シェアする喜び
伊佐沼に出ているサルハマシギを見に行きました。望遠鏡で観察していると、お散歩に来たというご近所にお住まいのご婦人2人が、
「たくさんいらして、みなさんは何をご覧になっているんですか」
と、声をかけてきました。ちょっと珍しい鳥が来ていて、それを見ていることを伝えて望遠鏡で見てもらったのですが、
「あら、こんなかわいい鳥がいるなら、早く見たかったわ。こんなふうに実物を見せてもらったのはあなたが初めて。どうもありがとう」
とのこと。お話を伺うと、8月にレンカクが来たときには、カメラマンは鳥のいることは教えてくれるし、写真も見せてくれるけれど、実際のものを見せてくれることはほとんどないそうです。
バードウォッチングには、「シェアする喜び」というエッセンスもあるように私は思います。英国で、たくさんの人がいる観察小屋内で一番後ろで見ていた私を一番前の人が呼んでくださって、見せてくださったことがあります。その御礼を言うと、
「ここにいるみんなが見ないと楽しくないでしょ」
といって、本当に、本当に素敵な笑顔をしてくれました。こういう経験をするといろんな人に親切をしたくなりますよね。
私の子供の頃を思い出すと、
「カメラの望遠レンズだと見えにくいけれど、見てみるかい?」
と、覗かせてくれるカメラマンによく会ったように思いますが、今は変わってしまったのでしょうか。ちょっと、いやいや、かなり残念です。
「たくさんいらして、みなさんは何をご覧になっているんですか」
と、声をかけてきました。ちょっと珍しい鳥が来ていて、それを見ていることを伝えて望遠鏡で見てもらったのですが、
「あら、こんなかわいい鳥がいるなら、早く見たかったわ。こんなふうに実物を見せてもらったのはあなたが初めて。どうもありがとう」
とのこと。お話を伺うと、8月にレンカクが来たときには、カメラマンは鳥のいることは教えてくれるし、写真も見せてくれるけれど、実際のものを見せてくれることはほとんどないそうです。
バードウォッチングには、「シェアする喜び」というエッセンスもあるように私は思います。英国で、たくさんの人がいる観察小屋内で一番後ろで見ていた私を一番前の人が呼んでくださって、見せてくださったことがあります。その御礼を言うと、
「ここにいるみんなが見ないと楽しくないでしょ」
といって、本当に、本当に素敵な笑顔をしてくれました。こういう経験をするといろんな人に親切をしたくなりますよね。
私の子供の頃を思い出すと、
「カメラの望遠レンズだと見えにくいけれど、見てみるかい?」
と、覗かせてくれるカメラマンによく会ったように思いますが、今は変わってしまったのでしょうか。ちょっと、いやいや、かなり残念です。
2016年9月16日金曜日
ギンムクドリ〜 心躍る出会いは、こまめに確認すること
西日本での取材の帰り道で、ムクドリの群れを見ていたときのこと。
電線に止まる群れの中には多くのコムクドリも混じり、その数の多さに “渡り” を感じていました。ふとその群れから私の目の前に舞い降りてきた1羽のムクドリは、白っぽい色合いだったので、てっきりそれもコムクドリだと思っていた鳥がよく見ると嘴と足がオレンジ色!嘴と足がオレンジであっても、全体的な雰囲気からしてムクドリではないという直感があり、頭の中でムクドリの図鑑ページをめくっていくと、ヒットしたものがあった。
ギンムクドリ!
本当にそれでいいのか?と不安になると、そのときにちょうど飛び立ち、上空を飛んでいくムクドリの大群に吸い込まれてしまいました。飛び立ったそのときに見えた翼の白斑の大きさや位置は見覚えのあるコムクドリのものとは違いやや “イカルチック” に見え、翼下面の下雨覆の白と風切羽の黒がはっきりと分かれており、コムクドリの印象とは大きく異なっていました。
ここでコムクドリは判定リストから外すことを最終的に決意。ギンムクドリとして手帳には書き込みました。普通種のムクドリの群れだといって、蔑ろにしてはいけないことを改めて切実に感じた出会いでした。
写真もないので証拠がないのですが、あのとき確かにギンムクドリは私の目の前にいたのでした。ワクワクする出会いはこまめに確認、そして、突然です。
電線に止まる群れの中には多くのコムクドリも混じり、その数の多さに “渡り” を感じていました。ふとその群れから私の目の前に舞い降りてきた1羽のムクドリは、白っぽい色合いだったので、てっきりそれもコムクドリだと思っていた鳥がよく見ると嘴と足がオレンジ色!嘴と足がオレンジであっても、全体的な雰囲気からしてムクドリではないという直感があり、頭の中でムクドリの図鑑ページをめくっていくと、ヒットしたものがあった。
ギンムクドリ!
本当にそれでいいのか?と不安になると、そのときにちょうど飛び立ち、上空を飛んでいくムクドリの大群に吸い込まれてしまいました。飛び立ったそのときに見えた翼の白斑の大きさや位置は見覚えのあるコムクドリのものとは違いやや “イカルチック” に見え、翼下面の下雨覆の白と風切羽の黒がはっきりと分かれており、コムクドリの印象とは大きく異なっていました。
ここでコムクドリは判定リストから外すことを最終的に決意。ギンムクドリとして手帳には書き込みました。普通種のムクドリの群れだといって、蔑ろにしてはいけないことを改めて切実に感じた出会いでした。
写真もないので証拠がないのですが、あのとき確かにギンムクドリは私の目の前にいたのでした。ワクワクする出会いはこまめに確認、そして、突然です。
2016年9月10日土曜日
谷津干潟でのフィールドスケッチ会
8月28日に谷津干潟で、tingさんと一緒に呼びかけて開催しているフィールドスケッチ会を行いました。
フィールドスケッチ会報告↓
http://fieldsketchbook.blogspot.jp/2016/09/828.html
今回はなんと小学生が来てくれました。子供の目線、視点
勉強になることが多かったです。
フィールドスケッチ会報告↓
http://fieldsketchbook.blogspot.jp/2016/09/828.html
今回はなんと小学生が来てくれました。子供の目線、視点
勉強になることが多かったです。
2016年9月7日水曜日
2016年9月3日土曜日
地域の足を支える使命感
近畿圏へ取材旅行に行きました。2泊3日のあいだ、近鉄電車にお世話になりましたが、路線マップを見ると近鉄には多くの支線があり、宿から一番近い湯の山線に乗ってきました。
名古屋や大阪、奈良、京都、伊勢志摩などを快速で結ぶ本線のスピードとは程遠い、のんびりした雰囲気の線でしたが、地域の足を支える使命感のようなものが伝わってきました。本線のスピードではゆっくり確認できないケリの姿も、この線だとちゃんと確認できます。
速さだけではない近鉄電車の魅力を感じます。
終点の湯の山駅まで行き、菰野駅まで歩きましたが、途中でコシアカツバメの群れを観察できました。電線に止まる姿を見たのは、何年ぶりでしょうか。
盲腸線の楽しさを再認識したひとときでした。
Red-rumped swallow
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