2022年8月26日金曜日

バードピア オープンのお知らせ

野鳥雑誌BIRDER取材で訪問後も継続してお世話になっている富山市ファミリーパークから、バードピアという新しい施設がオープンするというお知らせをいただきました。

9/17のオープンに合わせて、イベントも開催されるとのこと。詳しくは下記のPDFをご覧ください。



webサイト情報も以下に掲載します。

富山市ファミリーパーク イベント&お知らせ
↓熱帯鳥類館「バードピア」 2022年9月17日(土)オープン!

みなさんお誘い合わせの上、ぜひお運びください。

2022年8月19日金曜日

野鳥の声を録音する設定について

ここ数年、野鳥の声をタイマー録音しており、時々質問を受けることがあります。最近は特に設定についての質問が続き、各々に返信をしましたが、非常に参考になったというお返事をいただきました。ブログでも紹介してあげてほしいという要望もあり、現時点での私の野鳥の声の録音設定についてお伝えします。

私も試行錯誤の最中であることをご理解の上、ご興味のある方は以下のテキストをご覧ください。


私は、松田道生さんが以下のサイトで紹介されている設定を基本としています。これから始めようとされている方も、まずはこちらをご覧ください。

TASCOM 野鳥におけるフィールドレコーディング特設サイト 野鳥録音のすすめ

パナソニック:ICレコーダー RR-XS455(生産終了品)

音質や声紋分析などが録音の目的であれば、ファイルサイズは非常に大きくなりますが、松田さんが推奨されている非圧縮形式を私もお勧めします。


一方、私に必要な録音結果は「どんな種類の鳥が周辺で鳴いているか」という確認であるため、充電池で録音できる時間の長さ( ≒ 録音時間 x 設置可能日数)を優先しており、圧縮型(私の場合はMP3)で 128kbps ステレオ録音以上の設定を基本にしています。

MP3 で、8kbps(モノラル録音)や MP3 64kbps(ステレオ録音)という低音質設定でも声は録れているのですが、音が荒くて深みがありません。数日分の録音内容の確認作業の場合は、確認作業が長時間になるものではモチベーションを維持することも重要ですので、聞いていて「楽しさ」がある MP3 128kbps ステレオ録音以上でデータを集めています。


私の住む関東地方で野鳥の声の録音が楽しいのは3-5月です。身近な緑地で春の渡り途中のコマドリやコルリが記録されることもありますし、4月上旬にはアカハラやシロハラ、アオジの囀りなどが入ります。ヤブサメが2時間もの間鳴き続けているのがわかったり、レコーダー設置で訪問した時間には観察しなかったシメやイカルの大群が日の出直後に通過していく様子が記録されていたことがあります。小さなため池横での設置では、その場所では観察したことのないオシドリの声も録音されました。


歩くだけでも楽しい森に、自分の知らない世界が溢れていることをレコーダーは教えてくれます。私の経験が皆さんの録音ライフの参考になれば幸いです。

2022年8月16日火曜日

Wildlife in Hokkaido Vol.05

コエゾゼミ Lyristes bihamatus

エゾシカの親子 Hokkaido Sika Deer

他にもいろいろな生き物に会いましたが、今回はこれでひとまず終了します。

2022年8月15日月曜日

Wildlife in Hokkaido Vol.04

 

アオサギ Gray Herons

オジロワシとハシブトガラス White-tailed Sea Eagle and Jungle Crow

アマツバメ Pacific Swift

2022年8月12日金曜日

Wildlife in Hokkaido Vol.03

My first Fin Whales

ナガスクジラ

2022年8月11日木曜日

Wildlife in Hokkaido Vol.02

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwaters

クロアシアホウドリ Black-footed Albatross

フルマカモメ Northern Fulmar

2022年8月9日火曜日

Wildlife in Hokkaido Vol.01

ノビタキ Siberian Stonechat

キアシシギ Grey-tailed Tattlers

2022年8月8日月曜日

知床個展、終了

 7/31、知床自然センターでの個展が無事に終了しました。ご来場くださった皆様、芳名帳にメッセージを下さった皆様、アンケートに答えてくださった皆様、本当にありがとうございました。


来春に羅臼側の知床羅臼ビジターセンターでも展示をさせていただけることになりました。展示期間が近づきましたら、またこのブログで紹介いたします。

撤収前後に道東で観察した生き物たちを紹介していきます。

2022年8月6日土曜日

ツクツクボウシ初認

8/6午前、ツクツクボウシを初認しました。


私の居住地域では、これで一通り揃いました。

2022年8月5日金曜日

日本野鳥の会 神奈川支部の研究年報 BINOSへ提出

約1ヶ月前、生態調査データをまとめて、日本野鳥の会 神奈川支部の研究年報BINOS編集部へ提出しました。

2021年11月の調査地の空

類似した調査内容の論文を見つけることができませんでしたが、単独で行動する鳥では発表できるデータ数確保が難しいのかもしれません。採用されるか不安が残りますが、無事に掲載が決まったら、またこのブログで紹介をします。論文や報告の執筆は慣れない作業の連続で、思うようには捗りません。でも、いろんな新しい挑戦が詰まっていて、本当に楽しいです。


野鳥や自然を写真に撮って、ブログで紹介するだけでは次世代に何も残せないことを若者から教わった3年前から、どんなことならば私にはできるのかをフィールドを歩きながら考え、2020年からデータを集めてきました。発表することで、いつか誰かが役立ててくれることも期待しています。調査の手法もまとめ方もまだ手探りですが、様々な方のお力を借りて、できることから少しずつ、です。

調査対象として選ばれにくい生き物たちの生態のデータ収集を、フリーランスの立場だからできることとして、これからも地道に続けていきたいと思います。

2022年8月1日月曜日

数値で生態を見るおもしろさ

2020年から身近な自然の一般鳥類のデータを集めています。一般鳥類のごくごく一般的な「当たり前」の内容なのですが、その当たり前のことを示す基礎データが日本では意外と調べられていないと感じることも多いので、具体的な数値で生態が見えてくるおもしろさを感じる日々です。自然相手の数字は、時々平均や傾向から大きく外れるものが出て驚いたりすることもありますが、それも含めて、発表の準備をしています。


探し方がよくないのか、なかなか良い参考文献に当たらないので困っていますが(検索ワードが良くない?)、新しい挑戦を楽しむ今日この頃です。

2022年7月24日日曜日

知床での展示終了まで、あと少し!

知床自然センターでの私の個展展示期間もあと少しで終了です。多くの方々から、嬉しい感想が届いています。ご来場くださった方々、本当にありがとうございます。撤収前の7/30、一度お話をする機会をいただきましたので、お知らせいたします。

[7/30]神戸宇孝 お話会 「雁の道をたずねて 絵本作成裏話」

https://center.shiretoko.or.jp/event/12509-2.html



絵の作成やカリガネの絵本作成時の話に加え、野鳥画家として感じる知床の魅力なども話す予定です。ぜひお立ち寄りください。

2022年7月20日水曜日

アブラゼミ、ミンミンゼミの初鳴確認

7/18、調査地へ向かう途中に車の外から2022年初のアブラゼミとミンミンゼミの声を聞きました。


夏らしい声が、ようやくです。

先日、関西ご出身の方とセミの話になり、興味深い話を聞くことができました。もう少し自分でも調べてみて、詳しく掲載できるようにしたいと思います。

2022年7月18日月曜日

少しずつ

移動費用がガソリン高騰で過去に比べると高くなり、お財布と相談しながらになってしまっているのですが、2020年から始めた調査のうちでも比較的アクセスが楽な調査地では3期目になり、季節変化に伴う傾向が見えてきました。


今年の調査は期間中に一つ大きなイベントがあるので、その前後の記録をしっかり取りたいと思います。少しずつではありますが、身近に生きる、あまり人気のない鳥たちの生態をこれからも見つめていきます。

2022年7月11日月曜日

鳥のために後ろへ下がるカメラマン

特に警戒心の強い鳥ではなっかたのにも関わらず、鳥の動きを妨害しないように後ろへ下がって野鳥の撮影する人に、今春出会いました。カメラはネオ一眼と呼ばれるものを三脚に据えて使っていたので、画素数やレンズを考えると、画面の品質を上げるためにはやはり本当は鳥に近づいて撮影したいというのが一般的な発想だと思うのですが、彼は後ろに下がったのです。ネオ一眼はカバー範囲の広いズームレンズですから、画面構成の調整ならば、その場でもよかったはずですが、彼は後ろに下がったのです。


私も撮影時には、せめて見つけた場所から動かないことを基軸とし、対象が小さく写っていても資料として役立つ画像とは何か?を考えるようになりました。

「ここで撮影していれば影響はない」ではなく、

「ここで観察していたら、鳥に迷惑になっていないか」

と想いを巡らせながら、フィールドワークを続けていきたいと思います。

2022年7月8日金曜日

Slaty-backed Gull オオセグロカモメ

知床での展示の準備中にスケッチに出かけたら、海を望む岩の上にオオセグロカモメのカップルがいました。

Slaty-backed Gull

霧の海がきれいでした。

2022年7月6日水曜日

ノゴマ Siberian Rubythroat

さえずるノゴマを観ると、北海道に来たことを実感します。

Siberian Rubythroat 30th May. 2022 Hokkaido

2022年7月3日日曜日

Short-tailed Albatross 大洗苫小牧航路でアホウドリ

だいぶ前の話になりますが、知床での個展作品を車に積んで大洗から苫小牧行きのフェリーに乗りました。

On 5/28, I observe 2 Short-tailed Albatrosses (1Adult, 1juv)on the ferry from Ibaraki O-arai to Hokkaido Tomakomai around off the coast of San-riku (from Aomori pref to Miyagi pref).

北海道上陸後に長距離ドライブが控えていたのもあり、海鳥観察時間はセーブしながらでしたが、私以外の海鳥ウオッチャーがいない中でアホウドリを発見できて、思わずガッツポーズでした。

Short-tailed Albatross (adult) 08:08 28th/May. 2022.

この後に幼鳥も1羽確認できました。

同じ海域にはクロアシアホウドリやコアホウドリもたくさんいましたが、アホウドリには彼らが群れていた場所からは少し離れたところで出会いました。

2022年7月2日土曜日

炎天下

炎天下、コチドリが口を開けていました。


6/26、東京港野鳥公園にて。

2022年7月1日金曜日

サイズの違い

個体間の距離が近い状態で観察できる環境では、このようにサイズが違うことを実感できます。サギに限らず、亜種の見分けが苦手な私ですが、このような観察の経験を積み重ねて、自信をつけていきたいと思います。