2024年11月18日にMLで約30年確認がされていないシロハラチュウシャクシギの絶滅宣言が出されたという悲しいニュースが入ってきました。
We have to deeply understand that the Slender-billed Curlew has been declared extinct, and consider seriously how we can avoid the extinction of other waders.
RSPB:We need to learn from the loss of the Slender-billed curlew
18 Nov 2024
The slender-billed curlew is declared extinct (Global)
18/Nov/2024
https://www.youtube.com/watch?v=QZYcDzDFfR0
シロハラチュウシャクシギの主な越冬地がアフリカ北部だったそうなのですが、日本では産地や日付が不明の2個体の採集記録が存在し、1932年3月12日にイタリアで採集された貴重な剥製が保管されています。
これまで絶滅宣言された生物が再発見されている例はありますので、いつか「シロハラチュウシャクシギの生存が再確認されました!」と地球のどこかから聞かれることを願ってやみません。しかし、シロハラチュウシャクシギという種が安定して復活するのは、近年の環境状況や気象条件などを考慮すると、かなり厳しいでしょう。主に極東地域に生息するシギ類(ホウロクシギやヘラシギ、オバシギ、トウネン、キアシシギなど)も急激に減少していますので、シロハラチュウシャクシギの後を追うことになってもおかしくありません。「見られれば良い」「撮れれば良い」ではなく、数を数えてレポートをする習慣をつけていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿