2017年6月6日火曜日

ブッポウソウほか

カメラマンが撮影対象に選ぶことが増え、以前よりも人気の高くなったブッポウソウ。そのため、観察時間がしっかり確保できないことが多くなってきたので、有名な飛来地以外のブッポウソウをいつか自力で見つけたいと思っていました。

ブッポウソウ用巣箱設置活動をしている方に教えていただいた “彼らが好む環境” に当てはまりそうな場所を地図で見当をつけて訪問時に確認していたのですが、6月2日に訪れた場所では、遠くに止まる個体を一羽見つけることができました。

予想が当たると嬉しいです。

Broad-billed Roller

帰宅後に確認をすると、よく知られている一番近いブッポウソウ生息エリアまでは約50km離れていました。ここが定期的に飛来している生息地かを確認するためには来年も現地を訪れる必要があると思っています。


飛び立ったときの淡青白色がきれいでした。

風が強かった当日にもう一つ立ち寄った水辺ではこんなものもいました。距離が遠く、望遠鏡での観察はハードでしたが、ハジロクロハラアジサシの冬羽のように見えました。


Probably White-winged Black Tern

別の場所ではイヌワシを観察できました。このところイヌワシは、ネパールの山中などの海外で見ることが続いていたので、日本のイヌワシの特殊なサイズを改めて実感。でも、飛び方や風の捉え方はそんなに変わらないですね。

Golden Eagle(Aquila chrysaetos japonica

日本でのイヌワシの繁殖成功率は、日本イヌワシ研究会の最新報告によると11%まで落ち込んでいるそうです。長生きをする鳥ですが、さすがに10%代の繁殖成功率だと次世代数が心配です。樹木を伐採して狩場を増やすなど、積極的に “手を入れる保護策” が必要な段階にきていると感じます。

日本イヌワシ研究会 生息・繁殖状況調査報告

途中第二東名を使用。カーブや勾配がゆるやかで運転しやすかったです。サービスエリアではツバメを撮影。4日間での車での走行距離は1350km。久しぶりにしっかり運転しました。それにしても、日本は環境が多彩で楽しいです。

Barn Swallow

今回見聞した鳥のリスト
キジ、ヨシガモ、カルガモ、アオサギ、ダイサギ、アマサギ、コサギ、ミゾゴイ、カワウ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、イヌワシ、ノスリ、バン、コチドリ、ケリ、ハジロクロハラアジサシ、キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、ブッポウソウ、ヒメアマツバメ、アオゲラ、コゲラ、モズ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カケス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、オオヨシキリ、ウグイス、センダイムシクイ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、サンショウクイ、キバシリ、ムクドリ、コムクドリ、イソヒヨドリ、キビタキ、ハクセキレイ、キセキレイ、カワガラス、イカル、ホオジロ、ホオアカ

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