2025年10月25日土曜日

県立自然の博物館特別展「群れる鳥」

 私がボランティアをしている埼玉県立自然の博物館で、「群れる鳥」をテーマにした特別展が10月25日から始まります。

埼玉県立自然の博物館 特別展「群れる鳥」開催!

https://shizen.spec.ed.jp/2025murerutori

https://x.com/saitama_shizen/status/1978657159366983866


展示の準備のお手伝いをしてきました。コンテンツが充実しており、今後のフィールドワークで、目の前の「群れ」の意味を考えながら観察できるようになる楽しさがあると思います。

学芸員による展示解説に加え、上田恵介先生による観察・講演会もあります。詳しくは博物館ウェブサイトか以下にお問い合わせを。

埼玉県立自然の博物館

〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417-1
電話:0494-66-0404(代表) 
▼開館時間
9:00~16:30 (入館は16:00まで)
▼休館日
月曜日(祝日・7、8月は開館)
12/29~1/3、他臨時休館あり

2月23日までの長期展示です。ぜひご来館ください。

2025年10月15日水曜日

9月の確認種 My Bird List in September

毎年、見聞した鳥を日本産鳥類目録(今年から第8版)で記録しています。湿地でオジロトウネン、渡りのポイントでエゾビタキ、サシバ、ハチクマ、ヤマドリを観察できたので、9月30日の種数チェックでは225種(外来種5種 ガビチョウ、カオグロガビチョウ、コジュケイ、コブハクチョウ、ホンセイインコを含む)となりました。

27/Sep/2025

2025年10月13日月曜日

富山市ファミリーパークで絵本原画展

11月3日まで、今春出版した「かいつぶり もぐった!」原画展を富山市ファミリーパークで開催しています。ぜひご来場ください。

神戸宇孝 絵本原画展「かいつぶり もぐった!」10/11~11/3開催!

https://www.toyama-familypark.jp/10335


よろしくお願いいたします。

2025年10月10日金曜日

ツバメとコシアカツバメ Neighbors

高速道路SAを使った際、コシアカツバメの巣がツバメの巣の隣に作られた様子を見ることができました。

The nests of Red-rumped Swallow and Barn Swallow's were built neighbouring.

24/Jul/2025

2025年10月9日木曜日

夏の味 2025

我家の地域では手に入りにくい夏の味が叔父から届きました。

01/Aug/2025

子供の頃からの私の大好物で、祖父母と実母は、幼い子供の私が焼き茄子とこれを里帰りの度に美味しそうに食べる様子を見て、「あなたは年寄りみたいものが本当に好きだねぇ」と笑いながら言っていたのが、懐かしい思い出です。

2025年10月1日水曜日

Living with Snow Leopards 2025

動物写真家 秋山知伸さんが引率する2018年より始まったツアーに参加しました。8月の陽射しは強く厳しいものでしたが、今回もキャンプ地では夜に霜が降りたり、早朝に山々に雪が積もっていたりと寒さにも震える日もありました。

I participated again this year in the volunteer tour “Living with Snow Leopards”, led by wildlife photographer Tomonobu Akiyama, which began in 2018.

↓秋山知伸 AkiyamaTomonobu 野生動物写真家 トラベルライター

https://noth.jp/instructor/akiyama/

↓ボランティアツアー ユキヒョウと現地の生活を守る環境保全ツアー(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=lamk9cmeTQY

私は今回で4回目の参加で、現地の方々の財産である家畜(主にヤギやヒツジ)をユキヒョウやオオカミなどの肉食獣襲撃から守るための家畜小屋を頑丈にする作業をします。作業場所付近でテント泊、トイレは周囲を覆って穴を掘っただけのものを作ります。参加者は臨機応変に全てを楽しんでいます。


作業は、地元の方々と石運びをしたり、セメントをこねたり、屋根に使う金属パイプをとても重い金網を設置したりと多岐にわたりました。空気の薄い標高4200-4700m(訪問した最高地点は、なんと5360m!)での活動は高山病になりやすく、それぞれに大変でしたが、若者を基軸とした10-50代という幅広い年齢で構成されたメンバーは、自分のできることをその場で判断し、率先して行動をしていきました。

It was challenging for us all at altitudes of 4200-4700m, working alongside local residents – carrying stones, mixing cement, and installing extremely heavy wire mesh. All members, a wide age range from teens to fifties with young people, assessed what they could do on the spot and took the initiative to act.

teri

仕上がった小屋にヤギとヒツジを入ったことを確認できたら、完成です。


標高4300mほどなので、高山病による頭痛や慣れない環境での疲れの蓄積もありましたが、完成後に小屋のオーナーとなる方のお宅へお邪魔して美味しいお茶をご馳走になったり、感謝の言葉をいただいたことで、全てが気持ちの良い思い出に変化していくのを感じました。


木が一本も生えていない風景が続く山々ですが、ブルーシープなどの草食獣が生息し、ユキヒョウやオオカミといった肉食獣がこの風景の中にいるのです。実際には見られなくても、

「そこには、どこかに、確実に、いる」

と感じられ、

「“会える” という希望を持って探せること」

そのものが、私には嬉しく、そして楽しいです。


こんなふうに思えるのは、私が子供の頃から自然の楽しみ方を教えてくださった多くの方々のおかげだと思っています。「写真に撮れない」ことや、「小さくしか写らない」ということは、私には関係ありません。

Lammergeier

もちろん、移動やハイキングの途中で休憩すると、山々の上空にはヒマラヤハゲワシやヒゲワシ、イヌワシが舞う姿に感激し、

Black-necked Cranes

湿原では世界に16,000羽と言われるオグロヅル(のうちの6-7ペア)に会い、

Horned Lark

キャンプの周辺ではハマヒバリやヤツガシラが採餌をし、

6 Eurasian Hoopoes in one photo!

Hume's Ground-tit in Tiso kar

見たいと思っていたヒメサバクガラスもヤクの糞に潜む虫を探す様子を観察でき、感激でした。言葉と写真だけでは伝えきれない、素晴しい風景と生き物たちが棲んでいるラダックにいられる、そのことが私にとってはかけがえのないことです。

約2週間は、私を含め参加者は男女11名にとって、あっという間でした。


最後になりましたが、リーダーの秋山氏と現地のラダック・スタッフの献身的なサポートに、心から感謝をいたします。