秩父でキバシリを観察できました。私にとって埼玉で初めてでした。
I found my first treecreeper at Mitsumine Jinja Shrine.
野鳥画家ヒヨ吉の日記です。英国滞在経験があるのでUKとありますが、今は日本在住です。テキスト、画像ともに不許複製・禁無断転載です。フリーランスの権利にご理解と協力をお願い致します。 I am a bird illustrator in Japan. I was a student in U.K to study natural history illustration. All Rights Reserved
2015年11月30日月曜日
2015年11月25日水曜日
伝え切れない迫力 Geese in Izu-numa Marsh Area
11/21-23に、Aさんご夫妻からのお誘いを受け、私を含め計6人と伊豆沼・内沼へ行ってきました。この地のすごさは、なんといっても、ガンの多さです。
朝日池などでガンの飛び立ちや塒入りを見てはいますが、朝日池は数千(それでもすごいですが)、伊豆沼は万単位ですから。数百のガンの群れが小さくすら見えます。
Geese before sunrise in Izu-numa.
これまで何度か仙台平野に飛来するガンの様子は見ていますが、やはりこの数の迫力をスクリーン(面)では伝え切れないものだとつくづく感じます。特に蕪栗沼では、360度にガンの声がして、視野外にもものすごい数のガンが飛び交う光景は「現場」ならでは。その地に足を運ぶ重要性をガンたちが伝えてくれました。
朝日池などでガンの飛び立ちや塒入りを見てはいますが、朝日池は数千(それでもすごいですが)、伊豆沼は万単位ですから。数百のガンの群れが小さくすら見えます。
Geese before sunrise in Izu-numa.
これまで何度か仙台平野に飛来するガンの様子は見ていますが、やはりこの数の迫力をスクリーン(面)では伝え切れないものだとつくづく感じます。特に蕪栗沼では、360度にガンの声がして、視野外にもものすごい数のガンが飛び交う光景は「現場」ならでは。その地に足を運ぶ重要性をガンたちが伝えてくれました。
Kabukuri-numa Marsh, one of the biggest roost of waterfowl.
このような素晴らしい旅を企画してくださったAさん、そして現場でこの上ない安全運転をしてくださったOBさん、本当にありがとうございました。
Izu-numa and Uchi-numa marsh is one of the most important wintering Anseriformes in North East Japan. It is said that 80,000-130,000 white-fronted geese, bean geese, Aleutian canada geese, lesser white-fronted geese and snow geese. Of course you can enjoy them day-time in rice paddles around the marsh, I recommend you to see huge number of geese of the roosting (sunrise and sunset). It will be unforgettable opportunity for you!
Roosting Geese in Kabukuri-numa
Nitta Station (Local JR Tohoku-Line)is nearest to Izu-numa. To arrive Nitta Stattion, change at Sendai Station from Tohoku-Shinkansen.
It takes about 1.5-2hours from Tokyo to Sendai by Tohoku-Shinkansen.
If you are O.K to drive a car in Japan, Kurikoma Kogen Station of Tohoku-Shinkansen is very useful to lent a car for easy access to Izu-numa, Uchi-numa and Kabukuri-numa.
2015年11月24日火曜日
猫バンバン Before starting Engine
日産自動車のフェイスブックでこんな呼びかけをしていることを、ネットニュースで知りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000097-it_nlab-life
日産自動車
https://www.facebook.com/NissanJP/photos/a.412860628734123.94609.184414318245423/1017086684978178/
こういう呼びかけをする技術者がいる会社というのは本当に素敵です。これから冷える季節ですので、車を持つ1人として実行していきたいと思います。
「他のコメント」を見ると、軽四駆のボンネットにヨタカが止まっている画像が。こんな出会いをしてみたいですね!
In winter, feral cat goes into inside of car bonnet to have a warm. Sometimes happens sad, start driving without check.
Nissan Car company asks car drivers on its face book, tapping on bonnet before turn on engine.
https://www.facebook.com/NissanJP/photos/a.412860628734123.94609.184414318245423/1017086684978178/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000097-it_nlab-life
日産自動車
https://www.facebook.com/NissanJP/photos/a.412860628734123.94609.184414318245423/1017086684978178/
こういう呼びかけをする技術者がいる会社というのは本当に素敵です。これから冷える季節ですので、車を持つ1人として実行していきたいと思います。
「他のコメント」を見ると、軽四駆のボンネットにヨタカが止まっている画像が。こんな出会いをしてみたいですね!
In winter, feral cat goes into inside of car bonnet to have a warm. Sometimes happens sad, start driving without check.
Nissan Car company asks car drivers on its face book, tapping on bonnet before turn on engine.
https://www.facebook.com/NissanJP/photos/a.412860628734123.94609.184414318245423/1017086684978178/
2015年11月20日金曜日
2015年11月19日木曜日
チェンナイが洪水でたいへんなことになっています
日本ではほとんど報道されていないようなのですが、私の行ったことのある街が災害に見舞われてしまいました。直後は食料やシェルターが第一ではありますが、いずれは衛生や健康の面が一番心配です。
ネパールの震災に続き、多くの方の生活支援を日本が進んで取り組んでほしいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00010003-storyfulv-asia
ネパールの震災に続き、多くの方の生活支援を日本が進んで取り組んでほしいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00010003-storyfulv-asia
2015年11月17日火曜日
龍ヶ崎バードウォッチングクラブ Bird Atlas
お世話になっている茨城県の龍ケ崎バードウォッチングクラブから、「龍ヶ崎市の野鳥をしらべる」という、生息記録レポートが発刊されました(税込1500円配布)。2005年から2014年までの10年分、地域をメッシュで分けて調査をしています。
龍ケ崎バードウォッチングクラブについて
http://rbwc.jp/
興味深い記録が非常に多く、例えばここ10年で急に撮影対象として人気になったアリスイは回帰直線では減少傾向で、撮影されるようになって彼方此方にいて数は多いような印象でしたがそうではないようです。また、シギ類の減少が指摘されるようになって久しいですが、龍ケ崎市では増加傾向のグラフになっている種類が5つもあるのは新鮮でした。
近年、コサギの減少がさまざまな地域で言われ始めていますが、龍ケ崎市ではアオサギ以外は回帰直線での傾きはすべて減少となっているのも、私には意外なものでした。
回帰直線で表すと、この10年で劇的に減少をしているのは、カッコウ、ヨシゴイ、アマサギ、タマシギなどです。どういう環境変化があり、何が起きているのかなど、このデータを元に地元のみならず、龍ケ崎市を訪問するバードウォッチャーたちからこのバードウォッチングクラブへの協力などが進むことを願って止みません。
地域の鳥たちを見つめる人たちの活躍は、きっとこれからも続くことでしょう。あちこち飛び回るバードウォッチングもいいですが、自分の身近なフィールドをしっかり見つめている龍ヶ崎バードウォッチングクラブのような活動のほうが、地域の生きものへの愛を感じます。
私も自分のすむ地域で野鳥センサス(公園、河川沿い、里山)をして、さまざまな傾向を捉えられているので、こういう活動の重要性を感じています。
陰ながらではありますが、応援していきたいと思います。
The Ryugasaki Bird Watching Club published a decade bird atlas in Ryugasaki city, Ibaraki. It is very interesting bird report in this local patch.
19日追記:
今日お会いしたN氏によると、場合によっては回帰直線は扱い方に注意も必要との説明をいただきました。数学苦手な人間にはこういうお話をいただけることは、いろいろ勉強になります。ありがとうございました。
龍ケ崎バードウォッチングクラブについて
http://rbwc.jp/
興味深い記録が非常に多く、例えばここ10年で急に撮影対象として人気になったアリスイは回帰直線では減少傾向で、撮影されるようになって彼方此方にいて数は多いような印象でしたがそうではないようです。また、シギ類の減少が指摘されるようになって久しいですが、龍ケ崎市では増加傾向のグラフになっている種類が5つもあるのは新鮮でした。
近年、コサギの減少がさまざまな地域で言われ始めていますが、龍ケ崎市ではアオサギ以外は回帰直線での傾きはすべて減少となっているのも、私には意外なものでした。
回帰直線で表すと、この10年で劇的に減少をしているのは、カッコウ、ヨシゴイ、アマサギ、タマシギなどです。どういう環境変化があり、何が起きているのかなど、このデータを元に地元のみならず、龍ケ崎市を訪問するバードウォッチャーたちからこのバードウォッチングクラブへの協力などが進むことを願って止みません。
地域の鳥たちを見つめる人たちの活躍は、きっとこれからも続くことでしょう。あちこち飛び回るバードウォッチングもいいですが、自分の身近なフィールドをしっかり見つめている龍ヶ崎バードウォッチングクラブのような活動のほうが、地域の生きものへの愛を感じます。
私も自分のすむ地域で野鳥センサス(公園、河川沿い、里山)をして、さまざまな傾向を捉えられているので、こういう活動の重要性を感じています。
陰ながらではありますが、応援していきたいと思います。
The Ryugasaki Bird Watching Club published a decade bird atlas in Ryugasaki city, Ibaraki. It is very interesting bird report in this local patch.
19日追記:
今日お会いしたN氏によると、場合によっては回帰直線は扱い方に注意も必要との説明をいただきました。数学苦手な人間にはこういうお話をいただけることは、いろいろ勉強になります。ありがとうございました。
にらめっこ Meadow Bunting and Bull-headed shrike
モズとホオジロがお茶畑で、にらめっこ。モズは隣の畑にいるコオロギやバッタを狙っているだけのようでしたが、場合によっては獲物になってしまうホオジロには、気になる相手のようです。
Meadow Bunting and Bull-headed shrike
2015年11月16日月曜日
ウソの声 Bullfinch
16日、いつもの雑木林センサスでウソの声を初認。カシラダカの群れが茂みからワサワサ飛び上がるようにもなりました。シロハラは群れでムクノキの実に来ていて、時々アカハラが混じるようにもなりました。
Rustic Bunting
15th Nov 2015, the first record of Bullfinch in Sayama Area, Saitama this winter. I could meet some flocks of rustic bunting, too.
2015年11月11日水曜日
ツグミ初認 Dusky thrush
本日、In公園にてツグミ4羽の群れを初認しました。昨日午後は見かけなかったので、昨日の夕方以降に到着したのでしょう。半年ぶりの再会に心の中でおもわず「おかえりなさい」と言ってしまいました。アカマツにはキクイタダキの姿、上空からはカシラダカの声がしたので、冬鳥たちが動いているようです。
Dusky thrush
Dusky thrush comes back to Saitama pref.
Dusky thrush
Dusky thrush comes back to Saitama pref.
2015年11月5日木曜日
荒川のハクガン
東京都(足立区)に58年ぶりにハクガンが飛来したことがニュースになっています。でも、人や犬が近寄っても逃げなかったという情報もあり、個人的には野生とするにはどうも怪しい気がします。少し前にやってきた彩湖のマガンも警戒心が薄かったとのことですから、なおさらです。これは野生生物を観察している人間からすると、実に不自然です。佐渡に年中いるオオヒシクイやマガンも然りです。
近年、日本の主な飛来地から外れた場所に飛来するツルやガンのなかに人をまったく警戒しない個体や群れが見られることが増えている気がしており、海外で人目に触れない状態で大型鳥類を飼育している人がいるのではないかと勘ぐってしまいます。
個人で飼育している人ならば、足環もしないでしょう。犬が近くを通っても逃げないのは、雛のころからそばに親鳥を襲わない犬がいたと考えると合点がいきます。飼育している鳥たちが飼育施設の周辺にいる野生生物に襲われないように番犬がいて、しかも飼育されている鳥を襲わないように犬が訓練されていれば、飼育鳥類が野外に飛んでいったときにも犬を怖がることはないでしょう。
最終的な記録の扱いは山階鳥類研究所や日本野鳥の会にもちろん委ねますが、個人的にはきちんと海外の飼育情報収集をしてこの類いの記録の扱いは慎重にしたほうがよいと思っています。
ハクガンの場合、日本雁を保護する会とロシアの共同で行なった北東アジアのハクガン個体群復元計画によって、日本の空にハクガンが群れで飛来しつつありますので、その一部ではないか?と思う方もいるでしょう。
しかし、この事業によって増え始めたとされる日本に飛来するハクガンは、渡り途中の道内(十勝など)や 越冬地(秋田など)では非常に警戒心が強い(200m程度離れないと警戒する)と聞いています。
この日露共同のハクガン復元計画で個体群復活のための卵の移送などは1993年しか行なわれていないため、現在は野生化で繁殖していることは間違いないものと思われます。ちなみに、2007年以降に飛来数が増え、2012年度は91羽中48羽が幼鳥だったそうです(雁の里親友の会発行 雁の友No.48より)。
日露共同ハクガン復元計画
http://homepage3.nifty.com/shibalabo/top/2-1/2-1-2/ac.htm
この事業によるハクガンも人の手が加わっているから純粋に「野生ではない」と言われれば、確かに今の日本に、人の手が加わっていない野生のハクガンは「いない」のかもしれません。しかし、すでに人の手を離れて渡りもしていることから、犬を怖がらない鳥がいるとは思えません。
以上のことから、おそらく今回荒川に現れた3羽のハクガンは、復元計画の群れとは違うルートで日本に来たと感じており、記録をするには熟慮する必要性を感じています。
11月25日追記
柴田佳秀さんが都市鳥類研究会の掲示板で、この警戒心が薄いハクガンは幼鳥である点を考慮されて、野生個体であるとおっしゃられています。
http://6927.teacup.com/urbanbirds/bbs/76
12月25日追記
松田道生さんも、DIGISCO.COMのコラムで、荒川のハクガンは野生個体との見解をしめされています。ハクガンを飼育している施設の少なさ、幼鳥が3羽同時に逃がすことの可能性の低さを指摘されています。
http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku1.htm
野鳥への見識の高いお二人の貴重な見解は、若輩者にはたいへん勉強になります。このような文章をウェブで拝読できるという、贅沢な世の中に感謝です。
もう1人、紹介したいブログがあります。今回のハクガンの飛来について述べている青年。心にズシッときました。
http://takabirds.exblog.jp/25100496/
近年、日本の主な飛来地から外れた場所に飛来するツルやガンのなかに人をまったく警戒しない個体や群れが見られることが増えている気がしており、海外で人目に触れない状態で大型鳥類を飼育している人がいるのではないかと勘ぐってしまいます。
個人で飼育している人ならば、足環もしないでしょう。犬が近くを通っても逃げないのは、雛のころからそばに親鳥を襲わない犬がいたと考えると合点がいきます。飼育している鳥たちが飼育施設の周辺にいる野生生物に襲われないように番犬がいて、しかも飼育されている鳥を襲わないように犬が訓練されていれば、飼育鳥類が野外に飛んでいったときにも犬を怖がることはないでしょう。
最終的な記録の扱いは山階鳥類研究所や日本野鳥の会にもちろん委ねますが、個人的にはきちんと海外の飼育情報収集をしてこの類いの記録の扱いは慎重にしたほうがよいと思っています。
ハクガンの場合、日本雁を保護する会とロシアの共同で行なった北東アジアのハクガン個体群復元計画によって、日本の空にハクガンが群れで飛来しつつありますので、その一部ではないか?と思う方もいるでしょう。
しかし、この事業によって増え始めたとされる日本に飛来するハクガンは、渡り途中の道内(十勝など)や 越冬地(秋田など)では非常に警戒心が強い(200m程度離れないと警戒する)と聞いています。
この日露共同のハクガン復元計画で個体群復活のための卵の移送などは1993年しか行なわれていないため、現在は野生化で繁殖していることは間違いないものと思われます。ちなみに、2007年以降に飛来数が増え、2012年度は91羽中48羽が幼鳥だったそうです(雁の里親友の会発行 雁の友No.48より)。
日露共同ハクガン復元計画
http://homepage3.nifty.com/shibalabo/top/2-1/2-1-2/ac.htm
この事業によるハクガンも人の手が加わっているから純粋に「野生ではない」と言われれば、確かに今の日本に、人の手が加わっていない野生のハクガンは「いない」のかもしれません。しかし、すでに人の手を離れて渡りもしていることから、犬を怖がらない鳥がいるとは思えません。
以上のことから、おそらく今回荒川に現れた3羽のハクガンは、復元計画の群れとは違うルートで日本に来たと感じており、記録をするには熟慮する必要性を感じています。
11月25日追記
柴田佳秀さんが都市鳥類研究会の掲示板で、この警戒心が薄いハクガンは幼鳥である点を考慮されて、野生個体であるとおっしゃられています。
http://6927.teacup.com/urbanbirds/bbs/76
12月25日追記
松田道生さんも、DIGISCO.COMのコラムで、荒川のハクガンは野生個体との見解をしめされています。ハクガンを飼育している施設の少なさ、幼鳥が3羽同時に逃がすことの可能性の低さを指摘されています。
http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku1.htm
野鳥への見識の高いお二人の貴重な見解は、若輩者にはたいへん勉強になります。このような文章をウェブで拝読できるという、贅沢な世の中に感謝です。
もう1人、紹介したいブログがあります。今回のハクガンの飛来について述べている青年。心にズシッときました。
http://takabirds.exblog.jp/25100496/
登録:
投稿 (Atom)